作ってみようかな ピンホール式日蝕観測筒

 日蝕の観察、太陽を直接見るのはあまり眼に良くないようです。角度の低い朝日や夕日でもちらっと見ただけで、網膜に黒い残像がしばらくちらつくことがありますから、昼近くの太陽を見続けることは無理でしょう。

 そこで、『YOMIURI ONLINE』の記事でも紹介していた「ピンホール式日蝕観測筒」、簡単そうですからつくって見ますかね。『神戸新聞』の「日食の観測器、手作りできます 明石・天文科学館」という記事に詳しいつくり方がありました。「明石天文科学館」のサイトでもこれを紹介しているようです。

 今月22日、日本で46年ぶりに観測できる皆既日食を前に、子どもたちでも簡単に作れるピンホール式の太陽観測器を、明石市立天文科学館の学芸員らが考案した。紙コップや画用紙などが材料。学芸員らは「市販の道具に頼らず、手作りしたものを使って観測すれば、もっと思い出深いものになるはず」と話している。
 皆既日食は屋久島などで観測でき、兵庫県内では午前11時すぎ、最大8割ほど欠けた太陽が見られる。直接見ると失明の恐れがあり、サングラスや黒い下敷き、スス板ガラスも、赤外線を通すため危険だ。
 赤外線をカットする専用グラスなどは市販されているが、学芸員らは手作りにこだわった。用意するものは、紙コップや画用紙、輪ゴムなど安価なものばかり。小学生でも短時間で作ることができる。
 同科学館は、明石市内の小学校教諭らを対象に、製作講習会を開くなど普及にも力を入れている。考案者の1人、井上毅学芸員(40)は「科学に興味を持つ機会にしてほしい」と呼び掛けている。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002083165.shtmlUntitled

 図は、「ピンホール式日蝕観測筒」の作りかたです。『神戸新聞』から引用しています。使い方も、ちょっとした要領が必要なようですから、興味がある方は、直接記事にアクセスしてご覧ください。

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8割も欠ける部分日蝕なら見てみるか

 7月22日水曜日には、皆既日蝕が46年ぶりに日本で見ることができるらしい。しかし、南の方では「皆既」と言われているけど、本土ではどのくらい太陽が欠けて見えるのか。よく知らなかったので、いまひとつ興味がありませんでした。

 そんなときに、『YOMIURI ONLINE』の7月8日に「専用メガネ販売好調…明石天文科学館で日食フィーバー」という記事。タイトルを見るとビジネス記事のようですが、日蝕そのものに関しても、感じていた疑問に的確に応える解説がありました。

 「明石ではどのように欠けて見えるのか」「何時ぐらいから日食が始まるの?」――。国内の陸地で46年ぶりに観察できる22日の皆既日食を控え、兵庫県明石市立天文科学館に問い合わせが相次いでいる。1日20件を超える日もあり、〈世紀の天体ショー〉に向けたムードは高まり、職員も準備に追われている。
 同館によると、鹿児島県のトカラ列島などが絶好の観測ポイント。明石市内でも太陽の約8割が欠ける「部分日食」を観察できる。午前9時46分に太陽の右上部分から欠け始め、同11時4分の「食の最大」を経て午後0時24分まで続く。
 同館は、6月2日からプラネタリウムで日食の仕組みや市内での見え方などを疑似投影する特別プログラムを上映。市民向けに安全な観察方法などを紹介する講演会を開いたほか、日食が終わった後の29日には、子どもたちが夏休みの自由研究のテーマに取り上げやすいよう、プラネタリウムで復習できるようにする。
 観測用メガネの売れ行きも好調だ。黒い下敷きや写真用フィルムでの長時間の観察は、太陽からの赤外線などで目を痛めることもあるといい、特殊なフィルターを取り付けたメガネを4月下旬から販売。350円と1200円の2種類が計約800個売れた。
 また、同館広報誌では、5ページの日食特集を組み、面白い観察法として、底部のトレーシングペーパーに太陽を映し出す「ピンホール式日食観測筒」の作り方を掲載。これらを利用して、実際に日食を観察する「観望会」を22日に開く。

http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090708-OYO1T00489.htm?from=main2

 広島と明石は、距離も近いし、緯度もほぼ横並びですから、だいたい同じような条件と考えても良いのではないでしょうか。午前10時前から始まって、11時ころに最大に、0時半頃までに終わる。部分日蝕だとしても、8割も欠けて見えるとすれば、面白そうですね。しかも、46年ぶりか。次にその機会が来るのは、相当の年齢になってからになります。この際、天気さえ良ければ、何とか時間をつくって、「日蝕観測」に挑戦してみますか。

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思い込みを追究して逆の結果に到ることも

 『CNN.cp.jp』サイト(2009.07.06)に「コーヒーに口臭予防の効果と イスラエルの研究者」という記事がありました。世界中には、いろんなことをいろんな角度から、研究する人たちがいるものです。そして一般的な仮説から、思いもかけない結果を導き出すことも。

ロンドン(CNN) これまで「口臭の原因」の1つとされることの多かったコーヒーに、実は口臭を抑える効果があるとの研究結果を、イスラエルのチームがこのほど報告した。
 テルアビブ大医学部で口臭の治療などを研究するメル・ローゼンバーグ氏らは、コーヒーが口臭を引き起こす仕組みを解明しようと、口の中から採取しただ液に、同国や米国のメーカー数社のコーヒーを混ぜておき、発生するにおいなどを調べた。その結果、当初の予想に反して、コーヒーには口臭の原因となる細菌の働きを抑える効果があることが分かったという。
 ローゼンバーグ氏はCNNとのインタビューで、「コーヒーで口臭が強くなるといわれてきたのは確か。だが、それはコーヒー自体から発生するにおいではないようだ」と語った。同氏によれば、コーヒーにはだ液の分泌を抑える成分が含まれているため、口の中が乾燥する。さらに、コーヒーに加えたミルクなどと混じって口に残ると、口臭が起きやすくなると考えられる。
 チームでは今後、コーヒーの消臭効果を利用して、口臭を防ぐマウスウォッシュ(洗口液)や歯みがき剤、ガムなどを開発したい構え。同様の研究はすでに、クローブの精油など一部の植物成分で進められている。ただし、実用化へ向けてカギとなるのは、コーヒーに含まれる数百種類の成分の中から有効成分を見つける作業だ。
 ローゼンバーグ氏は「成分の特定には長い時間がかかる」との見通しを示す一方、「今回の実験は、仮説が常に正しいわけではないということ、そして誤った思い込みから興味深い結果が生まれることもあり得るということを示す教訓になった」と話している。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200907060023.html

 しかし、コーヒーが口臭の原因のひとつと考えられていたとは知りませんでした。確かにコーヒー臭い人に話しかけられた経験はありますが、記事によると、コーヒーを飲むと唾液の分泌が抑えられて口が渇くため、口臭が起きやすくなるとかで、コーヒー自体の匂いではないようです。

 それよりも、今回の新たな発見は、口臭の原因を突き止めようとしたら、コーヒーの成分に原因となる細菌の働きを抑える効果があることが分かったこと。しかし、これまでコーヒーを飲むことが口臭の原因とされてきたということは、この消臭効果は、日常的に飲む量ではあまり期待できないかもしれません。成分の抽出が必要なようです。

 それにしても、メル・ローゼンバーグ氏の「今回の実験は、仮説が常に正しいわけではないということ、そして誤った思い込みから興味深い結果が生まれることもあり得るということを示す教訓になった」という最後の一言は、示唆に富んでいます

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火山ウォーキング 下山路でちょっとした冒険 

 「広島南アルプス」の最高峰火山(488m)を踏破しました。当日は、梅雨の合間の曇りがちの空模様、平地では過ごしやすい一日のようでしたが、山では少し歩いただけで、Tシャツが汗でびっしょりに。ウィンドブレーカーをリュックに備えていた4月頃とくらべると、ずいぶん違うものです。

 今回は丸山ウォーキングの経験を生かして、極力登山口近くまで自転車で走ることにしました。下山口からの移動のことも考えて、あまり上には行かずに、駐輪できるスペースがあるところまで行きました。それでも、立専寺から上の方になると、結構勾配がきつく、自転車を押して歩くことに。

 武田山登山口を右にとおり過ごし、すぐ左側にあった渓流で、頭を冷やして、いよいよウォーキングの開始です。掘切りコースを歩く予定が、どうも水越峠コースに向かったらしく、思い描いてたより距離がありました。おかげでひょうたん岩には、たどり着くことができませんでしたが、途中に「水越○○」という湧き水が出るところがあって、気持ちよく顔を洗うことができました。

 いくつかのアップダウンをしてたどり着いた火山山頂は、岩場があって見晴らし良好です。曇り空でしたから、スッキリとは行きませんでしたが、安佐南から東区が見渡せます。武田山や丸山、大茶臼山も眺めることができましたが、あれを縦走するとなると、少し覚悟が必要なようです。

 帰りは、権現垰へ向かいました。一路ダウンばかりではなくて、疲れた気分に追い討ちをかけるようにアップがあります。地図にはその手前に、三田垰の下山道が示されていましたが、現地ではよく分かりませんでした。とにもかくにも、権現垰から、春日野団地にたどり着きました。

 ところが、その春日野団地から自転車を置いたところまでの、道筋が地図ではよく分かりません。まぁ、地続きですから、歩いていればたどり着くことは間違いないと太っ腹で、それでもできるだけ速くつけるように考えながら、直感を頼りに歩きました。

 団地の北端まで、大回りしてみましたが、下り道がありません。少し戻ってみると、一般の歩行路になってない、ため池までの長い階段がありました。一般道まで出れるのかどうか分かりませんでしたが、いちかばちか挑戦してみることに。ダメでももう上りたくないと思いながら階段を下りて、草が生い茂った池のフェンス脇を潜り抜けて行くと、何とか道路にでることができました。

 さらに、感と記憶を頼りに、もうひとつ北側の谷への近道を見つけて、なんとか自転車を置いた場所にたどり着くことができました。子どもと一緒でしたので、今回のウォーキングは、思いがけず、いつも以上に非日常的な、ちょっとした「冒険」になりました。

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短期記憶を長期記憶に切り替えるメカニズム

 記憶を長期間保持するには睡眠が不可欠であることが、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループによって裏付けられた。MITピコワーPicower学習記憶研究所、理研-MITセンターのチームによる今回の研究では、目覚めているときの経験を睡眠中に「再生」できないマウスは、経験したことを記憶する能力が低いことが示され、医学誌「Neuron(ニューロン)6月25日号で報告された。
 研究著者で同研究所教授の利根川進氏は、「経験後の睡眠とその経験の長期記憶の確立との間に分子的関連性があることが示された。記憶の再生と記憶の定着との関連を示した研究は今回が初めて。眠っている脳は、経験を短期記憶から長期記憶に転換する前にビデオクリップのように経験を再生する必要がある」と述べている。
 今回の研究では、3シナプス回路(trisynaptic circuit)を妨害する特殊な餌を与えたマウスの脳に電極を埋め込むことにより検証を実施した。海馬にみられるこの回路は、記憶が別の部位に保存される前のプロセスで重要な役割を演じることがわかっている。起きて迷路の中を走っている間、マウスには新しく学んだ課題(迷路を通り抜けること)を認識する際に発火する細胞が形成され、その後の睡眠中に、この細胞が同様の順序で発火することがわかった。睡眠中に3シナプス回路が適切に機能するマウスは、この回路を不能にしたマウスよりも迷路を長期間記憶することができたという。
 「睡眠中に3シナプス回路の仲介によって海馬の記憶を再生することが、長期記憶の形成に欠かせない役割を担っているというのがわれわれの結論である」と利根川氏は述べている

http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=1940&Itemid=37

 2009年7月2日『ヘルスデージャパン』に、掲載されていた「長期記憶には睡眠中の記憶再生が不可欠」という記事です。マウスを使った実験で得られた結果のようですが、ヒトにもあてはまるのでしょうか。そのことについては、言及されていませんが、人間の記憶メカニズムの解明に関しても、示唆するものがあるのかもしれません。

 短期記憶が、睡眠中に海馬にある3シナプス回路で再生されることで長期記憶として形成されるということらしい。いったい、「再生」とはどんな状態でしょう。おそらく、夢とは違うんでしょうね。必ずしも、毎晩夢を見るわけでもないし、その日に体験したことや覚えたことが出てくるわけではありませんから。

 そして、「再生」と睡眠時間との関係はどうなんでしょう。ヒトの長期記憶が同じように作られると仮定して、一定の睡眠時間が必要ということになると、試験の直前に寝る間を惜しんで知識を詰め込むということが、まるっきり馬鹿げた気安め行為になってしまいます。まぁ、その場しのぎの短期記憶で済む場合もありますが・・・。そのときには、藁をもすがる思いですか。

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地球温暖化で野生ヒツジが小型化?

 イギリスの科学者が、島のヒツジの状態を調査研究し、その結果を『サイエンス』誌に発表。『CNN』のサイトに、「スコットランドの野生ヒツジ、温暖化の影響で小型化と」というニュースが掲載されていました。

 英スコットランドに生息する野生のヒツジが地球温暖化の影響で小型化しているとの研究結果を、英インペリアル・カレッジ・ロンドンの科学者らがこのほど発表した。
 米科学誌サイエンスに報告された研究によると、同大のティム・カウルソン氏らは、スコットランド沖のヒルタ島に生息するソーエイヒツジの群れについて、メスの体重や育ち方の変化を分析した。その結果、過去約25年の間に子ヒツジの成長が遅くなり、全体として小型化が進んでいることが分かったという。
 子ヒツジの体重は通常、誕生直後から急激に増加する。厳しい冬に耐えるためには、太る必要があるためとみられる。だが近年、温暖化の影響で冬が年々短くなり、体重増加の必要がなくなっているというのが、カウルソン氏らの説だ。
 「自然淘汰の法則に基づけば、体の小さいヒツジよりも大きいヒツジの方が生存率が高く、繁殖しやすいはず。ソーエイヒツジの例は、環境の変化が自然淘汰による進化を覆すほどの影響力を持ち得ることを示した」と、同氏は説明する。ただ、このまま温暖化が進んだ場合に、ヒツジが「ポケットサイズ」まで小型化するかどうかについては、「現時点では予測できない」と話している。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200907030018.html

 気温が上昇して、さほど大きくならなくても、冬越しすることが可能になったのでしょうか。変化するまでに、かなりの時間が必要な「進化」と違って、環境や生育条件に対する「適応」は短い時間で進むようです。そういえば、確か、日本人の平均身長も、第二次世界大戦後の数十年間で10cm以上伸びたということを聞いたことがあります。

 それにしても、地球温暖化は思いもしないところにも影響が出てくるものです。島という限定された地域に住む、野生のヒツジという条件があるからでしょうが、だからこそ、広域での移動や人間の保護で緩和されない、「生(なま)の」地球温暖化の影響が分かるのかもしれません。

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脱水で起こる起立性低血圧

 寝ている状態や座っている状態から、急に起き上がったり立ち上がったりしたときに、気が遠くなったり、頭がフラフラしたり、めまいがしたりなどの症状が起こる場合、起立性低血圧が疑われるようです。その中でも、特に脱水症との関連を、『メルクマニュアル 医学百科 家庭版』「起立制定血圧」の項から見ていきます。

起立性低血圧は特に高齢者に多くみられます。
 起立性低血圧は特殊な病気ではありませんが、血圧の変化に代償機構が即座に反応できなくなります。人が急に立ち上がると、重力によって脚や下半身の静脈に約0.5リットルの血液がたまります。その結果、心臓に戻る血液の量と心臓から送り出される血液の量が減少して血圧が低下します。正常な状態では、体は血圧の低下にすぐ反応します。具体的には、心臓は速く力強く拍動して送り出す血液の量を増やし、細動脈は収縮して血流への抵抗を強めます。これらの代償機構が働かなかったり、働きが非常にゆっくりであることが高齢者でよくみられ、その場合に起立性低血圧が起こります。

 原因として、心臓の機能障害や、血液量の減少、細動脈や静脈の拡張、疲れ、運動などを上げていますが、脱水は、血液量の減少に関係しているようです。

 血液量が少なくなると起立性低血圧が起こります。高血圧の治療に使われる利尿薬は、体から体液を取り除いて血液量を減らします。特に高用量で使用される強力な利尿薬は、起立性低血圧の一般的な原因です。出血、ひどい嘔吐による多量の水分の喪失、下痢、多量の汗、多量の尿(無治療の糖尿病やアジソン病でよくみられる症状)などによっても血液量は減少します。高齢者は病気のときに脱水症になりがちですが、脱水症は血液量を減少させるため起立性低血圧を引き起こします。病気の高齢者は、他人の助けなしでは水分をとることができません。また、病気の間は脚の筋肉をあまり使わないので、脚の静脈に血液がたまり(参照)、心臓に送り戻されなくなります。たまった血液のために心臓へ戻る血液の量が減少して血液量が減り、血圧が低下します。
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec03/ch023/ch023c.html

 解説されているような病気の場合だけでなく、健康ではあっても、日常生活を横臥して過ごすことが多い高齢者は、脚の筋力が弱くなってしまい、血液ポンプの働きが不十分に果たせないこともあるようです。やはり、健康で長生きするためには、適度な運動は欠かせません。

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いつのまにか増えていた広島の新型インフルエンザ感染者

 東広島市と福山市で、1人ずつの新型インフルエンザの感染者が確認されてから後、あまり騒がれないので、梅雨の高温多湿で、すっかりウイルスが息を潜めたのか、広島市では無風状態かと錯覚していましたが、どうもそう単純ではなかったようです。

 『中国新聞』オンライン版7月5日付に、「新型インフル、広島で新たに11人、広陵高は休校へ」という記事が掲載されていました。

 広島市は4日、市内在住の11人が新型インフルエンザに感染したと発表した。市内の感染は計30人となった。
 市によると、2人は広陵高(安佐南区)の男子生徒で、同高は6~10日の休校を決めた。ほかに、安田女子高(中区)の生徒7人▽市が濃厚接触者として健康観察をしていた20代女性▽米国から2日に帰国した30代男性。いずれも症状は安定し、自宅で療養しているという。
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200907050260.html

 広島市で合計30人。さらにふり返ってみると、7月4日付には、「新型インフル、広島で急増 二次感染拡大57人」という記事がありました。

 広島県内で感染が確認された新型インフルエンザ患者が急増している。3日深夜までで57人に達した。当初は海外からの帰国者が中心だったが、6月29日以降は二次感染が拡大。患者がさらに増えることが予想され、県は3日、季節性インフルエンザと同様に原則すべての医療機関で診療する態勢に6日から切り替える方針を決めた。
 感染者は7市2町の57人で、20歳未満が40人と7割を占める。6月9日に東広島市の男性の感染が確認されて以降、28日まではまん延国からの帰国者や来日した海外在住の日本人が中心で、県内での二次感染は確認されていなかった。
 29日からは一変し、感染者との接触した人が大半を占める。呉市は28日にロシア旅行した家族3人の感染を確認したが、それまでの間の会社出勤やスポーツ指導などを通して感染が広がった。

 広島市では6月下旬に市内であった「広島市―ホノルル市スポーツ交流事業」に参加した高校生やその家族が感染し、6校が休校・休園措置を取った。
 3日は、県立広島病院(南区)の看護師から看護師への院内感染が確認された。医療関係者の感染は初で、同病院は看護師が担当していた入院患者や濃厚接触した職員に予防的に治療薬タミフルを投与し、感染の拡大防止に全力を挙げている。
 県が3日開催した危機対策本部員会議では厚生労働省の方針変更を受け、基本対処方針を改定。(1)発熱外来に限っていた外来診療をすべての医療機関に広げ、電話連絡した上で受診(2)自宅療養が原則で、ほかの病気にかかっているなど重症化の恐れがある人は入院治療(3)遺伝子検査は重症化や集団感染が疑われる場合―とした。
 県は、県民に対し、今回の新型インフルエンザは軽症の事例が多く、冷静な行動が大切▽受診の際はマスク着用▽うがい・手洗いなど個人ができる対策の実行―の3点を徹底するよう呼び掛けている。
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200907040211.html

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今年も東シナ海から大型クラゲが流れてくるかも

 『水産総合研究センター』が2009年6月29日に発表したプレスリリース「大型クラゲについて(6月25日)」によると、東シナ海で、大型クラゲの出現を確認したということです。まだ日本の沿岸に流れ着くかどうかということは、「予断するものではない」としていますが、可能性は大きいようです。

 独立行政法人水産総合研究センターの調査(水産庁補助事業)によれば、6月19~25日に東シナ海中央部において、目視観測及び採集調査により大型クラゲの出現を確認しています。
 また、6月23日に済州島北側の東シナ海において、目視調査により大型クラゲの出現を確認しています。
 上記の情報は、今年度における我が国周辺水域での大型クラゲの大量出現を予断するものではありませんが、今後とも、関係府県や関係機関等と連携して大型クラゲ出現調査を実施する予定です。

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

本年大型クラゲが確認された海域(PDF:25KB)
http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr21/210629/

 『ウィキペディア』によると、大型クラゲとは、一般に「エチゼンクラゲ」と呼ばれていて、大きいものでは傘の直径が2m、重さは200kgにもなる、かなりのビッグサイズ。これまで何度か、大量発生して日本海沿岸に流れてきて、網が破れるなど、漁業に大きな被害を与えているようです。そう言えば、テレビで見たことがあります。

 中華料理では、これまで食材として用いられてきたといいますから、加工の仕方によっては、食用として活用することは可能なようです。但し、この大型クラゲを捕獲するためには、別途設備が必要な上、毎年同じように発生するわけでもないから、実際に利用するには困難があるということ。思うようには、いかんもんです。

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神経突起の過剰な刈り込みを制御するタンパク質

 アルツハイマー病は、βアミロイドというタンパク質が脳内に蓄積して、神経細胞が損傷を受けるために起こると思っていましたが、βアミロイドが蓄積するから発症するのか、あるいは病気の結果βアミロイドが沈着するのか、まだ結論が得られていないようです。

 βーアミロイドの問題とは、アプローチの仕方が違いように思えますが、その原因を解明する新たな研究結果のひとつとして、『東京大学 大学院 理学系研究科 理学部』のサイトに「脳の配線ミスを生後の発達期に修正する新たなメカニズムの発見」(2009年6月29日)というプレスリリースが発表されていました。

 ヒトの脳では、一千億個以上もの神経細胞が互いに神経突起を伸ばし、複雑かつ精密なネットワークを形成しています。このようなネットワークがどのようにして作られるかは、生物学における大きな謎の一つです。近年、脳の発達期に観察される神経突起の“刈り込み”と呼ばれる現象が、大きな注目を浴びるようになりました。ヒトなどの高等動物では、生まれた直後の脳は未成熟で、個々の神経細胞は正しい相手以外とも多くの神経接続を形成しています。ところが成長が進むと、不要な神経突起は排除されていきます。この “刈り込み”は、機能的な神経回路を構築するための重要な過程であると考えられます。しかしながら、“刈り込み”に関わる遺伝子やタンパク質はあまり知られておらず、この現象が分子レベルでどのように制御されているかはほとんど不明でした。
 “刈り込み”のメカニズムの解明は、臨床応用の観点からも重要です。“刈り込み”が適切に制御されないことが、病気の発症につながり得るからです。その最たる例を、アルツハイマー病やパーキンソン病などに代表される神経変性疾患に見ることができます。これらの病気では、本来起こるべきでない時期や部位で神経突起の削除が起きており、これが脳機能低下の一因となると考えられています。また、アルコールの過剰な摂取や肥満も神経突起の異常な削除を引き起こすことが知られています。正常な脳の発達過程における“刈り込み”の際に、不要な神経突起だけが削除され、必要な神経突起は維持されるメカニズムを解明することで、これらの疾患の治療法の開発にもつながると期待されます。
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/press/press-2009-14.html

 今回の研究では、「刈り込み」によって神経の突起を切り離す「MBR-1」というタンパク質と、それを制御する「Wnt」というタンパク質を見つけたらしい。個体の発達過程で、不要になった細胞が自滅するアポトーシスという現象が起こりますが、神経の接続でも、同じような経過をたどるようです。

 アルツハイマー病の原因が、神経突起の過剰な「刈り込み」だとすると、βアミロイドの蓄積は、原因ではなく結果なのかもしれません。パーキンソン病も、ドーパミンが不足するのは、神経突起の接続そのものが少なくなった結果でしょうか。脳の問題は、まだまだ、奥が深いようです。

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