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腰椎椎間板症と腰椎椎間板ヘルニアの違い

 腰椎椎間板症と腰椎椎間板ヘルニア。どちらも椎間板の構造的な変性によって、起こるようですが、どのように違うのか、「日本脊椎脊髄病学会」のホームページその他を参考に勉強してみることにしました。

 まず、腰椎椎間板症です。椎間板は、10代後半から髄核の水分の減少して退行性変性(老化)が起こりはじめます。これによって椎間板の支持性やクッションとしての機能が低下してくると、脊柱管の中の神経を刺激したり、脊椎の靭帯や椎間関節、筋肉に負荷をかけることで、腰痛を感じることがあります。症状は急性で、身体を動かしたとき、特に前に曲げたときに痛みが強くなることが多く、下肢のシビレや痛み、膀胱や直腸の症状を伴うことは希と言われています。

 腰椎椎間板ヘルニアは、同じく椎間板の退行性変性が起こることによって、椎間板に裂け目ができて、その裂け目が外側まで広がったときに、椎間板の内容物が押し出され、飛び出した状態のことを言います。突出した部分が神経根を抑えると、下肢にシビレや痛みなどを、馬尾神経を圧迫すると両側の下肢に症状が出て、さらに排尿や排便の障害が起こることもあります。

 腰椎椎間板症は、昨日の記事で触れたように、腰部脊椎症の初期段階で発症します。寝起きや坐った姿勢から立ち上がるときに痛みがあるというのは、椎間板の変性によって、椎間関節や多裂筋・回旋筋・脊柱起立筋などの筋肉に、大きな負担が加わるためと考えられますが、そのメカニズムに関しては、もっと追究してみたいと思います。実は、トレーニング仲間の中に、「寝起きの腰曲がり症候群」になっている人がいるものですから。

 また、下肢症状は椎間板症には希ということですが、加齢により椎間板の髄質そのものも、水分が減少して変性するため、ヘルニアが起こるのは比較的若年層と聞いたことがあります。果たして、60代、70代の下肢症状の原因を腰椎椎間板ヘルニアとしても良いのかどうか。本当に椎間板症では、希にしか下肢のシビレや痛みは起こらないのかどうか。これも、もう少し勉強してみたいですね。

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