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2009年1月

臨時連絡先は090-3638-9519です

 新しい店舗への引越し、4・5日前から少しずつ荷物を運んでいたのですが、今日はすべてを運び終えて、ようやく完了しました。おそらく誰でも体験することだと思いますが、いつの間にか荷物が増えていて、運ぶのに苦労しました。

 そして、予想より早く朝一番で、ひかり回線が遮断されました。これでしばらく外部との情報コンタクトができなくなります。インターネット・メールだけでなく、実は電話も使うことができません。一般回線という手もあるのですが、工事費用とそれでも結構時間がかかるらしいので、臨時電話として、携帯を使うことにしました。

 撤去や新店舗へ回線工事の調査に来た担当者に聞いても、新設工事の日程はわかりませんし、だいたいの予想もつかないようです。これまでの店舗への工事は、申し込んでから3ヶ月の期間が必要でしたから、今度もそれくらいは覚悟しておくことにします。

 そのため、しばらく家のパソコンから、ブログを書いて送信することにします。時間の調整に苦労しますが、これはなんとかなりそうです。しかし、ホームページの更新については、プロバイダーが異なるのでうまくできるかどうか。それでも方法を探ってみることにします。でも、工事までの待機期間があまり長くかかるようなら、一般回線での電話接続だけでも考えないと仕事になりませんわ。

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やがてインフルエンザは過去の病気になるかも

 昨日のニュースで、様々なタイプのインフルエンザに有効なワクチンが、ついに開発されたことが報道されていました。厚生労働省の研究班によって行なわれたということです。しかし、まだ動物実験で確かめられた段階で、人間に対して安全に使うことができるのは、数年後になる予定ということです。

 これまでのワクチンは、ウイルスの表面の突起のようなタンパク質を抗体が認識して、増殖するのを防ぐ仕組みでした。しかし、この突起が頻繁に変異するため、それに適合したワクチンをそのたびに作らなければなりませんでした。

 新しいワクチンは、よく変わる突起ではなく、変異しにくいウイルス内部のタンパク質を合成して作ったものということで、このワクチンを接種すると、免疫細胞がウイルスに感染した細胞を攻撃することになるということです。どういうメカニズムになっているのか、興味ぶかいですね。

 それにしても、このワクチンが実用化されれば、いずれインフルエンザも根絶して、「昔は何度もインフルエンザという病気の世界的な流行があって、多くの人が亡くなったこともあったげな」などと、話すようになる時代がすぐにくるかもしれません。

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胸椎サブラクセーションの矯正⑥

 胸椎の矯正法の勉強も、今回で終わり。下部胸椎の矯正です。

下部胸椎矯正法 Modified Transverse Piciform

例)LT-P
 PP:伏臥位
 DP:患者の左側
 CH:両手の豆状骨
 CP:下部胸椎の横突起両側
 SH:CHと同じ
 TP:I-S
 LOD:P-A

  1. 検査
    症状:右または両側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は伏臥位。術者は患者の左側にフェンサーズ・スタンスをとる。
    ②両手を患者の背中に置く。
    ③患者に膝を屈曲させる。そうすると一時的に(約1~2秒)矯正がしやすくなる。
    ④そのため、膝を屈曲させるタイミングは施術の少し前が良い。
    ⑤膝が完全に屈曲してから皮膚の緩みを上方に取り、スラストする。矯正方向は脊柱と垂直。術者の真下ではない。

 下部胸椎は伏臥位で矯正するのは難しい。このレベルは肋骨からの支えがないからである。そのうえ、このレベルでは脊柱起立筋が常に収縮している状態にある。アジャストメントを行なう前に、患者が膝を曲げると、腰椎のカーブが少しの間、増加する。
 このカーブによって3つの有益なことが起こる。1つめは、椎間関節が前部に広がる。そのため、より簡単にアジャストメントができる。2つめは、脊柱起立筋群の長さが短くなるので、背部が一時的にリラックスする。3つめは、脊柱がわずかにベッドと近くなる。一般に脊柱については堅さが増す。

 写真がないと、両手を具体的にどのように配置するのか分かりづらいところですが、これまで回旋変位の矯正を、これに似た体勢で行なっています。しかし、下部胸椎に適用される矯正法ですか。あまりそういった認識はなかったですが、術者の体勢から考えると、確かに妥当な選択と言えるでしょう。

 膝の屈曲が果たす役割。胸椎の下部から腰椎にかけては、確かに脊柱起立筋が張っていることが多い。膝の屈曲が、その緊張を緩める手段になるとは、気がつきませんでした。今度、その他2つのことも含めて実際に検証してみることにします。

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コラーゲンの分解物が皮膚の傷の修復を助ける

 肌に良いともてはやされるコラーゲンですが、食べ物として摂取すると、消化の過程でアミノ酸に分解されて吸収されるため、身体の中ではコラーゲンとしてそのまま再生することはないはずではと思っていました。

 ところが、『京都新聞』HPの「コラーゲンはやはり美肌効果あり 京都府立大など機能の一端解明」(1月24日付)という記事によると、コラーゲンの吸収と体内での作用に関する新しい発見があったようです。

 コラーゲンの(ゼラチン)の分解物のペプチドが皮膚の修復を助けるメカニズムが、京都府立大などのグループの研究で分かった。コラーゲンは「肌に良い」と言われながらもそのメカニズムは不明で疑問視する声もあったが、機能の一端が初めて確かめられた。近く発行される米国化学会の学術誌「食品と農芸化学誌」の2009年第2号に掲載される。

 グループは、佐藤健司教授(食品機能学)、大学院生の岩井浩二さん、大阪夕陽丘学園短期大学の重村泰毅助教ら。

 コラーゲンは皮膚や軟骨などを構成するタンパク質の一つで、食物から摂取すると分解されて体内に吸収される。これまで個々のアミノ酸にまで分解して吸収されると考えられており、「肌に良い」のがコラーゲン本来の働きかどうかは不明だった。

 佐藤教授らは、人の実験で、豚や魚のコラーゲンを食べると、コラーゲンに多いアミノ酸のヒドロキシプロリンとプロリンが結びついたペプチド(アミノ酸化合物)が血中に長時間にわたって増えることを突き止めた。

 このペプチドの機能をマウスの皮膚細胞で調べたところ、ペプチドが再びコラーゲンになるのではなく、コラーゲンを作って傷を修復している皮膚の繊維(ママ)芽細胞を傷の部分に呼び寄せるのを助けることが分かった。

 佐藤教授は「コラーゲンの一部はペプチドとして体内に取り込まれて働いているらしい。コラーゲンの摂取により血圧を降下させたり、骨密度低下を抑えることも報告されており、その機能を確かめたい」と話している。

 ペプチドの状態で吸収ですか、新しい発見があるものですね。しかし、「ペプチドが再びコラーゲンになるのではなく、コラーゲンを作って傷を修復している皮膚の繊維芽細胞を傷の部分に呼び寄せるのを助けることが分かった」とありますから、やはり、そのままコラーゲンが体内で再生するということではないようです。それにしてもコラーゲンには、美肌効果だけでなく、血圧の降下や骨密度の維持などの効果があることが報告されているようですが、機能の解明が楽しみです。

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胸椎サブラクセーションの矯正⑤

 今度は、中部胸椎の矯正法です。

中部胸椎矯正法 Double Transvers Pisiform

例)MT-P
 PP:伏臥位
 DP:患者の左側
 CH:両手の豆状骨
 CP:中部胸椎の横突起両側
 SH:CHと同じ
 TP:CW
 LOD:P-A

  1. 検査
    症状:右または両側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は伏臥位。術者は患者の左側にいること。術者の体勢はターグル・スタンス。
    ②術者の両手を前に伸ばす。右手の指を術者の左向きにして左横突起に添え、左手を右手の上に置き、指は上向きにして反対側の横突起に添える。左指は術者の12次の方向を指す。
    ③この形から両手を同時に時計回りと反対の方向に回転させる。中指が9時か10時の位置にくるまで回転させる。
    ④両手を患者の脊柱に置く。
    ⑤10時から12時までの間でしっかりと皮膚の緩みを取る。終わったとき、右手は患者の頭部を指し、左手は患者の脊柱と垂直にあること。
    ⑥以下を確認する。
     A)術者の体が患者の脊柱と垂直になっている。
     B)術者の両肘を曲げない。
     C)正しい矯正方向のため、術者の両腕は患者の脊柱のぴったり上にくる。
    ⑦術者は自分の身体をやや後方に移動させる。
    ⑧術者は前方に身体をすばやく移動して、ボディードロップをして、真下にスラストする。

 胸椎のどこのレベルでもこのアジャストメントが使えるが、中部に使用するのが最も適している。中部レベルの矯正方向は前方。上部と下部の場合は矯正方向がつくりにくい。この場合の中部レベルとは、現実には背中の頂上部分を指す。横から見て、曲線が最も高いところが頂上である。患者によっては下部胸椎がこれに該当することもある。なおティシュー・プルを行なった後で必ず両豆状骨と同じレベルで横突起をコンタクトすること。
(引用:グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック・マニュアル』)

 この説明では、ティシュー・プルの取り方が分かりにくいようです。最終的に「右手は患者の頭部を指し、左手は患者の脊柱と垂直に」なるように、事前に両手を配置すれば良いのでしょう。
 そして最後の術者の身体を一度後方へ移動させて、再度前方に戻してスラストするという動作は、もうひとつ納得できません。関節にかけた圧力を一旦緩めて再度押すというのは、コンタクトの正確さを維持することと関節の最終可動域からスラストするという原則から考えるとどうなのでしょう。

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胸椎サブラクセーションの矯正④

 上部から中部の胸椎へも適用できる前方変位の矯正法です。

上中部胸椎矯正法 Anterior Thoracic

例)MT-A
 PP:仰臥位
 DP:患者の右側
 CH:左示指から小指までを屈曲させた部位と、母指を外転させて母指球接触
 CP:中部胸椎の横突起両側
 SH:患者の左上腕
 TP:I-S
 LOD:I-S、A-P

  1. 検査
    症状:右か左または両側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は仰臥位。術者は患者の右頭側に向って、フェンサーズ・スタンスをとる。
    ②患者の右手を患者の左肩に置く。左手も同じように右肩に置く。
    ③両肘をしっかり合わせる。
    ④患者の身体を術者と反対の方向へ回旋させる。
    ⑤左手を熊手にして患者の背部に置き、上方に皮膚の緩みを取る。
    ⑥患者を元の体位に戻す。患者は術者の左手の上で休息している状態であるが、このとき患者に不快感があってはならない。患者が痛がるようなら、術者がこぶしを強く握り締めすぎている可能性がある。
    ⑦術者の右手を患者の左上腕に置く。各指は左の肩に向ける。次に、術者は胸骨を患者の右上腕に置く。アジャストのための力は胸骨と同様に右腕からかける。
    ⑧右腕は患者の左から右へ患者の頭側に向けて押し、術者の胸骨は患者の右から左へ頭側に向けて押す。この「X」を描くようなパターンが矯正方向をつくる。その方向は患者の頭部とベッドに向う方向である。
    ⑨関節を広げると同時に肩の皮膚の緩みを取るために、まずしっかり上方に押す。
    ⑩スラスト方向は上後方で、ボディードロップをする。

 伏臥位で患者の脊柱を矯正するのが難しいケースがある。たとえば胸椎の過後弯や胸椎のカーブが少ない場合や老人の場合など。老人の場合、肋骨が骨折しやすい。これらの場合は、アンテリア・ソラシックによるアジャストメントが非常に役に立つ。また、術者の矯正技能もあまり必要としない。
(引用:グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック・マニュアル』)

 これに近い矯正法を行うことがあります。但し、CPは、Aになっているすぐ下の胸椎の横突起にとり、はじめから仰臥位で伸展状態で行なうのではなく、胸椎を一度屈曲させて、屈曲から伸展へ移行させながら変位した胸椎が頂点になるところで、アジャストします。上記矯正法とは、その辺が少し違うようで「術者の矯正技能をあまり必要としない」どころか、タイミングを合わせるのが結構難しい方法です。
 適応症として、「
過後弯や胸椎のカーブが少ない場合」というのは、相矛盾するような気がしますが、前方変位の起こった胸椎の場所によって、弯曲の状態が変わるものと思われます。

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ジストニアの原因は大脳基底核の運動制御機能の不具合

 自然科学研究機構・生理学研究所から、2008年12月17日に「神経難病ジストニアの症状発現のメカニズム解明-ジストニアの新たな治療法開発への道-」というプレスリリースが発表されたので紹介します。

 ジストニアは、体の筋肉が勝手に収縮を起こすため、自分の意思通りに体を動かすことができなくなってしまう神経難病です。脳の中の信号に異常があることは知られていましたが、どのような信号の異常によって意図しない筋肉の収縮がおきるのか、そのメカニズムは分かっていませんでした。

 今回、自然科学研究機構・生理学研究所、総合研究大学院大学・生理科学専攻の知見聡美(ちけん・さとみ)助教、南部篤(なんぶ・あつし)教授のグループは、米国マウントサイナイ医科大のプラニパリ・シャシドハラン博士と共同で、ヒトのジストニアの原因遺伝子を組み込むことによって新たに開発したジストニアのモデルマウスを使い、脳の中の神経細胞の働きをマウスが覚醒した状態で研究しました。

 特に、研究グループは、運動の制御に関わる脳の領域の1つである大脳基底核と呼ばれる部分に注目。その中で生じる信号の異常が原因であることを明らかにしました。本来ならば、大脳基底核からの信号によって不必要な運動が起こらないように抑えられているところを、ジストニアのマウスではその信号が弱まり、異常な筋収縮が起こりやすくなっていたのです。

 南部教授と知見助教は、「今回の発見が、ジストニアで意図しない筋収縮が生じる根本的なメカニズムと思われる。このマウスでの実験をすすめれば、本疾患の新たな治療法開発にもつながる」と話しています。

 これまで、上がり症などと同じような心理的なものとして扱われることが多かったジストニアですが、最近脳の内部に原因があることが突き止められてきていました。それをさらに深く解明して、大脳基底核の作用が弱まり、運動の制御が不十分になっていることが原因であるということが分かったようです。

 ジストニアは、書痙など、症状によっては、仕事に支障をきたす場合もあると聞いています。治療法開発は、まだこれからですが、道筋が見えてきたようです。ところで、パーキンソン病も、大脳基底核の運動制御機能の支障によって起こるといわれていますが、今回明らかにされた、ジストニアの原因である大脳基底核の問題との違いや関連は、どうなんでしょうか。もう少し掘り下げて勉強してみたいですね。

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胸椎サブラクセーションの矯正③

 上部胸椎矯正法の第3弾。後方変位した胸椎に、両手の母指球をコンタクトさせて、ボディドロップを用いて急激な圧力を加えます。

上部胸椎矯正法③ Bilateral Thenar

例)UT-P
 PP:伏臥位
 DP:患者の左側
 CH:両手の母指球
 CP:上部胸椎の横突起両側
 SH:CHと同じ
 TP:I-S
 LOD:P-A、I-S

  1. 検査
    症状:右または両側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は伏臥位。術者は患者の左側方。術者の体勢はフェンサーズ・スタンス、左足前方。
    ②術者の両母指球を患者の上部胸椎の横突起両側に置き、上方に皮膚の緩みを取る。しっかり皮膚の緩みを取りながら関節の最終可動域に持っていく。
    ③以下を確認する。
     A)術者の肩が患者の肩と平行になっている。
     B)術者の両肘を曲げない。
     C)術者の腕は床と垂直になっている(脊柱と垂直ではない)。
    ④術者は自分の身体をやや患者の足の方に移動させる。
    ⑤患者の頭側に術者の身体をすばやく移動させ、ボディドロップしながら、スラストを行なう。

 この場合、もっとも重要な要素はティシュー・プルで皮膚の緩みをしっかりと取り除くことである。しっかりとティシュー・プルを行なうと、胸椎の椎間関節が広くなる。そうなるとアジャストメントがしやすくなる。
 矯正方向は椎間板平面より少し患者の頭側。T9かT10までできるが、T7より下側ではティシュー・プルを行なうのが難しいので、上中部胸椎の方が効果がある。
(引用:グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック・マニュアル』)

 ガンステッド方式では、後方変位しながら側屈、上方、下方、回旋などの変位を伴っているという考え方で、それぞれの変位に応じたコンタクトポイントとティシュー・プルの方向があります。これに対して、サブラクセーション・タイプ1では、リスティングの考え方そのものが異なるため、施術するポイントや方法も違うようです。
 胸椎の矯正方法が済んだら、もっとベーシックな考え方について、改めて研究してみたいと思います。

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2月から「あおぎりカイロプラクティック」の店舗を移転します

 最低でも今年いっぱい、効果的な対策がなされないと数年続くかもしれないといわれている不景気への対応策として、店舗を移転、規模を適正化し、経営の合理化を図ることにしました。移転先は、同じ広島市西区西観音町、これまでの「第一あらいビル」からまっすぐ150m余り東へ移動したところです。信号のある交差点の手前、1階にケーキ屋さん「マロニエ」がある「コートヤード」というビルの204号室です。Map3

 エレベーターがありませんので、階段で2階へ上がっていただくことになります。腰や脚の調子が良くない方にはご不自由をおかけします。また、待合スペースがありませんので、これまでどおり、タイムラグができないよう予約制で、1人ずつ施術させていただきます。自動車でご来店の方は、近隣のコイン・パーキングのご利用をお願いします。

 また、インターネット回線が、これまで使っていた「ひかり」に対応していないので、すぐには外部とデータの送受信ができません。回線工事が終了するまで、しばらく自宅のパソコンを使ってブログの更新は行なう予定です。残念ながら、電子メールのやり取りやホームページの更新については、一定期間停止ということになりそうです。

 このたびの移転によって、店の規模がこれまでのゆったりスペースから、小ぢんまりした空間になります。さらに、いくつかのことでご不便をおかけするかもしれませんが、経営を安定させることにより、さらに施術のレベルアップをめざしていきたいと思っています。今後とも引き続き、「あおぎりカイロプラクティック」のご利用をお願いします。

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胸椎サブラクセーションの矯正②

 上部胸椎の矯正法、第2弾です。

上部胸椎矯正法② Combinatin Movement

例)UT-R
 PP:伏臥位
 DP:患者の肩付近
 CH:豆状骨
 CP:T1、T2横突起
 SH:患者の耳を覆う
 TP:I-S
 LOD:P-A

  1. 検査
    症状:右または両側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は伏臥位。術者は患者の左肩側に位置する。術者の体勢はフェンサーズ・スタンス、左足前方。
    ②術者の右豆状骨を患者の上部胸椎左横突起に置き、上方に皮膚の緩みを取る。術者の右肘を曲げない。
    ③患者の頭部を左回旋する。
    ④左手で左耳を覆う。
    ⑤頭を伸展する。
    ⑥以下を確認する。
     A)右前腕が患者の脊柱と垂直になっていること。
     B)右肘を伸ばしていること。
    ⑦関節の最終可動域は回旋と伸展。関節の最終可動域からスラストを行なう。

 このテクニックは少々きついので、むち打ち症、スポーツ傷害など炎症がひどい患者には施さないほうが良い。(引用:グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック・マニュアル』)

 上部胸椎矯正法①、②はいずれも右回旋変位を矯正する方法です。①は拇指指腹部で棘突起に、②は豆状骨で横突起に働きかけています。患者の頭部を左側に回旋させ伸展させることで、関節を最終可動域に持っていくことがポイントになっています。矯正の方向は、最終可動域の方向とは逆のようですが、関節のフィクセーションを解消する方向です。
 但し、T1の矯正に限っていえば、前方変位を伴っていることが多いので、矯正法①の
Thumb Movementの方が安全かもしれません。

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冷えを克服するタンパク質を重点にした食餌療法を試す

 昨夜のテレビ番組、いつも必要以上に視聴者を脅かす『最終警告!! たけしの本当は怖い家庭の医学』で、冷え性の分類とその対処法のひとつとして、タンパク質の摂取を重点に置いた食餌療法が紹介されていました。

 これは、安静状態で食物を摂ったとき、その食物を消化・吸収することで起こる代謝亢進と体内での化学反応の結果とで生じる特異動的作用(Specific Dynamic Action)を活用したものです。この作用によって生じたエネルギーは、もっぱら体温保持に利用されます。SDAは、摂取する栄養素によって違います。糖質のみを摂取した場合は、摂取量の約5%、脂質のみの場合は約4%ですが、タンパク質のみの場合が約30%とずば抜けて高くなっています。

 実は最近、寒いせいか夜寝ていると身体が冷え込んできます。そして、夜中にトイレへ何回も行きたくなるので困っていました。寝る前に、熱い飲み物などを摂っても、あまり暖かさが長続きしません。ひょっとしたら、一過性の冷え性の可能性も考えられます。ところが、たまたま昨夜は、番組とはまったく無関係にですが、「すき焼き弁当」を食べることになりました。すると不思議なことに、いつまでも身体が温かいではないですか。朝起きるまで、トイレに行くこともありませんでした。

 タンパク質については、植物性のものも含めるとある程度摂っていたつもりだったのですが、身体に冷えが出るということは、少し足りなかったかもしれません。夜手足が寒いと寝付きにくいですし、トイレに何度も起きると熟睡できません。もう少し多めに動物性タンパク質も含め意識的に摂ってみて、SDAの効果を試してみます。

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胸椎サブラクセーションの矯正①

 今度は、胸椎の矯正です。引き続き、グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック・マニュアル』に則って、勉強を進めていきます。これまで用いたことのない方法も、紹介されているので楽しみです。

上部胸椎矯正法① Thumb Movement

例)UT-R
 PP:伏臥位
 DP:患者の左肩付近
 CH:拇指指腹部
 CP:T1棘突起右側
 SH:患者の耳を覆う
 TP:L-M
 LOD:L-M

  1. 検査
    症状:右または両側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は伏臥位。術者は患者の左肩の隣でフェンサーズ・スタンスをとる。
    ②術者の右母指の指腹部を患者のT1棘突起右側にコンタクトする。皮膚の緩みを外方から内方に取る。しっかりとコンタクトする。
    ③術者は左手を患者の左側頭部に置く。耳孔を塞がないようにする。
    ④患者の頭部を左回旋し、伸展する。回旋する前に伸展すると回旋がなかなかできないので、必ず最初に回旋する。
    ⑤以下を確認する。
     A)右前腕はほとんど床と平行。
     B)両肘を張る。
     C)術者の両肩が患者の両肩と平行。
    ⑥関節の最終可動域は回旋と伸展。関節の最終可動域からスラストを行なう。

注意)このテクニックは少しきついので、炎症がひどい患者には施さない方が良い。たとえばむち打ち、急性なスポーツによる外傷など。このテクニックはT2およびT3でも使えるが、施術しにくいので、ほとんどの場合、T1で行なわれる。

 この矯正方法は、これまで行なったことがありません。「UT-R]、「ほとんどの場合、T1で行なわれる」ということですから、第1胸椎の右回旋変位への矯正でしょうか。胸郭出口症候群のひとつである肋鎖症候群の改善に、一役担うことになりそうです。但し、T1は前方変位を伴っていることが多いので、「LOD:L-M」を遵守して、決して前方へ力を入れすぎないようにすることが大切なようです。

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高すぎる目標設定は自信喪失につながることも

 『asahi.com』のページ、1月19日付に、「新年の誓い、達成は10人に1人 『落ち込みの原因に』」というイギリスの精神保健事情を紹介した興味深い記事がありました。

 新しい年を迎え、「今年はやせるぞ」などと誓いを立てた人も多いと思われるが、英国で精神保健上の問題の相談や啓発をしている民間団体マインドは「無理な誓いは立てないで」と呼びかけている。達成できず、精神的に落ち込んでしまうことなどが心配されるからという。
 マインドによると、英国では約700万人が「新年の誓い」を立てると推定されているが、「自分は太っている」「自分は不幸だ」といった自己否定に基づく誓いは、それだけで、自信喪失や軽度のうつにつながる可能性がある。
 呼びかけはまた、1年後に新年の誓いが達成されるのは10人に1人という過去の研究を参照し、「多くの人は現実的でない目標を立てて『あきらめた』『屈服した』と感じており、精神保健上マイナスになっている」と指摘する。
 マインドは、無理な「新年の誓い」を立てるよりは、軽い運動や園芸などを続けることや、楽器演奏や語学の習得など何か新しいことへの挑戦を勧めている。

 日本だけではなくイギリスでも、年のはじめには、新たな思いで決意をする習慣があるようです。人類ですね、どこの国でも似たような発想をするものです。私も毎年、一応年間目標を決めるのですが、しばらくするといつのまにか忘れてしまっていることが多い。

 それにしても、自己否定から出発して、それを克服する目標を持つこと自体が、「自信喪失や軽度のうつにつながる可能性がある」ということですか。目標設定のために、現状から乖離したあまりに高すぎるレベルから見ると、確かにその時点で自信喪失に陥ることがあるかもしれません。

 否定をしなければ、新しいものは生まれないのですが、ただその否定の仕方が、現状から飛躍しすぎると、問題になるようです。他人の評価など気にせず、ほんの少し頑張れば、できそうな目標を設定して、一歩一歩着実にこなして行くほうが、精神衛生上は良いようですし、気持ちがずいぶん楽になるはずです。

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仙腸関節サブラクセーションの矯正⑤

 いよいよ、仙腸関節サブラクセーションの矯正法の最後です。今回は、腸骨稜周辺に痛みが出る腰痛や股関節の変調など腸骨の内方変位を矯正する方法のひとつUpper Ilium Pullです。(参考:グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック・マニュアル』)

腸骨下部矯正法 Upper Ilium Pull

例)P-R
 PP:側臥位
 DP:立位で骨盤付近
 CH:示指から環指
 CP:上後腸骨棘内側
 SH:肩
 TP:M-L
 LOD:M-L、P-A

  1. 検査
    症状:右側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は右側を上に側臥位。術者は患者に向って、骨盤付近にターグル・スタンスをとる。
    ②患者の骨盤はベッドと垂直にする。
    ③患者の右股関節と膝関節を屈曲させ、頭側に移動する。術者の大腿の間で右下肢を固定する。
    ④患者の右手関節を持って、術者の方向に腕をしっかり引き、肩からの遊びを取る。このとき患者の脊柱が屈曲する。
    ⑤関節の最終可動域は屈曲。患者の右足をしっかり頭側に移動して、さらに肩からの遊びを取る。
    ⑥患者の右手を左肩に置き、左手を右肩に置く。
    ⑦左膝を患者の右膝に乗せ、患者の身体を術者に向けてわずかに回旋する。
    ⑧右手を患者の右肩に置く。左の示指から環指で患者の右上後腸骨棘内側にコンタクトして、内方から外方に皮膚の緩みを取る。
    ⑨左膝の力を床側に速く入れながら、回転するように左手の力も入れる。

 この方法もめったに行なったことがありません。矯正④のLower Ilium Pullと同じように、術者が引く動作というのは、施術箇所に直接体重を加えることができないため、力が入りにくいように思います。しかし、関節の最終可動域まで持っていたところから、さらに回旋させて矯正方向へ力を加えることがポイントのようです。

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仙腸関節サブラクセーションの矯正④

 梨状筋性のシビレをもたらしたり、脚や腰の動きに制限をもたらしたりすることがある腸骨の外方変位を矯正する方法のひとつLower Ilium Pullです。(参考:グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック・マニュアル』)

腸骨下部矯正法 Lower Ilium Pull

例)P-R
 PP:側臥位
 DP:立位で骨盤付近
 CH:手掌底部(豆状骨)
 CP:上後腸骨棘外側
 SH:肩
 TP:L-M
 LOD:L-A、P-A

  1. 検査
    症状:右側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は左側を上に側臥位。術者は患者に向って、骨盤付近にターグル・スタンスをとる。
    ②患者の骨盤はベッドと垂直にする。
    ③患者の左股関節と膝関節を屈曲して、頭側に移動させる。術者の大腿の間で左下肢を固定する。
    ④患者の右手関節を持って、術者の方向に腕をしっかり引き、肩からの遊びを取る。このとき患者の脊柱が屈曲する。
    ⑤関節の最終可動域は屈曲。患者の左下肢をしっかり頭方に移動して、さらに肩からの遊びを取る。
    ⑥患者の右手を左肩に置き、左手を右肩に置く。
    ⑦術者の右膝を患者の左膝に乗せ、患者の身体を術者に向けてわずかに回旋する。
    ⑧左手を患者の左肩に置く。右豆状骨を患者の右上後腸骨棘と股関節の間にコンタクトして、外方から内方に皮膚の緩みを取る。
    ⑨右膝の力を床側に早く入れながら、右手も回転するように力を入れる。

 ごくまれにしか行なったことのない矯正法です。しかし、これまで勉強した側臥位での矯正法に共通して言えることですが、腰椎に問題がない場合は、関節の最終可動域からスラストするので、かなり効果的な方法だと思います。

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身体の芯まで冷え切った 登校する小学生への声かけ運動

 今朝、広島市は予報最低気温がマイナス1度でした。体感温度は、もっと低いように思いました。最高気温が零下になるような地域の方には、申し分けないのですが、これでも広島ではかなりの冷え込みです。

 そんな朝に、登校する小学生への声かけ運動で、街かどに立ちました。「おはようございます」と声をかけている最中は、元気な挨拶も返ってくるので、気がまぎれてさほど感じなかったのですが、立ち続けていることで、身体の芯まで冷えてしまったようです。

 普段は家を出てすぐ自転車に乗るので、こぎ始めると次第に身体が暖かくなってくるのですが、今朝ばかりは、自転車をこいでも、少しも暖かくなりません。逆に切る風で、寒さがますます応えてきます。懐炉などの寒さ対策をしなかったからでしょうか。

 それにしても、この時期が、一年の内で一番厳しい時期かもしれません。PTAの行事で年に一度参加する親とは別に、毎朝、子どもたちに声をかけていただいているみなさんがいらしゃいますが、その苦労を思い知ることができました。いつも登校する子どもたちを見守っていただいて、ありがとうございます。この場を借りて、ひそかに感謝します。

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首左側の激しい痛みは、斜角筋の炎症が原因か

 「左側の首と肩が痛い。3ヵ月前ほどからひどくなった」とUさん(30代 男性)が来店されました。1年ほど前から痛みはあったということですが、そのとき行なったエックス線とMRIの検査では、骨や関節に異常が見つからなかったようです。また頭部の回転などの運動には、支障がありません。

 念のために頚椎圧迫検査を行ないましたが、やはり陰性でした。さらに椎間関節の検査でも目だった変位はありません。さらに話を聞きながら様子をみていくと、首の左下側を外から内側に押したとき、さらに前から後に押したときに飛び上がるような痛みがありました。その痛みが、左側の上腕部や背中にも放散痛を起こしているようです。頸部の筋群の緊張が、胸郭出口症候群を引き起こしている可能性もあります。

 直接患部に触れると激しい痛みがあるため、頸部の筋群に痛圧点法を施術するとともに、周辺の関連する筋肉と交感神経の緊張を緩める、いわゆる「兵糧攻め」のような遠隔的な施術を行ないました。そして、さらに筋肉の炎症をとるために、頸部へキネシオテープを貼付しておきました。筋肉損傷の慢性的な症状ですから、しばらく経過を見る必要がありそうです。

 当初は胸鎖乳突筋の炎症を疑っていたのですが、後から詳細に検討してみると、頸部の左側面の中程よりやや下の部分に、トリガーポイントがあること、頸部の側方屈曲にやや難点があることから、前斜角筋が炎症を起こしている可能性が大きいようです。しかし、なぜ斜角筋が激しい炎症を起こして、しかも長期間続いているのか。ぎっくり腰や肩関節腱板炎などに見られるような筋肉の損傷が、頸部でも起こることがあるのかもしれません。

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仙腸関節サブラクセーションの矯正③

 仙腸関節矯正の勉強を続けます。今回は、一般的な腰痛のときによく見られる腸骨の後下方変位を矯正する方法のひとつSuperior Ilium Pushです。(参考:グラント・レイド D.C.著『カイロプラクティック・マニュアル』)

腸骨上方矯正法 Superior Ilium Push

例)P-R
 PP:側臥位
 DP:立位で骨盤付近
 CH:豆状骨
 CP:上後腸骨棘下方
 SH:肩
 TP:I-S
 LOD:I-S、P-A

  1. 検査
    症状:右側
    視診:なし
    SP:右側で痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は右側を上にして側臥位。術者は患者に向けて、骨盤付近にターグル・スタンスをとる。
    ②患者の骨盤をベッドと垂直にする。
    ③患者の股関節と膝関節を屈曲して、頭側に移動させる。術者の大腿の間で右下肢を固定する。
    ④患者の左手関節を持って、術者の方向に腕をしっかり引き、肩からの遊びを取る。このとき患者の脊柱が屈曲する。
    ⑤関節の最終可動域は屈曲。患者の右下肢をしっかり頭側に移動して、さらに肩からの遊びを取る。
    ⑥患者の右手を左肩に置き、左手を右肩に置く。
    ⑦このとき、術者の体勢はターグル・スタンス。この段階から患者の頭部に向けて体勢を変える。術者の左大腿部を患者の右大腿の同じところに乗せ、左豆状骨を上後腸骨棘下方にコンタクトし、下方から上方(CW)に、皮膚の緩みを取る。
    ⑧右手を患者の右肩に添える。
    ⑨左大腿に力を入れて、身体を下げていき、患者の身体全体を術者に向けて回旋(90度ぐらい)させ、術者は患者の頭部に向くまで体幹を回旋する。
    ⑩矯正方向は患者の前上方。関節の最終可動域から曲線的にスラストする。

 特にコメントすることはありませんが、上記の矯正法は、参考文献の記述のままではありません。執筆者の判断で、術者の体勢やティッシュープルの方向など、少し変更しています。

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「だらず」の意味の変遷 「バカ」から「怠け者」へ 

 広島では使いませんが、「だらず」という言葉があります。島根県西部地域から広島に来ている人から聴いた言葉ですが、「だらしない」という意味で使っているようです。「だらず」の「だら」と、「だらしない」の「だら」が共通しているので違和感なく、もっぱらそのように理解して、ときどき真似をしていました。

 しかし、以前鳥取市に行ったとき、地元の人が、ふと「あ~、だらずじゃった」と口にしました。「ほぉ、鳥取でも『だらず』という言葉を使うのか」と興味があったので、意味を聞いてみると、ちょっとしたミスをしたらしく、「バカなことをした」と自分を戒めたのだと教えてくれました。同じ「だらず」でも、それまで考えていた意味と違っていました。

 聞き逃しましたが、連続ドラマ『だんだん』でも、この「だらず」という言葉が出てきたことがあるとのこと。ネットで検索してみると、松江・出雲地方でも使われていて、やはり「バカ」という意味だそうです。同じように日本海に面している北陸地方では、「アホンだらぁ」の「だらぁ」を、独立させて「だらぁ」を「アホ」に近い意味で使うらしく、これが語源ではないかという説もあるらしい。「足らず」という言葉から、「だらず」に変わったという話です。

 それでは、「だらず」を「だらしない」という意味で使うことはないのか調べてみたところ、島根県西部の石見地方の方言で、「だらず」は「怠け者」のことを言うらしい。「怠け者」と「だらしない」は、ほぼ同義語と考えられるので、一件落着です。おそらく、もともと「バカ」という意味から派生して、他人や自分を攻撃・批判するという点では共通した部分のある「怠け者」を意味するようになったのではないかと推測されます

 方言は、同じ言葉でも地域と時間の経過によって変化するようです。地域のヨコ軸、時間のタテ軸を見ていくと面白い。まぁ、しかし、それほど意味のあることではありませんから、頭の片隅に関心を引っ掛けておいて、暇なときに追究してみたら、ブログのネタぐらいにはなるかもしれません。

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「インフルエンザ」の記事 炎上とまでは行かないけど、桁違いのアクセス数

 今年から、『あおぎりカイロプラクティック施術日誌+α」のアクセス数を週単位でチェックしてみることにしました。日曜日までのアクセス数を、先週と今週で比較します。

 集計してみると、何と一週間で3011件もあるではないですか。いくら何でも、これまでのテンポから考えると、多すぎる。先週の集計を記録するときに、数字を間違えたのではないだろうか・・・。

 しかし、管理ページからアクセス解析をしてみると、1月5日が562、6日が1560と、11日までに3131件に達していることが分かりました。間違いではなかったようです。

 そして、さらにどのページにアクセスがあったのか調べてみると、「インフルエンザ 症状とウイルスの特徴」という記事がトップで、1555件のアクセスがありました。

 インフルエンザの流行状況を、ネットでのインフルエンザ関連サイトへのアクセス数で判断することができるという記事を読んだことがありますが、まさにそれかもしれません。医療関係に勤める知人の話では、このところ病院に、インフルエンザの患者が殺到しているそうです。

 「インフルエンザ」の記事は、昨年11月29日に書いたものですが、やはり6日に、いくつかのアダルトサイトからまったく無関係なコメントが集中的に付けられていました。理由がわからず不思議に思っていましたが、1555件のアクセスがあったのなら納得ができます。おそらく、便乗した宣伝効果を狙ったものでしょう。

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仙腸関節サブラクセーションの矯正②

 仙腸関節サブラクセーションの矯正法の続きです。後3回あります。(参考:グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック・マニュアル』)

腸骨下方矯正法 Inferior Ilium Push

 例)P-R
 PP:側臥位
 DP:立位で骨盤付近
 CH:手掌底部
 CP:上後腸骨棘と股関節の間
 SH:肩
 TP:S-I
 LOD:S-I、P-A

  1. 検査
    症状:右側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は右側を上にして側臥位。術者は患者に向って、骨盤付近にターグル・スタンスをとる。
    ②患者の骨盤はベッドと垂直にする。
    ③患者の右股関節と膝関節を屈曲して、頭側に移動させる。術者の大腿の間で右下肢を固定する。
    ④患者の右手関節を持って、術者の方向に腕をしっかり引き、肩からの遊びをとる。このとき患者の脊柱が屈曲する。
    ⑤関節の最終可動域は屈曲。患者の右足をしっかり頭側に移動して、さらに肩からの遊びを取る。
    ⑥患者も右手を左肩に置き、左手を右肩に置く。
    ⑦このときまで術者の位置はターグル・スタンス。この段階から患者の頭方へ向けて体勢を変える。術者の左大腿部を患者右大腿部の同じ部位に乗せ、左手掌底部を上後腸骨棘と右股関節の間にコンタクトして、下方に向けて皮膚の緩みを取る。
    ⑧右手を患者の右肩に添える。
    ⑨術者は左大腿に力を入れて、身体を下げていき、患者の身体全体を術者に向けて回旋(90度くらい)させ、自らは身体が患者の頭部に向くまで回旋していく。
    ⑩矯正方向は患者の前下方。関節の最終可動域から曲線的にスラストする。

 これは、右腸骨の前上方変位の矯正法で、これまで行なってきた方法のひとつ。仙腸関節の形状に合わせて、曲線的にスラストする点が、特徴です。腰椎矯正では腕だけでスラストを行ないますが、仙腸関節矯正に関しては、腕と脚を同時に使うボディドロップを行ないます。

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仙腸関節サブラクセーションの矯正①

 訪問者の方には引き続き退屈させますが、今度は、仙腸関節サブラクセーションの矯正法へと進めます。同じく、『カイロプラクティック・マニュアル』を引用しながら、勉強していきます。今日は、仙骨の矯正法です

仙骨矯正法 Sasral Push

例)S-R
 PP:側臥位
 DP:立位で骨盤付近
 CH:手掌底部
 CP:仙骨
 SH:肩
 TP:I-S
 LOD:P-A

  1. 検査
    症状:右側
    視診:なし
    SP:右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は右側を上にして側臥位。術者は患者に向って、骨盤付近にターグル・スタンスをとる。
    ②患者の骨盤はベッドと垂直にする。
    ③患者の右股関節と膝関節を屈曲して、頭方に移動させる。術者の大腿の間で固定する。
    ④患者の左手関節を持って、術者の方向に腕をしっかり引き、肩からの遊びを取る。このとき患者の脊柱が屈曲する。
    ⑤関節の最終可動域は屈曲。患者の右下肢をしっかり頭方に移動し、さらに肩からの遊びを取る。
    ⑥患者の右手を左肩に置き、左手を右肩に置く。
    ⑦このとき術者の体勢はターグル・スタンス。この段階が終わってから患者の頭部に向くように体勢を変える。術者の左大腿部を患者の右大腿部の同じ部位に乗せ、左手掌底部で、仙骨やや右側にコンタクトする。CW(CCW)に皮膚の緩みを取る。
    ⑧右手を患者の右肩に添える。
    ⑨左大腿に力を入れる。身体を下げながら、患者の身体全体を術者に向けて回旋(右側に90度くらい)させ、術者は身体が患者の頭部に向くまで回す。
    ⑩矯正方向は、L5の椎間板と平行に、スラストする。

 側臥位で仙骨に手掌底部を置いて矯正するこの方法は、あまり行なったことがありませんが、仙骨の左右後方変位だけでなく、仙骨基底部の矯正にも使えそうです。

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腰椎サブラクセーションの矯正④

 『カイロプラクティック・マニュアル』の腰椎矯正法の続きです。ブログ訪問者には退屈な勉強記ですが、腰椎編はこれが最後になります。

下部腰椎矯正法② Lunbar Pull

例)LL-R
 PP:側臥位
 DP:立位で骨盤付近
 CH:豆状骨
 CP:下部腰椎の乳頭突起
 SH:肩
 TP:CWまたはCCW
 LOD:P-A

  1. 検査
    症状:右または両側
    視診:なし
    SP:棘突起または右側に痛み
    MP:なし
    ROM:左側屈可動域の減少
  2. 矯正方法
    ①患者は右側を上に側臥位。術者は患者に向って、骨盤付近にターグル・スタンスをとる。
    ②患者の骨盤をベッドと垂直にする。
    ③患者の右股関節と膝関節を屈曲して、頭側に移動させる。術者の大腿の間で固定する。
    ④患者の左手関節を持って、術者の方向に腕をしっかり引き、肩からの遊びを取る。このとき患者の脊柱が屈曲する。
    ⑤屈曲の最終可動域まで移動したら、患者の右下肢をしっかり頭方に移動して、さらに肩からの遊びを取る。患者の右手を左肩に置き、左手を右肩に置く。
    ⑥左膝を患者の右膝の上に乗せ、患者の身体を術者の方に少し回旋する。
    ⑦右手を患者の右肩に置く。左豆状骨で患者の右乳頭突起にコンタクトし、CCWに皮膚の緩みを取る。
    ⑧正しい方向にアジャストするため、患者の身体全体を術者に向けて回旋する。
    ⑨左膝の力を床側に入れる。
    ⑩関節の最終可動域は屈曲、側屈、そして回旋。左膝を下げると側屈および回旋する。
    ⑪関節の最終可動域でスラスト。

 Lumbar Pushと途中までそっくりです。アジャストの方向LODは同じになっていますが、ティッシュープルの仕方が逆になっています。Pushの場合は、少し足方に向けて押すようにして上方変位を、Pullの場合は、頭方へ向けて引き上げるような感じで下方変位を矯正しています。

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手・足や体幹のシビレ・麻痺、腰痛などの原因には、脊髄腫瘍の場合もある

 トレーニングジムでよく顔を合わす人が、頸椎にある脊髄腫瘍の切除手術を受けることになりました。良性腫瘍らしいのですが、手がシビレて、感覚がなくなり、ボタンをはめるのにも苦労することがあったそうです。

 腫瘍性の疾患は、カイロプラクティックの禁忌症になっていますので、これまであまり関心を持ってこなかったのですが、その症状を聞いてみると、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどによる神経障害とよく似ています。

 脊髄腫瘍は、脊髄、神経根、硬膜、脊椎などに発生する主に良性の腫瘍で、いわば「できもの」のようなものです。発生頻度は10万人当たり1~2人、脳腫瘍の1/5~1/10程度ということで、比較的少ない疾患のようです。

 良性の場合は、数ヶ月から数年の経過で症状が進行します。一般的に、手足・体幹の感覚障害から始まって、腫瘍の増大にしたがって、手足の麻痺へと、さらに進行すると排尿や排便障害も現れるようです。また、頸部、胸部、腰部のどこの脊髄に発生するかによって症状が異なります。

 但し、肺ガン、乳ガン、前立腺ガン、消化器ガンなど身体の他の場所にできたガンが脊椎などに転移している場合は、悪性といわれており、特に注意が必要です。良性の場合よりも、症状の進行が早くなるそうです。手・足のシビレや腰痛も、侮ることなかれです。

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不愉快なアダルトサイトのコメント襲撃はお断り

 昨年の11月29日に書いた「インフルエンザ 症状とウイルスの特徴」という記事に、正月休み明けの1月5日、いくつかのアダルトサイトが集中的に、6~7件のコメントをしてきました。インフルエンザのことを取り上げた記事に、どういう関連があるのか知りませんが、内容はどうでも良いのでしょう。とにかく無作為に、適当にターゲットを決めて、コメントしてきたようです。

 それらのコメントは、どう考えても「あおぎりカイロプラクティックの施術日誌+α」の趣旨にそぐわないですし、訪問者がもしも、掲載されているサイトをクリックして、ウイルスやスパイウェア、架空請求などの被害を受けると大変ですから、気づいた時点で直ちに、迷惑コメントとしてニフティに連絡して、削除しました。

 アクセス地域の分析結果を見ると、東京、大阪、愛知などの大都市がかなりのアクセス件数を占めていますが、おそらく、この手のサイト運営者の数も入っているのではないかと思われます。しかも腹立たしいことに、今日7日の「検索フレーズランキング」を見ると、この「インフルエンザ 症状とウイルスの特徴」という記事がトップになっているではないですか。

 この記事のタイトルにも「アダルト」という言葉をいれたので、内容にかかわらず、このキーワードだけに敏感に反応して、似たようなアダルトサイトの類から、コメントやトラックバックがつくかもしれません。そのため、この記事に関しては、ノー・コメント、ノー・トラックバックとして、受け付けないことにします。

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腰椎サブラクセーションの矯正③

 『カイロプラクティック・マニュアル』の腰椎矯正法の続きです。

下部腰椎矯正法① Lunbar Push

 例)LL-R
 PP:側臥位
 DP:立位で骨盤付近
 CH:豆状骨
 CP:下部腰椎の乳頭突起
 SH:肩
 TP:CWまたはCCW
 LOD:P-A

  1. 検査
    症状:右または両側
    視診:なし
    SP:棘突起または右側に痛み
    MP:なし
    ROM:左側屈可動域の減少
  2. 矯正方法
    ①患者は右側を上に側臥位。術者は患者に向って、骨盤付近にターグル・スタンスをとる。
    ②患者の骨盤をベッドと垂直にする。
    ③患者の右股関節と膝関節を屈曲して、頭側に移動させる。術者の大腿の間で固定する。
    ④患者の左手関節を持って、術者の方向に腕をしっかり引き、肩からの遊びを取る。このとき患者の脊柱が屈曲する。
    ⑤屈曲の最終可動域まで移動したら、患者の右下肢をしっかり頭方に移動して、さらに肩からの遊びを取る。
    ⑥患者の右手を左肩に置き、左手を右肩に置く。
    ⑦このとき、術者の体勢は、ターグルスタンス。この段階が終わってから、体勢を患者の頭方へ向ける。術者の左大腿前部を患者の右大腿の同じ部位に乗せ、左豆状骨で下部腰椎の右乳頭突起にコンタクトする。CWに皮膚の緩みを取る。
    ⑧右手は患者の右肩に添える。
    ⑨左大腿に力を入れる。身体を下げながら、患者の身体全体を術者の方に回旋させ、術者は右に(90度くらい)患者の頭側に向くまで身体を回旋させる。
    ⑩⑨が終わったらすぐにスラストする。

 下部腰椎の最終可動域は、70%の屈曲、20%の側屈、10%の回旋によってつくられるということで、この体勢になるようです。これは、次のLumbar Pullでも同じ原理です。
 関節の最終可動域まで動かして遊びを取ることが、この体勢のポイントです。ここで示されている患者の姿勢になってみると、最終可動域というか、これ以上動けない体勢になっていることが分かります。

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腰椎サブラクセーションの矯正②

 今日も、『カイロプラクティック・マニュアル』から、腰椎サブラクセーションの矯正法についての学習を続けます。

上中部腰椎矯正法 Lumbar Specific
 例)L3-R
 PP:側臥位
 DP:立位で患者の骨盤付近
 CH:示指、中指、拇指
 CP:上中部腰椎の棘突起
 SP:上中部腰椎の棘突起
 TP:L-M
 LOD:P-A

  1. 検査
    症状:右側
    視診:なし
    SP:棘突起または右側に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は左側臥位。術者は患者に向って、骨盤付近にフェンサーズ・スタンスをとる。
    ②患者は骨盤とベッドを垂直にする。
    ③患者の右股関節と膝関節を屈曲し、上方に移動させる。術者の大腿の間で固定する。
    ④患者の左手関節を持って、術者の方向に腕をしっかり引き、肩からの遊びを取る。この操作で患者の脊柱が屈曲する。
    ⑤関節の最終可動域は屈曲と回旋。患者の右足をしっかり上方に移動させて、さらに肩からの遊びを取る。両方を行なうことで脊柱が屈曲する。
    ⑥術者の左膝を患者の右膝の上に乗せ、やや患者の身体を術者の方に回旋する。
    ⑦患者は右手で左前腕付近を握り、左手も同じように右前腕を握る。
    ⑧術者は患者が組み合わせている前腕と体幹の間に右腕を通し、L2棘突起右側に拇指を置き、示指を中指を反対側に置く。左拇指をL3棘突起の右側に置く。
    ⑨術者の左膝でさらに患者を回旋して、関節の最終可動域でスラストする。

 これは、腰椎の回旋変位を矯正する方法ですが、下部腰椎は容易に回旋しないため、もっぱら、L1~3の上部腰椎を対象にしています。
 これによく似た矯正方法に、「回旋スイッチ」という方法があります。違うのは棘突起への拇指の置き方です。回旋スイッチの場合は、足方手拇指をL2棘突起の右側に置いた頭方手拇指の上に置き補強します。その上で足方手の中指・示指をL3棘突起左側に置いて引っ掛け、患者の右腸骨上においた前腕を引いて身体を回旋させながらスラストします。膝は使いません。

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腰椎サブラクセーションの矯正①

 それでは、腰椎サブラクセーションの矯正法について、『カイロプラクティック・マニュアル』に基づいて学びます。「あおぎりカイロプラクティック」で現在行なっている施術とは、若干異なるものもありますので、これからの参考にしたいと思います。

上部腰椎矯正法 Anterior Lumbar
 例)UL-A
  PP:座位
  DP:患者の右側
  CH:左示指から小指までを屈曲させた部位と拇指を外転して母指球接触
  CP:上部腰椎の横突起両側
  SH:患者の左上腕
  TP:I-S
  LOD:A-P

  1. 検査
    症状:両側
    視診:なし
    SP:棘突起に痛み
    MP:なし
    ROM:なし
  2. 矯正方法
    ①患者は、座位。術者は、患者の右側で頭側に向けて、フェンサーズ・スタンスをとる。
    ②患者は、後頭部で両指を組み合わせる。
    ③術者は、患者の両肘をしっかり合わせる。
    ④術者は、右前腕で患者の左前腕外部を抱え込み、術者の胸骨部を患者の右前腕前方に置く。
    ⑤術者は、左脇をしっかり閉め、左手を熊手にして患者の上部腰椎にコンタクト。皮膚の緩みを上方に向けて取る。
    ⑥術者は、術者の肩と患者の肩は平行にする。
    ⑦患者の身体を倒しながら、術者の位置を患者の頭方に移動していく。
    ⑧左手がベッドに接触すると、次第に患者の体重がCHに加わる。一番重く感じる位置がスラストする一番良い位置となる。
    ⑨関節の最終可動域は屈曲位で、患者の脊柱をしっかり屈曲する。
    ⑩スラストの力は右前腕と胸骨で加える。

 これは、胸椎前方変位の矯正に用いる上中部胸椎矯正法 Anterior Thorasicを、腰椎に適用したものですが、患者の腕の組み方が異なるようです。患者の身体か硬い場合は、後頭部で指を組んだ場合、両肘が前で着かないことが多いので、腰椎の場合も左右の肩に交互に右左のを置いて肘を交叉するようにしたほうが無難かもしれません。
 第5腰椎にまで適用できるそうですが、あまり下部の方ですと、コンタクトハンドに患者の体重が、かなりかかるようになるので、術者の手が痛いかもしれません。
 『マニュアル』では、上中部胸椎矯正法の方は、「術者の矯正技能もあまり多くを必要としない」としていますが、しかし、これはチェスタードロップ法という使い慣れないと結構難しい技術です。これに対して、上部腰椎矯正法については、「矯正方法は説明するのは簡単だが、習得するのは難しい」としていますが、こちらが正解でしょう。

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仙腸関節の整形外科検査

  1. ゲンズレン・テストImgp2371_edited
    方法:患者はベッド端に仰臥位で、端側の下肢をベッドから下ろす、反対側下肢の股関節・膝関節を屈曲する。術者はそれぞれの下肢に圧力をかける。
    メカニズム:伸張。片方の仙腸関節を過度に伸展させると同時に、反対側を過度に屈曲させる。その間、腰椎には影響を与えないため、疼痛の原因が、腰椎由来か、仙腸関節由来かを鑑別できる。
    注意:患者に、検査で再現される疼痛部位を示してもらうこと。仙腸関節に疼痛がない場合は、陽性と判定できない。
    仙腸関節の変位(通常は伸展側に変位)。仙腸関節の捻挫。
  2. ナクラス・テストImgp2372_edited
    方法:患者は伏臥位。術者は片方の膝関節を同側臀部へ屈曲する。
    メカニズム:伸張。踵を臀部まで屈曲することによって、大腿四頭筋が伸張するため、骨盤が前方回旋し、仙骨が寛骨から分離する。
    注意:ゲンズレン・テストと同じ
    仙腸関節の変位。仙腸関節の捻挫。
  3. ヨーマン・テストImgp2373_edited
    方法:患者は伏臥位。術者は、患者の仙骨上に手置く。もう一方の手で、患者の膝関節を屈曲させて、下肢を持ち上げる。
    メカニズム:伸張。柔軟性の高い患者の場合、ナクラステストでは、大腿四頭筋を十分に伸張できないため。
    注意:ゲンズレン・テストと同じ。
    仙腸関節の捻挫。
  4. ヒッブ・テストImgp2374_edited
    方法:患者は伏臥位。術者は、患側膝関節を屈曲・外旋させて、股関節を内旋する。
    メカニズム:伸張。仙腸関節が伸張して外側に分離する。
    注意:ゲンズレン・テストと同じ。内側から外側へと動かす点が異なる。
    仙腸関節の変位。仙腸関節の捻挫。
  5. イリアック・コンプレッション・テストImgp2375_edited
    方法:患者は側臥位。術者は股関節の高さで、骨盤を床方向へ押さえる。
    メカニズム:直接圧。
    注意:股関節に問題がある患者の場合は、股関節をはずして、他の場所を押さえる。
    仙腸関節の変位。仙腸関節の捻挫。

 参考:グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック・マニュアル 脊柱編』

 仙腸関節の検査には、もっぱら直接カイロプラクティック検査を行なっています。これまで、整形外科テストはゲンズレン・テスト以外行なっていませんでした。ガンステッド・リスティングとの整合性を考えると、ゲンズレン・テストでの伸展位、ナクラス・テスト、ヨーマン・テストでは、腸骨の前上方変位。ゲンズレン・テストでの屈曲位では後下方変位。ヒッブ・テストでは、外方変位。イリアック・コンプレッション・テストでは、内方変位が、いずれも陽性の場合に該当するようです。

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腰椎の整形外科検査

  1. ミルグラム・テスト Imgp2365_edited_2
    方法:患者は仰臥位。術者は患者の両足をベッドから25cmくらい持ち上げる。患者に、しばらくそのままの位置を保ってから、ゆっくりと下肢を下ろさせる。
    メカニズム:間接圧。患者が両足を持ち上げた状態を保とうとすると、腹腔内の圧力が増し、脊柱の間接にかかる圧力が増加するため、炎症がある部位または椎間板ヘルニアがある部位の痛みが増大する。
    注意:ヘルニアの場合、テストを行なうのが困難な場合が多いので、術者は、いったん両足を上げ終えたら、ゆっくりと離すようにする。
    腰椎椎間関節変位。椎間板ヘルニア。
    (腹筋が弱い人には、向いていないかもしれない)
  2. 下肢伸展挙上(SLR)テスト Imgp2367_edited_2
    方法:患者は仰臥位。術者は、患者の膝関節を伸展させたまま、股関節を屈曲させ、下肢を持ち上げる。
    メカニズム:伸張。坐骨神経を伸ばす。
    注意:神経圧迫を判断するためには、ブラガードテストも合わせて行なうことが必要。SLRテストはブラガードテストを行なうための角度を決定することにある。
    坐骨神経痛。椎間板ヘルニア。仙腸関節疾患。腰仙部、仙腸関節の変位。あるいは下肢筋群の過伸張。
    (これまでの定番検査。しかし、これだけでは不十分だったようです)
  3. ブラガード・テスト Imgp2368_edited_2
    方法:SLRテストが陽性の場合、その角度から5度下げて、足首を背屈させる。
    メカニズム:下肢または臀部の筋群を、緊張させることなく、坐骨神経を伸張する。
    注意:陽性の場合、WLRテストを行なう。
    坐骨神経痛。腰椎椎間間接変位。
    (下肢・臀部筋群を緊張させないのが特徴か? 判別に使える)
  4. 交差下肢挙上(WLR)テストImgp2369_edited_2 
    方法:片側のみに坐骨神経痛がある場合に、反対側の下肢を持ち上げる。健側下肢を持ち上げても、患側下肢に痛みがでるならば陽性。
    メカニズム:伸張。椎間板ヘルニアにより、神経が圧迫されているとき、健側の神経を伸張すると、炎症を起こしている患側の神経が引っ張られる。
    注意:正確に椎間板ヘルニアの有無を判別することができる。
    椎間板ヘルニア。腰椎椎間関節の変位。
    (これが陽性いなるほどの場合は、検査しなくても症状で判別できそう)
  5. ケンプ・テスト Imgp2370_edited_2
    方法:座位または立位で行なう。術者は片方の前腕で患者の両肩を後方から支える。反対側の手拇指を患部において、中程度より弱い圧力をかける。患者の上体を回旋、わずかに伸展させる。術者は患者の背中に直接圧力をかける。
    メカニズム:直接圧。
    注意:術者は下方に押しているときに、腰部を伸展させすぎないようにする。
    捻挫、椎間板ヘルニア。腰椎椎間関節の変位。
    (捻挫の鑑別にも使える)

 参考:グラント・レイドD.C.著『カイロプラクティック マニュアル 脊柱編』

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新年あけましておめでとうございます

 旧年中は、私の拙い文章を読んでいただきまして、ありがとうございました。

 毎日テーマ探しに苦しみながら、それでも楽しく書くという両者を統一して取り組んできました。それにしても、毎日々々その日暮しで書いていると、ブログのネタ探しだけで、相当な時間を取るようになります。グーグルの検索ランクが乱高下することをグーグルダンスと言うそうですが、ネタ探しのために、ネット上をあっちへ行ったりこっちへ行ったり徘徊することがあります。ネットサーフィンというよりも、ネットダンスと言った方が良いかもしれません。

 昨年も、ヘーゲル哲学を自分なりに考えて書いていこうという大志を抱いていたのですが、哲学を理解して、自分なりに考えるにはある程度の時間が必要です。しかし、それはブログのテンポに間に合わないため、結局後回し後回しになり、ほとんど書けませんでした。それは施術の研究にしても、共通した部分があります。

 その日暮しで、計画性がないところが苦労の根源かもしれません。今年は、もう少し計画を立てて、本来の施術日誌、時事問題、そして施術やその他の研究などにコースを分けて、独自に追究しながら、取り組んで行こうかと考えています。

 今年も、とにかく続けて行きますので、興味あるテーマがあるときや気が向いたときにでも、この「あおぎりカイロプラクティックの施術日誌+α」を読んでいただいて、何かの参考にしていただくことができれば幸いです。

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