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2009年7月

冷え性対策に効果があるツボ

 『たけしの本当は怖い家庭の医学』、ところどころ視聴者を過剰に心配させる演出があるので、コミカルな健康情報番組と思って、いつもは半信半疑で見ていますが、2009年7月28日夜の「夏こそ危険!冷え症徹底改善スペシャル 『本当は怖い夏の冷え~冷房の落とし穴~』」には、惹きつけられるものがありました。

 すべての冷え性の原因といって良いのかどうか分かりませんが、番組では、本来季節に応じて体温を調整する自律神経の機能が、冷房など人為的な温度差によって、乱されてしまう「冷房病」の場合を取り上げていました。対策としては、生活習慣と体質の改善をはかることが必要なようです。番組サイトから引用すると。

 「冷房病」とは、冷房の強い環境により体温を調節する自律神経の機能がみだれる病のこと。単に体が冷えるだけでなく、頭痛、肩こり、倦怠感、そして、風邪を引きやすいなどの全身症状が現れます。O・Kさんは毎日のように冷房の強い刺激を受け続けた事によって、この自律神経の機能が乱れてしまったのです。
 実際、彼女のような症例は、かなりの数が確認されています。一体なぜなのでしょうか?その原因こそ…「夏の温度差」
 私たちの自律神経は、夏になり暑さを感じると、体の中に熱を閉じ込めないよう、皮膚のすぐ下の血管を拡げ、熱を逃がしやすくします。逆に冬は外の寒さに熱を奪われないよう、血管を収縮させ体の熱を保とうとします。このように、人間の体は夏型と冬型、季節に応じて変化しているのです。
 しかし、体が夏型になっているにも関わらず、寒いと感じるほどの冷房下に長時間いると、自律神経は体の熱を奪われないように血管を収縮させ、冬型の体に変えようとしてしまうのです。ところが、一歩外に出れば猛暑。暑さを感じた自律神経は、再び体を夏型に戻そうとします。これを繰り返すうち、次第に自律神経が、今の季節が夏なのか冬なのか混乱し、機能を乱すと考えられています。
 今回O・Kさんは、イリスコーダーという目の瞳孔の動きで自律神経を調べる検査から、彼女の自律神経の機能がやや過敏になっていることが確認されました。そして今後は、漢方を中心とした治療を受ける事になりました。

http://www.asahi.co.jp/hospital/

 番組では、「夏に元気になるツボ」として、①足が冷えやすい人にお勧め:築賓 ②足の冷えと腰痛に効く:胞肓 ③下腹が冷えやすい人にお勧め:三陰交 ④冷房によって起こりやすい肩こりを解消!究極の肩こりツボ:肩井 ⑤頭痛や目の疲れに効く、頭スッキリツボ!:風池 ⑥夏に気になる、顔の浮腫みスッキリツボ:四白をあげていました。

 それぞれ、左右同時または片側ずつ、5秒押したらパッと離す、これを5回。1日朝晩2回行なうと良いそうです。ツボの位置は、番組サイトをご覧ください。

aquarius参考記事
冷え性の原因と対応
冷えを克服するタンパク質を重点にした食餌療法を試す
妊婦への施術は、特別な注意が必要

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アスベスト悪性中皮腫の原因はラジウム蓄積による内部被ばく

 『岡山大学』のサイト、新着ニュースのページに「アスベストなどが原因とされる肺悪性腫瘍の発がんメカニズムを解明」(2009年7月27日)というニュースリリースがありました。アスベストが身体に良くないということは周知のことですが、どういうメカニズムで中皮腫などが引き起こされるのでしょうか。

 本学地球物質科学センターの中村栄三教授らは、アスベストなどが原因とされる肺悪性腫瘍が、局所的な強力α線被ばくによることを解明し、発表しました。
 中皮腫を含む肺のいろいろな悪性腫瘍は、ある種の繊維や粒子への曝露により引き起こされるといわれていますが、その発生メカニズムは十分に理解されておりませんでした。中村栄三教授らは、肺中の含鉄タンパク質にラジウムが蓄積され、それがホットスポットとなって局所的な内部被ばくを引き起こし、悪性中皮腫やほかの悪性腫瘍の原因となることを解明しました。
 この論文は、Proceedings of the Japan Academy, Ser. B, Physical and Biological Sciences №7 Vol.64(7月28日発刊)に表題「Accumulation of radium in ferruginous protein bodies formed in lung tissue : association of resulting radiation hotspots with malignant mesothelioma and other malignancies」として掲載されています。

 リリース詳細:http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press-090727.pdf
 リリース資料:http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press-090727-1.pdf
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id99.html

 驚くべきことに、ラジウムによる内部被ばくが原因となるらしい。アスベストを吸引したときに形成される含鉄タンパク質のことを、「フェリチン」と呼びますが、このフェリチンに大気中のラジウムが海水中の100万~1000万倍もの高濃度に蓄積されることで、悪性中皮腫などを引き起こすことになるということです。引用文中の、リリース詳細と資料に詳しい解説があります。

sprinkle関連記事
手・足や体幹のシビレ・麻痺、腰痛などの原因には、脊髄腫瘍の場合もある

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道聴塗説 ここに極まれり

 道聴塗説 道を歩いていて、たまたま人から聞いた話を、自分の中でしっかり消化せず、「いい話だよ」とそのまま別の人に聞かせる。ブログを書くときの戒めにしていたつもりですが、浅薄な執筆者は、いつの間にか、この「道聴塗説」の陥穽にはまったようです。shock

 実は、2009年6月28日に「アルツハイマー病とカフェイン」を、7月17日には「カフェインでアルツハイマー病の改善ができるかも」という記事を書きました。ネタ元は6月が『asahi.com』(2009年6月22日付)、7月が『ヘルスデージャパン』(7月13日)です。ふたつの記事は、それぞれ視点も違うし、ブログで記したコメントも幾分異なっているのですが、どちらも出典は、『Journal of Alzheimer's Disease』(電子版)です。

 1ヵ月どころか20日足らずの間に、同じ出典からの話です。書いた本人は、まったく記憶になく、過去の記事を何気なく見ていたときに初めて気づきました。「カフェインとアルツハイマー病」という記憶障害を扱ったテーマを書きながら、これでは、執筆者の記憶障害と言っても良いかもしれません 

 こんな馬鹿げた失敗を防ぐには、少し手間は掛かりますが、同じテーマを扱った記事をブログ内で検索して、そのURLを掲載するのが良いかもしれません。おそらく、このブログを読んでいただく方にも、参考にしてもらえるでしょう。早速今日から始めます。

gemini参考記事
アルツハイマー病とカフェイン
カフェインでアルツハイマー病の改善ができるかも

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内臓脂肪の慢性炎症がメタボリック症候群の原因?

 メタボリックシンドロームの原因を明らかにする研究が進んでいるようです。東京大循環器内科のグループの記事が、いくつかのサイトに、2009年7月27日付で掲載されていました。その中で『asahi.com』の「メタボの原因は脂肪の炎症 薬で治療できるかも?」を引用してみます。

 メタボリック症候群は、肥満でたまった内臓脂肪に免疫細胞が集まって炎症状態を起こすことが原因であると、東京大の研究グループがマウスの実験で確かめた。糖尿病などの生活習慣病をまねくメタボを免疫を調整する薬で抑えられる可能性を示した成果で、26日付の米医学誌ネイチャーメディシン電子版に発表した。
 東京大の真鍋一郎特任准教授と西村智特任助教ら循環器内科のグループは、蛍光色素を注射して内臓の脂肪組織の細胞をそのまま観察できる方法を開発、高脂肪のエサを与えたマウスの内臓の状態を調べた。
 すると、マウスが太って脂肪細胞が大きくなるにつれ、病原体を攻撃する「CD8T細胞」というリンパ球の一種が出現し、さらに各種の免疫細胞が集まり、炎症状態になっていることが確認できた。
 CD8T細胞を働かなくしたり、なくしたりしたマウスでは、高脂肪のエサを与えても、内臓脂肪に免疫細胞が集まる炎症の状態は起こらなかった。さらに、CD8T細胞がないマウスに、この細胞を入れると、脂肪組織に炎症が起きた。
 また、脂肪組織の炎症が起きているマウスに、この細胞への抗体を与えると、インスリンが効きやすくなり、血糖値が下がった。
 肥満した人の脂肪組織でも同じようなことが起きているのかはまだ不明だが、グループの永井良三・東京大教授(循環器内科)は「CD8T細胞を抑える薬などでメタボリック症候群による生活習慣病を治療できる可能性が出てきた」としている。
http://www.asahi.com/science/update/0727/TKY200907270063.html

 関節の慢性的な炎症によって、さまざまな症状が引き起こされていることがあります。長期間続く慢性炎症の起こるメカニズムについて、ちょうど調べてみたいと思っていたところです。まだマウスの段階での話のようですが、それにしても、メタボリックシンドロームなどの代謝異常の原因が、内臓脂肪に起こる慢性炎症であるとは驚きです。

 それに、リンパ球の一種CD8T細胞が炎症の原因になっているとしたら、単にリンパ球が多ければ良いというものでもないようです。「白血球自律神経支配の法則」との関係はどうなるのか、「法則」でも適切な白血球の比率というのがありますが、リンパ球の種類と働きについても考えてみたいテーマです。

 東京大学大学院医学系研究科永井良三研究室 真鍋研究グループのサイトに、『Nature Medicine』に発表した論文の「内容」が掲載されていました。素人には、ちょっと難しいのですが、じっくり読んでみたい。
http://plaza.umin.ac.jp/~manabe/kenkyu.html#Tcell

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「新型インフルウイルスを破壊する化合物」の働きは?

 『AFPBB News』(2009年07月22日付)に、「新型インフルウイルスを破壊する化合物を開発、台湾大」という目を惹く記事がありました。

 国立台湾大学(Natoinal Taiwan University)の研究チームは21日、新型インフルエンザA型(H1N1)の世界的大流行の制御に有効な可能性がある有機化合物を開発したと発表した。
 「NTU-VirusBom」と呼ばれるこの化合物は、新型インフルエンザA型や鳥インフルエンザなどのウイルスを破壊し、ブドウ球菌感染などを引き起こす細菌の繁殖を阻止する。
 洗剤、エアフィルターなどの衛生用品からマスク、防護服まで多様な製品に利用できるという。
 世界的に最も広く利用されているインフルエンザ治療薬タミフルに耐性を示す新型インフルエンザA型ウイルスの変異が確認され始めた今、今回の開発は重大な意義を持つと研究チームは自信を示す。
 チームは2006年、高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)の感染拡大を受けて、抗ウイルス化合物の開発を始めた。
 地元企業がこの技術を使った製品を生産中で、9月には最初の製品が市場に出るという。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2623481/4383046

 晩秋から本格的なインフルエンザシーズンを迎えますから、9月に製品ができることになるのは、グッドタイミングかもしれません。タミフル耐性ウイルスへの効果が期待できそうです。  

 しかし、この記事だけでは、この「有機化合物」がどのようなメカニズムで機能するのか、よく分かりません。「ウイルスを破壊する」という表現から推測すると、タミフルやリレンザのように、ウイルスが他の細胞へ広がるのを防ぐノイラミニダーゼ阻害薬として働くのではないように思えます。

 もう少し調べていくと、『毎日jp』(2009年7月22日)に、「NEWS25時:台湾 ウイルス分解物質開発」という、短いけれどその疑問にズバリ答える記事がありました。

 台湾大学は21日、鳥インフルエンザ(H5N1、H5N2)ウイルス、新型インフルエンザ(H1N1)ウイルス、手足口病(腸病毒)を引き起こすエンテロウイルス71型などを、人間の体外で分解・抑制する化学合成物質を開発したと発表した。2カ月以内に台湾企業と防護服、マスク、液体スプレー、洗剤、せっけんなどに商品化する方針という。開発したのは同大の李世光、林世明の両教授や淡江大学の李世元教授らのグループ。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090722ddm007030065000c.html

 やっぱり、ウイルスを「人間の体外で分解・抑制」する「消毒薬」のような、いわゆる「インフルエンザ治療薬」とは、まったく違う機能をもつ物質のようです。そういえば、『AFPBB』の記事にも、「洗剤、エアフィルターなどの衛生用品からマスク、防護服まで多様な製品に利用できる」と書いてあります。納得 !! happy01

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まだまだ不思議なことがある自然界

 考えもつかないことが、発見されるものです。『YOMIURI ONLINE』に「オニヒトデでマダイすくすく・・・粘液がストレス緩和」(7月12日)という、愛媛大学南予水産研究センターの記事がありました。 

 サンゴ礁を食い荒らす厄介者、「オニヒトデ」が分泌する粘液に、魚の成長を促進する成分が含まれていることが、愛媛大学南予水産研究センターの三浦猛教授(水産動物生理学)らのチームの研究でわかった。
 養殖魚のストレスを緩和させる効果があるとみられる。同センターは養殖漁業への活用が期待できるとして、物質の特定を進める。
 研究のきっかけは、昨年10月、サンゴ礁保護のため愛媛県愛南町が捕獲したオニヒトデを、偶然マダイと同じ水槽に入れたところ、マダイが通常よりも長生きすることに担当者が気づき、混合飼育の実験を始めた。
 マダイの稚魚15匹が泳ぐ1トン水槽に、オニヒトデ10キロを入れたものと、入れていないものを3週間比較したところ、オニヒトデが入った水槽のマダイは、入れていないマダイよりも餌を3割多く食べ、体長の伸びは2倍以上になった。
 さらに、血液は白血球の能力が高まり、養殖マダイの大量死につながる病気の白点病が抑制されたという。粘液をマダイの餌に混ぜても、同じ効果が得られた。
 免疫力の向上はヒラメでも確認されたという。
 研究センターによると、粘液には、魚にリラックス効果を与える成分が含まれているらしい。三浦教授は「有効な物質を特定して飼料に加えれば、養殖漁業を効率化できる」とオニヒトデの効用に期待する。
 オニヒトデは、最大で直径60センチ程度まで成長するサンゴの天敵。繁殖力が強く、針に猛毒があるため駆除は容易ではない。

 嫌われモノのオニヒトデに、魚の免疫力を高めて、長生きさせる力があったなんて驚きです。何のために粘液を分泌するのでしょうか。オニヒトデは、サンゴを食べるときに、胃袋を裏返し、サンゴの上に押し付けるように広げて消化吸収するということですから、そのときに出される消化液ですかね。

 自然の海の中でも、魚との共生に役立っているんでしょうか。よく分かりませんが、不思議です。成分が特定されて、なぜ魚の成長にプラスになるのか、そのメカニズムが解明されたら面白いですね。嫌われものといっても、オニヒトデを嫌っているのは、サンゴと人間だけかもしれません。

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子どもたちと何気ない触れ合い PTAプール当番

 24日は、小学校PTAのプール当番の日でした。小雨がパラパラしていましたが、それでも決行です。午前12時30分~午後2時30分までの低学年がプールを使う2時間、時間をやり繰りして担当しました。

 梅雨明けが遅いことは良いこともあるもので、いつもは、照りつける太陽にさらされて、汗を流しながらのちょっと苦痛な作業ですが、この度は、プールサイドにときおり風が通る、身体にはやさしい当番になりました。

 プールサイドで看視しているときには、憮然と立っているのだけなのですが、友達と潜りあいをする1年生の男の子からは、「先生(学校の中にいる大人はみんな「先生」にみえるのでしょう)、どっちができるか見とってや」と何回か声をかけられたので、仕方なく審判をすることに。

 いたずらっぽい目つきをした2年生の女の子からは、ズボンに水をかけられたり、そんな子どもたちとの何気ない触れ合いがあって、何となく楽しいプール当番になりました。もちろん無事故で、後半・高学年の当番に交替です。

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朝型人間 夜型人間

 朝型人間と夜型人間では、大脳皮質と脊椎とが興奮する時間帯がそれぞれ異なる。『CNN』のサイエンスサイト(2009.07.19)に、「夜型人間」は夜間のピーク活用を カナダの研究チーム 」という記事を見つけました。

 一般より遅い時間まで起きられず、夕方以降になると元気が出てくる「夜型人間」には、夜間に「朝型人間」にはみられないような活力のピークがあることが、カナダ・アルバータ大のチームによる研究で分かった。チームは夜型の人々に、このピークを意識的に活用するよう勧めている。
 チームでは、自己申告に基づいて朝型、夜型と判定された人それぞれ9人を対象に、脚の筋肉の力を測った。測定は1日のうちに何度か繰り返し、時間帯によって数値が変化するかどうかを調べた。
 その結果、朝型のグループでは1日中、筋力にほとんど変化がみられなかった。一方、夜型グループについては、午後9時前後に最大の数値が出ることが明らかになったという。
 チームによると、大脳皮質の運動をつかさどる部分(運動野)と脊椎(せきつい)、それぞれの「興奮性」は時間帯によって高くなったり、低くなったりする。夜型の人は、運動野が最も興奮しやすい時と、脊椎の興奮しやすい時が一致し、その時間帯に筋力が最大になるという。朝型の人の場合、運動野と脊椎の活性化するタイミングが重なることはなく、結果として筋力はいつ測定してもほぼ一定の値を示すと考えられる。
 夜型のスポーツ選手は、夜間に競技があれば最大の力を発揮できる一方、午前中の競技では不利になる。朝型の選手にはこうした波がないため、時間帯の影響を受けにくい。一般の人々がジムなどで体を動かす場合も、「夜型人間は時間を選び、夜に運動するほうが調子が出るはず」と、チームでは提案している。
 一般的に朝から夕方にかけてが勤務時間となる米国型社会は、朝型人間向けといえる。不眠を訴える患者が実は夜型だったというケースも少なくない。専門家らによれば、朝型、夜型といった体内のリズムには遺伝的要因がかかわっていて、完全に変えることは難しいとの
研究も報告されている。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200907190011.html

 確かに、朝型、夜型というタイプは存在すると思います。朝型が一日中安定して力が発揮できるのに対して、夜型は午後9時前後になると強い力を発揮することができるけど、それは夜に集中しているということですか。どちらが良いとも言えませんが、夜型の場合、不眠との関係が指摘されているようです。

 それよりも、終わりに付け加えられた別の専門家による研究報告の方が気になります。「体内のリズムには遺伝的要因がかかわっていて、完全に変えることは難しい」とのこと。日の出とともに起きて日没つとともに寝るのが、「ヒト」という種全体としての自然のリズムと思いこんでいましたが、必ずしもそうではなかったのでしょうか。

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驚くべきアクセス数 「日食」関連記事

 大きな反響があった皆既日食と部分日食でしたが、「日食」を取り上げた記事を、このブログでも、興味の趣くままに、ちょっとした案内も兼ねて、それほど意識もせず、さしたる意図もなく、何通か書きました。

 ところが、22日が近づくにつれて、「検索フレーズランキング」に、「日食」関連の言葉が増えてきます。そして、20日前後から急にアクセス数が増えてきて、日食の当日はこのブログの過去の実績から考えると、「炎上」と表現しても良いくらい。22日一日のアクセス数で2821、訪問者数は1979。これまでの一日平均の12倍くらいです。

 しかも、「広島市西区」での日食の時刻と、見える方角を記事にしたのが、関心をもたれたのか、広島県内からのアクセスが6割以上で、全国トップです。いつもは、東京、大阪、愛知、神奈川などの大都市のあるところに押されて、地元ながら広島はあまり目立たないのですが・・・。

 今年の1月に季節性インフルエンザが流行しはじめた頃、その症状のことを書いた記事にも、今回の半分くらいのアクセスがありましたが、ネット情報というのは、ツボにはまるとスゴイ。そして、今回は日食が終わってツボからはずれると、現金なもので、22日午前12時を区切りに、パタンとアクセスが治まりました。

 このことが、「あおぎりカイロプラクティック」の経営に、どれほどの意味を持つことになるのか、いまのところよく分かりませんが、ブログを書くときに、多くの人が求める情報のツボを何気なく意識してみるのも、楽しいかもしれません。

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薄曇りの効用 欠けた太陽を直接見る

 部分日食。天気予報はズバリ当たって、昼前(午前9時ころ)から確かに「晴れ」。しかし、空はほとんど薄雲に覆われています。雲が流れて、ときおりその間から、弱々しい太陽が顔を出すといった「晴れ」です。

 それでも、日食がはじまる時刻を少し過ぎたころ、薄日が差しているところに立って、例の「観測筒」で空を見上げてみました。すると何と、太陽の左側が少し窪んでいる像が写っているではありませんか。確かに「日食」です。「観測筒」は、ピンホール式ですから、実際の食が反転して写るようです。

 それから約10分間隔で、日食の様子を観察しました。光っている部分が、徐々に小さくなって、次第に三日月のように。ところが、11時前の最大食のころ、雲が厚くなって太陽が隠れてしまい、観測筒にほとんど写らなくなるときがありました。そのとき空をチラッと見上げてみると、雲のフィルターを通して、筒の像と逆向きの「欠けた太陽」を直接見ることに。ラッキーチャンス !! 写真はそのときの太陽です。

 最大食のときには、空の色や気温が変化するかもしれないと期待していましたが、残念ながら、食前後に変化はあまり感じませんでした。約85%の食とはいっても、残り15%だけでもかなりの強いエネルギーがあるようで、それだけでも十分明るいからでしょうか。薄曇りも変化を分かりにくくした原因かもしれませんが、やはり皆既食と部分食では雲泥の差があるようです。 Imgp2935

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どうなる日食観測 微妙な22日午前の天気

 いよいよ明日は、7月22日。日本で46年ぶりの皆既日食、広島でも8割以上が隠れる部分日食の日です。何とか時間の都合をつけて、「ピンホール式日蝕観測筒」も手作りして、本気で準備してきました。あとは天気だけです。

 でも、期待に反して、今年は中国地方の梅雨明けが遅く、毎日ハラハラしながら、天気予報を見てきました。週間予報では、「曇り時々雨」と「曇り」の間を推移。ところが、20、21日と梅雨の終わりを思わせるかなり激しい雷雨がありました。これが吉となって梅雨が明けるか、それとも凶となってしばらく雨が続くのか気を揉んでしまいます。

 そんなとき、ニュースをチェックするついでに『マイニフティ』の「週間天気」を見ると、明日の天気が、「曇りのち晴れ」と少し期待させる予報に。早速、『気象庁』のサイトを検索してみました。すると、広島県南部は「曇り後晴れ/北の風 日中 南西の風 くもり 昼前 から 晴れ 波 0.5メートル/降水確率00-06 30% 06-12 20% 12-18 10% 18-24 10%」となっているではありませんか。

 「昼前」とは、午前9時から12時ころまでのことです。これなら部分日食が見れるかも。万歳三唱 !! happy01  しかし、あくまで予報ですから、実際にどうなるか、その時間になってみないと分かりません。でも、一日中「曇り」の予報より、ずっと希望が持てます。但し、万が一、予報がはずれて、千載一遇の機会を逃したとしても、日食も天気も自然現象ですから、それも仕方ないと覚悟はしています。

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可能性はある 恐竜の冬眠

 「恐竜も地中で冬越ししていた?」という一見不思議に思える記事が、『ナショナルジオグラフィック ニュース』のサイト(July 16,2009)にありました。

 恐竜が絶滅したのは紛れもない事実だ。しかし、彼らは1億6500万年もの長きにわたって繁栄を謳歌していたのだから、その間にサバイバル方法の1つや2つは身に付けていたに違いない。最近オーストラリアで発見された恐竜の巣穴を調べたところ、極地方の恐竜たちの生活が明らかになった。彼らは地下に避難していたのである。
 「非常に興味深い発見だ。1年の大半が雪や氷、暗闇で閉ざされていた極地方で、恐竜たちは過酷な気象条件をやり過ごすために地下に避難していたのだろう」と、アメリカにあるエモリー大学の古生物学者アンソニー・マーティン氏は話す。
 同氏は、最古と見られる1億1000万年前の巣穴をオーストラリアの南東岸で発見した。かつて南極大陸に接していた同地域では、極地方に生息していた恐竜の骨がこれまでに多数みつかっている。
 地下に掘られた恐竜の巣穴が初めて発見されたのは2006年、アメリカのモンタナ州での調査だ。マーティン氏はそのときの調査チームにも参加していたが、その巣穴には9500万年前の恐竜の家族が化石となって眠っていた。
 今回、同氏がオーストラリアで発見した巣穴は、白亜紀(約1億4500万~6500万年前)初期の露頭(ろとう:岩石が露出している場所)を掘って形成されたとみられ、奥行きは182センチ、幅は31センチある。恐竜の化石は見つかっていないが、その形状はモンタナ州のものとよく似ているという。
 この巣穴は年代、形状、大きさなどから判断して、小型の鳥脚類が掘ったのではないかとマーティン氏は考えている。後肢を使って直立歩行した大型のイグアナほどの草食恐竜が想定されている。
 巣穴の場所はかなり昔に岩石化しているが、かつては平野部の森を流れる川の土手だった。地表から地下の居住スペースまでは、らせん状の通路になっている。
 今回、南極域で巣穴が発見されたことで、北極域に生息していた恐竜も、同じように巣穴を掘っていたのではないかと考えられるようになった。
 モンタナ州の穴掘り恐竜についてマーティン氏は、「気候が温暖だったこともあり、子育てが第一の目的だったのかもしれない」と説明している。
 しかし、かつてのオーストラリアは南極大陸に接しており、気象条件は苛烈を極めていた。そのような場所で生きる恐竜にとって、穴掘りは単なる子育ての手段にとどまらず、サバイバルのための非常に重要なテクニックだったのかもしれない。
「巣穴を掘る恐竜は現時点では珍しい。だが今後、そのような生活様式の恐竜が多く発見されても不思議はないと思っている」とマーティン氏は述べた。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=88215784&expand

 「恐竜が冬越し?」というと不思議な気もしますが、日本などの温帯に住むカメ、ヘビ、トカゲなどの爬虫類は冬眠します。恐竜だって爬虫類、「気象条件は苛烈を極めていた」とすれば、「南極大陸」に近い「オーストラリア」では、冬眠していた可能性は大いにありです。

 しかし、残念ながら、巣穴状の岩穴に恐竜の家族の化石が見つかったというだけで、実際に冬眠に使ったかどうかということについての検証は難しいのでしょう。推測の域を出ていないようです。地味な調査結果から、いろいろ想像の翼を羽ばたかせた記事だと思います。

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へぇー 解散には全閣僚の署名が必要なのか

 21日に予定されている衆議院解散、これも首相の一存で思い通りになると言うものでもないようです。閣僚が署名して、閣議決定をしなければならないとのこと。その場合は、拒否する閣僚を罷免するという手段もあるようです。いざというときの対抗策をために、閣議を1時間早めるらしい。

 こんな手続きが必要だとはこれまで知らなかったというか、記憶に残っていなかったのかもしれませんが、『毎日新聞』のサイト(2009年7月17日付)に「衆院:解散、全閣僚の署名必要 拒否で罷免の例も」という、この問題をズバリ解説した記事がありました。やはり以前にも何度か、署名の拒否があったようです。

 21日に衆院が解散される見通しとなったが、解散には全閣僚が解散の閣議書に署名することが必要だ。
 解散手続きは通常、(1)内閣(全閣僚)が解散の閣議書に署名し閣議決定(2)内閣総務官が解散詔書の原案を皇居に持参(3)天皇が詔書に署名し、御璽(ぎょじ)を押す「御名(ぎょめい)御璽」(4)首相が詔書に副署(添え書き)し、衆院議長に伝達--というプロセスを経る。
 小泉純一郎首相(当時)による05年の「郵政解散」では、島村宜伸農相(同)が署名を拒否したため、小泉首相は島村氏を罷免し、解散に踏み切った。
 76年には三木武夫首相(同)が「三木おろし」といわれる党内の倒閣運動に解散で対抗しようとした。だが15人の閣僚が解散に反対し、結局、任期満了での総選挙に追い込まれた。
 麻生首相の祖父、故吉田茂元首相は54年、党内外から反発されながらも解散しようとしたが、周囲の説得を受けて断念した。その結果、吉田内閣は総辞職に追い込まれた。麻生首相が解散にこだわるのは、祖父の苦い体験も影響しているようだ。
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2009/07/17/20090717ddm005010072000c.html

 もちろん、この期に及んで、さらに解散・総選挙の先延ばしを意図しているのではないのでしょうが、自民党の国会議員総会が行なわれないこととの関連で、東京都議選の総括を行なうかどうかを問うために、抵抗する閣僚があるかもしれないと考えられているようです。

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日食 広島市西区では何時からどの方向に見えるのか

 2009年7月22日には日食が起こります。日本では、全国で部分日食を観察することができます。また奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、種子島南部など、皆既日食帯と呼ばれる細長くのびた地域・海域内では、皆既日食を観察することができます。
 皆既日食になると、太陽のまわりにはコロナが広がって見られます。また太陽表面から吹き出ている赤いプロミネンスなども観察することができます。空は、程度は日食ごとに違いますが、夕方・明け方の薄明中のように暗くなり、明るい星ならば見ることができます。地平線近くは、夕焼け(朝焼け)のように空が赤く染まって見られます。
 日本の陸地に限ると、皆既日食が観察できるのは1963年7月21日の北海道東部で見られた皆既日食以来、実に46年ぶりです。次回も2035年9月2日の北陸・北関東などで見られる皆既日食まで26年間起こりません。非常に珍しい現象と言えるでしょう。
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

 『国立天文台』のホームページ、「2009年7月22日 皆既日食の情報」からの引用です。 日食では、太陽が隠れてみえるだけではなく、話に聞いたことのあるコロナやプロミネンスも観察できるらしい。ますます関心が高まってきます。星が見えたり、空の色が変化する様子も面白そうです。

 同ページの「日食各地予報」によると、広島市西区の場合、食のはじめは、東方向から少し南によったところで午前9時41分から始まります。10時59分ほぼ南東方向で最大の食分0.857に。そして12時20分に真南の方向で終了します。

 例の「ピンホール式日蝕観測筒」で、コロナやプロミネンスが見ることができるかどうか分かりませんが、空の色は肉眼で観察できそうですし、カメラに収めることができたらいいですね。大いに楽しみです。あと気がかりなことは天気だけ。

 46年ぶりの皆既日食というから、てっきり次回は、46年後かと思っていました。しかし、そう単純な倍数ではなくて、26年後の2035年9月2日には再び見ることができるらしい。地球と月の自転・公転、軌道の傾きなどが、どのように計算されて予測が出されるのかよく分かりませんが、不思議です。

『国立天文台』「日食各地予報」はhttp://www.nao.ac.jp/koyomi/koyomix/eclipsex_s.html

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カフェインでアルツハイマー病の改善ができるかも

 「カフェインが記憶障害の改善をもたらす-アルツハイマーマウス 」という記事が『ヘルスデージャパン』のサイト(2009.7.13掲載)にありました。βアミロイド原因説の立場からの研究ですが、カフェインを摂取させることで、実際にマウスの記憶障害が改善、ヒトのレベルの実験でも、βアミロイドの濃度が低下しているようです。

 1日5杯程度のコーヒーなら、ほとんど毎日飲んでるから、アルツハイマー病の予防になるかもしれない。「コーヒー好き」への朗報、ダメ元でも胸を張って飲める、と思いたいところですが、記事をよく読んでみると、そう単純でもない。健常マウスには記憶改善の効果がないという報告と、認知症のないヒトのβアミロイド濃度の低下が明らかになったという報告があるようです。

 カフェイン摂取がアルツハイマー病の治療や予防に有用であるという証拠は増えつつあるが、新しい2つの研究によってさらなる証拠が示された。
 今回の研究は、米サウスフロリダ大学(タンパ)のGary Arendash氏らがマウスを用いて実施したもの。8オンス(約237ml)のカップ5杯に相当する1日500 mgのカフェインによって、アルツハイマー様症状が発現するように遺伝子操作されたマウスの記憶障害が改善したという。
 研究の結果、2カ月間のカフェイン摂取後、記憶試験のスコアが、認知症の徴候のみられない同年齢の健常マウスと同レベルにまで改善した。また、カフェインによって過度の血中および脳内のβ(ベータ)アミロイド濃度が半減した。βアミロイドは、ヒトのアルツハイマー病でみられる特徴的なプラーク(老人斑)に関連する蛋白(たんぱく)。研究結果は、医学誌「Journal of Alzheimer's Disease(アルツハイマー病)」オンライン版に7月5日掲載された。
 Arendash氏は「今回の知見により、カフェインがすでに発症したアルツハイマー病に対する実行可能な “治療法”であり、単なる予防策ではない証拠が示された。大多数の人にとってカフェインは安全であり、容易に脳に入り、疾患のプロセスに直接影響すると思われるため、これは重要である。ただし、高血圧患者や妊婦はカフェイン摂取を制限する必要がある」という。
 また、カフェインによって健常マウスの記憶は改善されないことも明らかにされ、同氏は「これは、カフェインが正常レベル以上に記憶能力を高めることはないことを示唆している。アルツハイマー病が発現することがわかっているマウスに有益であると思われる」と述べている。
 今回の研究が行われた米フロリダアルツハイマー病研究センター(タンパ)は、これまでの研究で、カフェインによって、同様に遺伝子操作した成獣早期(early adulthood)のマウスの記憶障害を予防することができ、認知症のない高齢者でもマウスと同様の速度でβアミロイドレベルが低下することを明らかにしている。同センター所長のHuntington Potter氏は、今後、軽度認知障害または初期のアルツハイマー病患者にカフェインが有用かどうかを検討したいと述べている。

 いずれにしても、ヒトへの応用は、まだこれからの研究にかかっているようです。

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オバマ氏の「核兵器廃絶論」は筋金入りかも

 4月のオバマ大統領の演説は、世界中の核兵器の廃絶を願う人々やこれまでその運動に取り組んできた人たちにとって、大きな励ましになっています。先日も、この演説に感銘を受けた三宅一生さんが、『ニューヨークタイムズ 電子版』に、自らの広島での被爆体験を紹介するとともに、核兵器廃絶と世界平和の実現を呼びかける寄稿をしたとの報道がありました。

 どうも、オバマ氏の「核兵器廃絶論」は、大統領選挙を前後して思いついた俄かづくりのものではなくて、若いときから温め続けてきた筋金入りのもののようです。『しんぶん赤旗』のサイト(7月16日付)に、「『核なき世界』を模索 『凍結運動』を超える視点 オバマ氏の学生時代論文」という記事がありました。

 オバマ米大統領がコロンビア大学の学生だった1983年に「核のない世界」に言及した論文を校内誌に書いていたことが分かり、話題になっています(本紙11日付「潮流」既報)。
 この論文は、『サンダイアル(日時計)』に書いた「戦争メンタリティー(思考方法)の打破」。学内の反戦組織の活動を紹介し、好戦的思想を打ち破るにはどうすべきかを探っています。
 当時はレーガン政権の時代。ソ連を「悪の帝国」と呼び、欧州への中距離核ミサイルの配備など核軍拡を強行する同政権に対し、その停止を求める「核凍結運動」が米国で広がっていました。レーガン大統領の娘パティも同運動に参加。驚いた大統領は、SDI(戦略防衛構想=現在のミサイル防衛)配備を条件に、「私たちの夢は、核兵器が地上からなくなる日が来ること」(83年11月、日本の国会での演説)だと語るに至りました。
 オバマ論文で注目されるのは、この核凍結運動に批判的な目を向けていることです。
 論文は、「一般的には、凍結運動の焦点の狭さや、(核攻撃から生き残る核能力を持つことが相手に攻撃を思いとどまらせるなどという)第一撃能力か第二撃能力かといったアカデミックな議論は、引き続き何十億ドルもする軍備の助けになるものであり、軍事・産業的利益に奉仕するものだ」と述べています。
 さらに、「経済・政治問題から切り離された軍縮・軍備管理問題は、病気それ自体ではなく問題の兆候にだけ焦点を当てることにならないか」とも問うています。
 論文はまた、核実験停止条約が「核のない世界に向けた強力な第一歩」となるとの一学生活動家の言葉を紹介しています。
 当時の核凍結運動はレーガンの大軍拡に反対する運動でしたが、膨大な核兵器を保有したままの現状維持につながるとの批判もあり、国際的に議論になっていました。オバマ論文は、その核凍結を超えて、「核のない世界」を志向する性格を強く持つものでした。
 オバマ論文を紹介したニューヨーク・タイムズ電子版5日付によれば、オバマ氏はゼミの指導教官に提出した別の論文で、米大統領がロシア側と核軍縮交渉をする方法を考察。同教官は、「彼は、この問題を長期にわたって考えてきた。顧問の一人が『これを提案したらどう?』と声をかけて言い出したようなことではない」と語っています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-07-16/2009071604_01_1.html

 原典に当たってみなければと思って、『ニューヨークタイムズ 電子版』のページを探してみました。ちょっと苦労しましたが、何とか「Obama’s Youth Shaped His Nuclear-Free Vision 」という記事を見つけ出すことに成功。しかし、かなりの長文です。時間もないので、Webの「翻訳機能」を使ってみましたが、残念ながら、機械的な翻訳で、出てきた日本語の文章は何となく大雑把な主旨が分かる程度です。

 挑戦をしたい人はこちらを:「Obama’s Youth Shaped His Nuclear-Free Vision 」http://www.nytimes.com/2009/07/05/world/05nuclear.html?scp=1&sq=Obama%E2%80%99s%20Youth%20Shaped%20His%20Nuclear-Free%20Vision&st=cse

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新型インフルエンザは季節性に比べて下痢・嘔吐が多い

 『ヘルスデージャパン』に「新型インフルエンザと季節性インフルエンザの違い(2009.7.9掲載) 」という記事がありました。

 新型インフルエンザ(豚swine由来インフルエンザA/H1N1)は、胃腸障害や嘔吐など、季節性インフルエンザではみられない症状をもたらすが、両者の違いに関する興味深い手掛かりが明らかにされ、米科学誌「Science」オンライン版に7月2日掲載された。
 米国およびオランダの研究チームは、フェレット(※イタチ科に属する肉食性哺乳動物)を用いた実験で、新型インフルエンザウイルスが気道内で広く増殖して肺に侵入するのに対し、季節性インフルエンザウイルスは鼻腔内に留まることを突き止めた。さらに、新型ウイルスはフェレットの消化管にも侵入することが判明。このような区別を明確にすることにより、今回のパンデミック(世界的流行)に対する適切な対応を確立する上でも違いが出てくる可能性があると、米国疾病管理予防センター(CDC)のTerrence M. Tumpey氏らは述べている。
 一方、新型H1N1ウイルスの感染力について検討した結果は、米国とオランダの研究チームとで一致していない。オランダの研究では、新型H1N1型ウイルスと季節性ウイルスの動物に対する感染力は同等であるとの結果であったが、Tumpey氏らの研究では、新型ウイルスは季節性ウイルスほど容易に伝播(でんぱ)しないとの結果が示された。「フェレットでは、新型H1N1ウイルスは呼吸器飛沫感染の効率性が低いことが示された」とTumpey氏は述べている。研究にフェレットが用いられるのは、インフルエンザウイルスがフェレットにはヒトと同様に感染するためという。
 インフルエンザウイルスは予測できないものであり、現在みられるウイルスの特徴が今後の数カ月で変化する可能性もあるとTumpey氏は付け加えている。「新型ウイルスはまだヒトという新しい宿主に完全に適合していないようだが、今後、人から人へ伝播していく間にどのように適合していくかはわからない。しかし、不確かであるからこそ注意深く監視することが不可欠である」と同氏はいう。
 新型ウイルスが北米、オーストラリア、南米、ヨーロッパをはじめ他の地域にも急速に拡大したことを受け、世界保健機関(WHO)は6月11日、1968年以来のインフルエンザパンデミックの発生を宣言した。米国保健当局は先ごろ、未曾有の6億回分という数のワクチンを用意して(通常の季節性インフルエンザワクチンは年間1億1500万回分)、新型インフルエンザの予防接種を実施するという計画を発表している。
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=1955&Itemid=37

 これまで、新型インフルエンザは、季節性とほとんど同じような症状だろうと思い込んでいました。しかし、記事では、アメリカとオランダの研究チームによると、新型は、鼻腔内にとどまる季節性と違い、気道内で増殖して肺に入るだけではなく、消化管にも侵入することで胃腸障害や嘔吐などをもたらすとのこと。日本でも同じなのでしょうか。

 最新情報を探してみると、厚生労働省の「新型インフルエンザに関するQ&A」というページに症状の解説がありました。「新型インフルエンザの症状は、突然の高熱、咳、咽頭痛、倦怠感に加えて、鼻汁・鼻閉、頭痛等であり季節性インフルエンザと類似しているといわれています。ただし、季節性インフルエンザに比べて、下痢や嘔吐が多い可能性が指摘されています」ということで、研究チームの指摘どおりです。

厚生労働省「新型インフルエンザに関するQ&A」http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html

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熱中症の初期症状で見られる大量の発汗

 気温が変化しても、体には体温を一定に保とうとする仕組みが備わっています。暑くなって体温が上がり始めると、皮膚の血流量を増やして皮膚から熱を逃がしたり、汗をかいて、その汗が蒸発することによって熱を逃がしたりして、体温を下げます。そことが体内の水分や塩分が不足して脱水状態になると、体内の熱を外に出せなくなり、熱がこもって、さまざまな体の変調を来たすようになります。このような状態が「熱中症」です。
『きょうの健康 2009年8月号』 「知っておきたい!熱中症・夏の救急 高齢者は要注意 熱中症」より抜粋

 とすると、熱中症になると脱水状態になるから汗が出なくなると考えてしまいますが、初期症状では、「拭いても拭いても汗がでてくる」大量発汗が起こるようです。環境省が2009年6月に改定した『熱中症環境保健マニュアル』では、現場での応急対応で対応できる軽症のⅠ度段階に、「めまい・失神」、「筋肉痛・筋肉の硬直」とあわせて「大量の発汗」があげられています。なぜ、脱水になるのに大量の発汗が起こるのか。マニュアルの「はじめに」を見てみると。

 ヒートアイランド現象や地球温暖化による影響のひとつとして、熱ストレスの増大が指摘されています。一般環境における熱ストレスの増大は、日常生活における熱中症発症のリスクを高めます。
 従来、熱中症は、多くは高温環境下での労働や運動活動で発生していましたが、最近では日常生活においても発生が増加していると言われています。また、体温調節機能が低下している高齢者や、体温調節機能がまだ十分に発達していない小児・幼児は、成人よりも熱中症のリスクが高く、更に注意が必要です。

 キーワードは、「体温調節機能」のようです。いろいろ調べてもはっきりした答えがないのですが、おそらく体温の急上昇に対して、適切な自律神経の対応ができないために、大量発汗という過剰な反応が起こるのではないかと思われます。この体温調節機能が十分に作用しない高齢者、小児・幼児、あるいは心臓疾患、糖尿病、精神神経疾患、皮膚疾患などをもっている人、降圧剤などを服用している人などは要注意です。

 参考までに、マニュアルの「どんな症状があるか」という項では、熱中症の分類の仕方を、早期発見と俊敏な対応ができるよう合理的に見直して、新しい分類法を示しているようです。

 本マニュアルでは、熱中症を「暑熱障害による症状の総称」として用いています。「暑熱環境にさらされた」という条件が明らかで、熱痙攣、熱失神、または熱疲労の症状があれば熱中症の疑いがあります。熱痙攣は全身痙攣ではなく「筋肉のこむらがえり」、熱失神は「立ちくらみ」です。熱疲労は、全身の倦怠感や脱力、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢などが見られる状態です。
 また、熱中症の重症度を「具体的な治療の必要性」の観点から、Ⅰ度(現場での応急処置で対応できる軽症)、Ⅱ度(病院への搬送を必要とする中等症)、Ⅲ度(入院して集中治療の必要性のある重症)に分類しました(表2-1)。特に、「意識がない」などの脳症状の疑いがある場合は、全てⅢ度(重症)に分類し、絶対に見逃さないようにすることが重要です
 http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual/full.pdf

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作ってみようかな ピンホール式日蝕観測筒

 日蝕の観察、太陽を直接見るのはあまり眼に良くないようです。角度の低い朝日や夕日でもちらっと見ただけで、網膜に黒い残像がしばらくちらつくことがありますから、昼近くの太陽を見続けることは無理でしょう。

 そこで、『YOMIURI ONLINE』の記事でも紹介していた「ピンホール式日蝕観測筒」、簡単そうですからつくって見ますかね。『神戸新聞』の「日食の観測器、手作りできます 明石・天文科学館」という記事に詳しいつくり方がありました。「明石天文科学館」のサイトでもこれを紹介しているようです。

 今月22日、日本で46年ぶりに観測できる皆既日食を前に、子どもたちでも簡単に作れるピンホール式の太陽観測器を、明石市立天文科学館の学芸員らが考案した。紙コップや画用紙などが材料。学芸員らは「市販の道具に頼らず、手作りしたものを使って観測すれば、もっと思い出深いものになるはず」と話している。
 皆既日食は屋久島などで観測でき、兵庫県内では午前11時すぎ、最大8割ほど欠けた太陽が見られる。直接見ると失明の恐れがあり、サングラスや黒い下敷き、スス板ガラスも、赤外線を通すため危険だ。
 赤外線をカットする専用グラスなどは市販されているが、学芸員らは手作りにこだわった。用意するものは、紙コップや画用紙、輪ゴムなど安価なものばかり。小学生でも短時間で作ることができる。
 同科学館は、明石市内の小学校教諭らを対象に、製作講習会を開くなど普及にも力を入れている。考案者の1人、井上毅学芸員(40)は「科学に興味を持つ機会にしてほしい」と呼び掛けている。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002083165.shtmlUntitled

 図は、「ピンホール式日蝕観測筒」の作りかたです。『神戸新聞』から引用しています。使い方も、ちょっとした要領が必要なようですから、興味がある方は、直接記事にアクセスしてご覧ください。

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8割も欠ける部分日蝕なら見てみるか

 7月22日水曜日には、皆既日蝕が46年ぶりに日本で見ることができるらしい。しかし、南の方では「皆既」と言われているけど、本土ではどのくらい太陽が欠けて見えるのか。よく知らなかったので、いまひとつ興味がありませんでした。

 そんなときに、『YOMIURI ONLINE』の7月8日に「専用メガネ販売好調…明石天文科学館で日食フィーバー」という記事。タイトルを見るとビジネス記事のようですが、日蝕そのものに関しても、感じていた疑問に的確に応える解説がありました。

 「明石ではどのように欠けて見えるのか」「何時ぐらいから日食が始まるの?」――。国内の陸地で46年ぶりに観察できる22日の皆既日食を控え、兵庫県明石市立天文科学館に問い合わせが相次いでいる。1日20件を超える日もあり、〈世紀の天体ショー〉に向けたムードは高まり、職員も準備に追われている。
 同館によると、鹿児島県のトカラ列島などが絶好の観測ポイント。明石市内でも太陽の約8割が欠ける「部分日食」を観察できる。午前9時46分に太陽の右上部分から欠け始め、同11時4分の「食の最大」を経て午後0時24分まで続く。
 同館は、6月2日からプラネタリウムで日食の仕組みや市内での見え方などを疑似投影する特別プログラムを上映。市民向けに安全な観察方法などを紹介する講演会を開いたほか、日食が終わった後の29日には、子どもたちが夏休みの自由研究のテーマに取り上げやすいよう、プラネタリウムで復習できるようにする。
 観測用メガネの売れ行きも好調だ。黒い下敷きや写真用フィルムでの長時間の観察は、太陽からの赤外線などで目を痛めることもあるといい、特殊なフィルターを取り付けたメガネを4月下旬から販売。350円と1200円の2種類が計約800個売れた。
 また、同館広報誌では、5ページの日食特集を組み、面白い観察法として、底部のトレーシングペーパーに太陽を映し出す「ピンホール式日食観測筒」の作り方を掲載。これらを利用して、実際に日食を観察する「観望会」を22日に開く。

http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090708-OYO1T00489.htm?from=main2

 広島と明石は、距離も近いし、緯度もほぼ横並びですから、だいたい同じような条件と考えても良いのではないでしょうか。午前10時前から始まって、11時ころに最大に、0時半頃までに終わる。部分日蝕だとしても、8割も欠けて見えるとすれば、面白そうですね。しかも、46年ぶりか。次にその機会が来るのは、相当の年齢になってからになります。この際、天気さえ良ければ、何とか時間をつくって、「日蝕観測」に挑戦してみますか。

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思い込みを追究して逆の結果に到ることも

 『CNN.cp.jp』サイト(2009.07.06)に「コーヒーに口臭予防の効果と イスラエルの研究者」という記事がありました。世界中には、いろんなことをいろんな角度から、研究する人たちがいるものです。そして一般的な仮説から、思いもかけない結果を導き出すことも。

ロンドン(CNN) これまで「口臭の原因」の1つとされることの多かったコーヒーに、実は口臭を抑える効果があるとの研究結果を、イスラエルのチームがこのほど報告した。
 テルアビブ大医学部で口臭の治療などを研究するメル・ローゼンバーグ氏らは、コーヒーが口臭を引き起こす仕組みを解明しようと、口の中から採取しただ液に、同国や米国のメーカー数社のコーヒーを混ぜておき、発生するにおいなどを調べた。その結果、当初の予想に反して、コーヒーには口臭の原因となる細菌の働きを抑える効果があることが分かったという。
 ローゼンバーグ氏はCNNとのインタビューで、「コーヒーで口臭が強くなるといわれてきたのは確か。だが、それはコーヒー自体から発生するにおいではないようだ」と語った。同氏によれば、コーヒーにはだ液の分泌を抑える成分が含まれているため、口の中が乾燥する。さらに、コーヒーに加えたミルクなどと混じって口に残ると、口臭が起きやすくなると考えられる。
 チームでは今後、コーヒーの消臭効果を利用して、口臭を防ぐマウスウォッシュ(洗口液)や歯みがき剤、ガムなどを開発したい構え。同様の研究はすでに、クローブの精油など一部の植物成分で進められている。ただし、実用化へ向けてカギとなるのは、コーヒーに含まれる数百種類の成分の中から有効成分を見つける作業だ。
 ローゼンバーグ氏は「成分の特定には長い時間がかかる」との見通しを示す一方、「今回の実験は、仮説が常に正しいわけではないということ、そして誤った思い込みから興味深い結果が生まれることもあり得るということを示す教訓になった」と話している。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200907060023.html

 しかし、コーヒーが口臭の原因のひとつと考えられていたとは知りませんでした。確かにコーヒー臭い人に話しかけられた経験はありますが、記事によると、コーヒーを飲むと唾液の分泌が抑えられて口が渇くため、口臭が起きやすくなるとかで、コーヒー自体の匂いではないようです。

 それよりも、今回の新たな発見は、口臭の原因を突き止めようとしたら、コーヒーの成分に原因となる細菌の働きを抑える効果があることが分かったこと。しかし、これまでコーヒーを飲むことが口臭の原因とされてきたということは、この消臭効果は、日常的に飲む量ではあまり期待できないかもしれません。成分の抽出が必要なようです。

 それにしても、メル・ローゼンバーグ氏の「今回の実験は、仮説が常に正しいわけではないということ、そして誤った思い込みから興味深い結果が生まれることもあり得るということを示す教訓になった」という最後の一言は、示唆に富んでいます

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火山ウォーキング 下山路でちょっとした冒険 

 「広島南アルプス」の最高峰火山(488m)を踏破しました。当日は、梅雨の合間の曇りがちの空模様、平地では過ごしやすい一日のようでしたが、山では少し歩いただけで、Tシャツが汗でびっしょりに。ウィンドブレーカーをリュックに備えていた4月頃とくらべると、ずいぶん違うものです。

 今回は丸山ウォーキングの経験を生かして、極力登山口近くまで自転車で走ることにしました。下山口からの移動のことも考えて、あまり上には行かずに、駐輪できるスペースがあるところまで行きました。それでも、立専寺から上の方になると、結構勾配がきつく、自転車を押して歩くことに。

 武田山登山口を右にとおり過ごし、すぐ左側にあった渓流で、頭を冷やして、いよいよウォーキングの開始です。掘切りコースを歩く予定が、どうも水越峠コースに向かったらしく、思い描いてたより距離がありました。おかげでひょうたん岩には、たどり着くことができませんでしたが、途中に「水越○○」という湧き水が出るところがあって、気持ちよく顔を洗うことができました。

 いくつかのアップダウンをしてたどり着いた火山山頂は、岩場があって見晴らし良好です。曇り空でしたから、スッキリとは行きませんでしたが、安佐南から東区が見渡せます。武田山や丸山、大茶臼山も眺めることができましたが、あれを縦走するとなると、少し覚悟が必要なようです。

 帰りは、権現垰へ向かいました。一路ダウンばかりではなくて、疲れた気分に追い討ちをかけるようにアップがあります。地図にはその手前に、三田垰の下山道が示されていましたが、現地ではよく分かりませんでした。とにもかくにも、権現垰から、春日野団地にたどり着きました。

 ところが、その春日野団地から自転車を置いたところまでの、道筋が地図ではよく分かりません。まぁ、地続きですから、歩いていればたどり着くことは間違いないと太っ腹で、それでもできるだけ速くつけるように考えながら、直感を頼りに歩きました。

 団地の北端まで、大回りしてみましたが、下り道がありません。少し戻ってみると、一般の歩行路になってない、ため池までの長い階段がありました。一般道まで出れるのかどうか分かりませんでしたが、いちかばちか挑戦してみることに。ダメでももう上りたくないと思いながら階段を下りて、草が生い茂った池のフェンス脇を潜り抜けて行くと、何とか道路にでることができました。

 さらに、感と記憶を頼りに、もうひとつ北側の谷への近道を見つけて、なんとか自転車を置いた場所にたどり着くことができました。子どもと一緒でしたので、今回のウォーキングは、思いがけず、いつも以上に非日常的な、ちょっとした「冒険」になりました。

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短期記憶を長期記憶に切り替えるメカニズム

 記憶を長期間保持するには睡眠が不可欠であることが、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループによって裏付けられた。MITピコワーPicower学習記憶研究所、理研-MITセンターのチームによる今回の研究では、目覚めているときの経験を睡眠中に「再生」できないマウスは、経験したことを記憶する能力が低いことが示され、医学誌「Neuron(ニューロン)6月25日号で報告された。
 研究著者で同研究所教授の利根川進氏は、「経験後の睡眠とその経験の長期記憶の確立との間に分子的関連性があることが示された。記憶の再生と記憶の定着との関連を示した研究は今回が初めて。眠っている脳は、経験を短期記憶から長期記憶に転換する前にビデオクリップのように経験を再生する必要がある」と述べている。
 今回の研究では、3シナプス回路(trisynaptic circuit)を妨害する特殊な餌を与えたマウスの脳に電極を埋め込むことにより検証を実施した。海馬にみられるこの回路は、記憶が別の部位に保存される前のプロセスで重要な役割を演じることがわかっている。起きて迷路の中を走っている間、マウスには新しく学んだ課題(迷路を通り抜けること)を認識する際に発火する細胞が形成され、その後の睡眠中に、この細胞が同様の順序で発火することがわかった。睡眠中に3シナプス回路が適切に機能するマウスは、この回路を不能にしたマウスよりも迷路を長期間記憶することができたという。
 「睡眠中に3シナプス回路の仲介によって海馬の記憶を再生することが、長期記憶の形成に欠かせない役割を担っているというのがわれわれの結論である」と利根川氏は述べている

http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=1940&Itemid=37

 2009年7月2日『ヘルスデージャパン』に、掲載されていた「長期記憶には睡眠中の記憶再生が不可欠」という記事です。マウスを使った実験で得られた結果のようですが、ヒトにもあてはまるのでしょうか。そのことについては、言及されていませんが、人間の記憶メカニズムの解明に関しても、示唆するものがあるのかもしれません。

 短期記憶が、睡眠中に海馬にある3シナプス回路で再生されることで長期記憶として形成されるということらしい。いったい、「再生」とはどんな状態でしょう。おそらく、夢とは違うんでしょうね。必ずしも、毎晩夢を見るわけでもないし、その日に体験したことや覚えたことが出てくるわけではありませんから。

 そして、「再生」と睡眠時間との関係はどうなんでしょう。ヒトの長期記憶が同じように作られると仮定して、一定の睡眠時間が必要ということになると、試験の直前に寝る間を惜しんで知識を詰め込むということが、まるっきり馬鹿げた気安め行為になってしまいます。まぁ、その場しのぎの短期記憶で済む場合もありますが・・・。そのときには、藁をもすがる思いですか。

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地球温暖化で野生ヒツジが小型化?

 イギリスの科学者が、島のヒツジの状態を調査研究し、その結果を『サイエンス』誌に発表。『CNN』のサイトに、「スコットランドの野生ヒツジ、温暖化の影響で小型化と」というニュースが掲載されていました。

 英スコットランドに生息する野生のヒツジが地球温暖化の影響で小型化しているとの研究結果を、英インペリアル・カレッジ・ロンドンの科学者らがこのほど発表した。
 米科学誌サイエンスに報告された研究によると、同大のティム・カウルソン氏らは、スコットランド沖のヒルタ島に生息するソーエイヒツジの群れについて、メスの体重や育ち方の変化を分析した。その結果、過去約25年の間に子ヒツジの成長が遅くなり、全体として小型化が進んでいることが分かったという。
 子ヒツジの体重は通常、誕生直後から急激に増加する。厳しい冬に耐えるためには、太る必要があるためとみられる。だが近年、温暖化の影響で冬が年々短くなり、体重増加の必要がなくなっているというのが、カウルソン氏らの説だ。
 「自然淘汰の法則に基づけば、体の小さいヒツジよりも大きいヒツジの方が生存率が高く、繁殖しやすいはず。ソーエイヒツジの例は、環境の変化が自然淘汰による進化を覆すほどの影響力を持ち得ることを示した」と、同氏は説明する。ただ、このまま温暖化が進んだ場合に、ヒツジが「ポケットサイズ」まで小型化するかどうかについては、「現時点では予測できない」と話している。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200907030018.html

 気温が上昇して、さほど大きくならなくても、冬越しすることが可能になったのでしょうか。変化するまでに、かなりの時間が必要な「進化」と違って、環境や生育条件に対する「適応」は短い時間で進むようです。そういえば、確か、日本人の平均身長も、第二次世界大戦後の数十年間で10cm以上伸びたということを聞いたことがあります。

 それにしても、地球温暖化は思いもしないところにも影響が出てくるものです。島という限定された地域に住む、野生のヒツジという条件があるからでしょうが、だからこそ、広域での移動や人間の保護で緩和されない、「生(なま)の」地球温暖化の影響が分かるのかもしれません。

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脱水で起こる起立性低血圧

 寝ている状態や座っている状態から、急に起き上がったり立ち上がったりしたときに、気が遠くなったり、頭がフラフラしたり、めまいがしたりなどの症状が起こる場合、起立性低血圧が疑われるようです。その中でも、特に脱水症との関連を、『メルクマニュアル 医学百科 家庭版』「起立制定血圧」の項から見ていきます。

起立性低血圧は特に高齢者に多くみられます。
 起立性低血圧は特殊な病気ではありませんが、血圧の変化に代償機構が即座に反応できなくなります。人が急に立ち上がると、重力によって脚や下半身の静脈に約0.5リットルの血液がたまります。その結果、心臓に戻る血液の量と心臓から送り出される血液の量が減少して血圧が低下します。正常な状態では、体は血圧の低下にすぐ反応します。具体的には、心臓は速く力強く拍動して送り出す血液の量を増やし、細動脈は収縮して血流への抵抗を強めます。これらの代償機構が働かなかったり、働きが非常にゆっくりであることが高齢者でよくみられ、その場合に起立性低血圧が起こります。

 原因として、心臓の機能障害や、血液量の減少、細動脈や静脈の拡張、疲れ、運動などを上げていますが、脱水は、血液量の減少に関係しているようです。

 血液量が少なくなると起立性低血圧が起こります。高血圧の治療に使われる利尿薬は、体から体液を取り除いて血液量を減らします。特に高用量で使用される強力な利尿薬は、起立性低血圧の一般的な原因です。出血、ひどい嘔吐による多量の水分の喪失、下痢、多量の汗、多量の尿(無治療の糖尿病やアジソン病でよくみられる症状)などによっても血液量は減少します。高齢者は病気のときに脱水症になりがちですが、脱水症は血液量を減少させるため起立性低血圧を引き起こします。病気の高齢者は、他人の助けなしでは水分をとることができません。また、病気の間は脚の筋肉をあまり使わないので、脚の静脈に血液がたまり(参照)、心臓に送り戻されなくなります。たまった血液のために心臓へ戻る血液の量が減少して血液量が減り、血圧が低下します。
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec03/ch023/ch023c.html

 解説されているような病気の場合だけでなく、健康ではあっても、日常生活を横臥して過ごすことが多い高齢者は、脚の筋力が弱くなってしまい、血液ポンプの働きが不十分に果たせないこともあるようです。やはり、健康で長生きするためには、適度な運動は欠かせません。

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いつのまにか増えていた広島の新型インフルエンザ感染者

 東広島市と福山市で、1人ずつの新型インフルエンザの感染者が確認されてから後、あまり騒がれないので、梅雨の高温多湿で、すっかりウイルスが息を潜めたのか、広島市では無風状態かと錯覚していましたが、どうもそう単純ではなかったようです。

 『中国新聞』オンライン版7月5日付に、「新型インフル、広島で新たに11人、広陵高は休校へ」という記事が掲載されていました。

 広島市は4日、市内在住の11人が新型インフルエンザに感染したと発表した。市内の感染は計30人となった。
 市によると、2人は広陵高(安佐南区)の男子生徒で、同高は6~10日の休校を決めた。ほかに、安田女子高(中区)の生徒7人▽市が濃厚接触者として健康観察をしていた20代女性▽米国から2日に帰国した30代男性。いずれも症状は安定し、自宅で療養しているという。
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200907050260.html

 広島市で合計30人。さらにふり返ってみると、7月4日付には、「新型インフル、広島で急増 二次感染拡大57人」という記事がありました。

 広島県内で感染が確認された新型インフルエンザ患者が急増している。3日深夜までで57人に達した。当初は海外からの帰国者が中心だったが、6月29日以降は二次感染が拡大。患者がさらに増えることが予想され、県は3日、季節性インフルエンザと同様に原則すべての医療機関で診療する態勢に6日から切り替える方針を決めた。
 感染者は7市2町の57人で、20歳未満が40人と7割を占める。6月9日に東広島市の男性の感染が確認されて以降、28日まではまん延国からの帰国者や来日した海外在住の日本人が中心で、県内での二次感染は確認されていなかった。
 29日からは一変し、感染者との接触した人が大半を占める。呉市は28日にロシア旅行した家族3人の感染を確認したが、それまでの間の会社出勤やスポーツ指導などを通して感染が広がった。

 広島市では6月下旬に市内であった「広島市―ホノルル市スポーツ交流事業」に参加した高校生やその家族が感染し、6校が休校・休園措置を取った。
 3日は、県立広島病院(南区)の看護師から看護師への院内感染が確認された。医療関係者の感染は初で、同病院は看護師が担当していた入院患者や濃厚接触した職員に予防的に治療薬タミフルを投与し、感染の拡大防止に全力を挙げている。
 県が3日開催した危機対策本部員会議では厚生労働省の方針変更を受け、基本対処方針を改定。(1)発熱外来に限っていた外来診療をすべての医療機関に広げ、電話連絡した上で受診(2)自宅療養が原則で、ほかの病気にかかっているなど重症化の恐れがある人は入院治療(3)遺伝子検査は重症化や集団感染が疑われる場合―とした。
 県は、県民に対し、今回の新型インフルエンザは軽症の事例が多く、冷静な行動が大切▽受診の際はマスク着用▽うがい・手洗いなど個人ができる対策の実行―の3点を徹底するよう呼び掛けている。
http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200907040211.html

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今年も東シナ海から大型クラゲが流れてくるかも

 『水産総合研究センター』が2009年6月29日に発表したプレスリリース「大型クラゲについて(6月25日)」によると、東シナ海で、大型クラゲの出現を確認したということです。まだ日本の沿岸に流れ着くかどうかということは、「予断するものではない」としていますが、可能性は大きいようです。

 独立行政法人水産総合研究センターの調査(水産庁補助事業)によれば、6月19~25日に東シナ海中央部において、目視観測及び採集調査により大型クラゲの出現を確認しています。
 また、6月23日に済州島北側の東シナ海において、目視調査により大型クラゲの出現を確認しています。
 上記の情報は、今年度における我が国周辺水域での大型クラゲの大量出現を予断するものではありませんが、今後とも、関係府県や関係機関等と連携して大型クラゲ出現調査を実施する予定です。

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

本年大型クラゲが確認された海域(PDF:25KB)
http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr21/210629/

 『ウィキペディア』によると、大型クラゲとは、一般に「エチゼンクラゲ」と呼ばれていて、大きいものでは傘の直径が2m、重さは200kgにもなる、かなりのビッグサイズ。これまで何度か、大量発生して日本海沿岸に流れてきて、網が破れるなど、漁業に大きな被害を与えているようです。そう言えば、テレビで見たことがあります。

 中華料理では、これまで食材として用いられてきたといいますから、加工の仕方によっては、食用として活用することは可能なようです。但し、この大型クラゲを捕獲するためには、別途設備が必要な上、毎年同じように発生するわけでもないから、実際に利用するには困難があるということ。思うようには、いかんもんです。

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神経突起の過剰な刈り込みを制御するタンパク質

 アルツハイマー病は、βアミロイドというタンパク質が脳内に蓄積して、神経細胞が損傷を受けるために起こると思っていましたが、βアミロイドが蓄積するから発症するのか、あるいは病気の結果βアミロイドが沈着するのか、まだ結論が得られていないようです。

 βーアミロイドの問題とは、アプローチの仕方が違いように思えますが、その原因を解明する新たな研究結果のひとつとして、『東京大学 大学院 理学系研究科 理学部』のサイトに「脳の配線ミスを生後の発達期に修正する新たなメカニズムの発見」(2009年6月29日)というプレスリリースが発表されていました。

 ヒトの脳では、一千億個以上もの神経細胞が互いに神経突起を伸ばし、複雑かつ精密なネットワークを形成しています。このようなネットワークがどのようにして作られるかは、生物学における大きな謎の一つです。近年、脳の発達期に観察される神経突起の“刈り込み”と呼ばれる現象が、大きな注目を浴びるようになりました。ヒトなどの高等動物では、生まれた直後の脳は未成熟で、個々の神経細胞は正しい相手以外とも多くの神経接続を形成しています。ところが成長が進むと、不要な神経突起は排除されていきます。この “刈り込み”は、機能的な神経回路を構築するための重要な過程であると考えられます。しかしながら、“刈り込み”に関わる遺伝子やタンパク質はあまり知られておらず、この現象が分子レベルでどのように制御されているかはほとんど不明でした。
 “刈り込み”のメカニズムの解明は、臨床応用の観点からも重要です。“刈り込み”が適切に制御されないことが、病気の発症につながり得るからです。その最たる例を、アルツハイマー病やパーキンソン病などに代表される神経変性疾患に見ることができます。これらの病気では、本来起こるべきでない時期や部位で神経突起の削除が起きており、これが脳機能低下の一因となると考えられています。また、アルコールの過剰な摂取や肥満も神経突起の異常な削除を引き起こすことが知られています。正常な脳の発達過程における“刈り込み”の際に、不要な神経突起だけが削除され、必要な神経突起は維持されるメカニズムを解明することで、これらの疾患の治療法の開発にもつながると期待されます。
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/press/press-2009-14.html

 今回の研究では、「刈り込み」によって神経の突起を切り離す「MBR-1」というタンパク質と、それを制御する「Wnt」というタンパク質を見つけたらしい。個体の発達過程で、不要になった細胞が自滅するアポトーシスという現象が起こりますが、神経の接続でも、同じような経過をたどるようです。

 アルツハイマー病の原因が、神経突起の過剰な「刈り込み」だとすると、βアミロイドの蓄積は、原因ではなく結果なのかもしれません。パーキンソン病も、ドーパミンが不足するのは、神経突起の接続そのものが少なくなった結果でしょうか。脳の問題は、まだまだ、奥が深いようです。

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日本酒は舐めるように飲んでも効果はないか

 赤ワインに含まれるポリフェノールが、なぜ身体に良いのかということが明らかにされたようです。『ヘルスデージャパン』のサイトに、「赤ワインの健康効果の機序が明らかに」(2009年6月18日掲載)という、酒飲みの興味を惹く記事がありました。

 適量の赤ワインが健康によいことはすでに知られているが、その理由がついに明らかにされた。ワインに含まれる成分の1つ、レスベラトロール(resveratrol)と呼ばれるポリフェノールに疾患予防効果があることは以前からわかっていたが、その体内での作用機序についてはこれまで明確にされていなかった。
 「レスベラトロールの利益は極めて幅広く、癌(がん)予防、心臓や脳の損傷からの保護、炎症などの加齢による疾患の軽減、糖尿病および肥満の解消、他にも多数ある」と、研究著者の1人でオーストラリア、クイーンズランド大学生物医科学部准教授のLindsay Brown氏は述べている。今回の研究は、医学誌「Alcoholism: Clinical & Experimental Research(アルコール中毒症:臨床と実験研究)」オンライン版に6月10日掲載された(印刷版は9月号に掲載予定)。
 Brown氏によると、レスベラトロールが効果を発揮する機序として以下のことが考えられるという:
 ・高用量のレスベラトロールは、アポトーシス(プログラムされた細胞死)を増進することにより癌を予防する。
 ・低用量では、細胞保護を増進し、損傷を減らすことによって心臓の健康状態を改善する。
 ・活性酸素を体内から除去するのを助け、細胞への血液供給を向上させる。
 このほか、消化管および肝臓ではレスベラトロールのほとんどが不活性化されていることから、レスベラトロールが血流内に吸収される機序についても研究中である。同大学のStephen Taylor氏は「興味深いことに、(赤ワインを)すぐに飲み込まずにゆっくりと口腔内の粘膜を通して吸収されると、血中濃度が100倍になることがある」と述べている。
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=1917&Itemid=37

 赤ワインのポリフェノールの中でも、レスベラトロールという物質。高用量でアポトーシスを促進し、低用量で心臓の細胞を保護する。血液供給を促進して、活性酸素を体内から除去する。但し、活性化した状態で血流内に取り込むためには、舐めるようにして、口腔粘膜を通す方が良いということですか。

 但し、これは、あくまで赤ワインのレスベラトロールのことで、日本酒を飲むとき、「ゆっくりと舌で転がしながら飲んだ方が、アルコールが早めに脳に到達して、気分が良いかもしれない」と期待しても無駄なようです。アルコールの吸収は、小腸>胃>大腸>口腔の順になっていて、口腔や食道粘膜からの吸収はごくわずかしかないらしい。

 それにしても、「高用量」、「低用量」とは何のことでしょうか。赤ワインをたくさん飲むことが高用量で、少し飲んだときが低用量と解釈したいところですが、はじめに「適量の赤ワインが健康に良い」と断ってありますから、どうも違うようです。残念、悔しいデス!

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心地よさを感じる程度の日光浴が最適かも

 日光浴には、ビタミンDを生成して免疫機能を高める作用があるのは分かりましたが、逆に、太陽光線に含まれる紫外線によって免疫機能が低下することもあるらしい。それは、いったい、どういうことなのでしょうか。

 表皮の有棘層に、ランゲルハンス細胞という免疫細胞が存在します。樹上細胞の一種で、掌を広げたような形をしていて、ウイルスなどの侵入やがん細胞の増殖から身体を守る働きの一翼を担っています。体内に侵入した異物などを抗原として取り込むと活性化され、脾臓などのリンパ器官に移動して、情報を伝え、T細胞やB細胞を活性化する抗原提示細胞として機能すると言われています。

 ところが、表皮は文字どおり、皮膚の表面に近い部分であるため、過剰なストレスを受けたり、中波長紫外線UVBに長時間さらされりすると、ランゲルハンス細胞はダメージを受けやすいようです。そのため、抗原情報の伝達能力が低下し、免疫機能が総体として低下することになるようです。

 確かに、皮膚でのバリケードは、身体の免疫機能としては大きな部分を占めています。しかし、どれほどの紫外線を、どのくらいの時間浴びれたときに、ランゲルハンス細胞に損傷が起こるのでしょう。「病気の療養には日光浴が良い」という声がある一方、「ビタミンDは食事で摂取するだけで十分。紫外線は有害でしかない」とする意見もありますし、判断が難しいところです。

 日光に当たることは、身体のリズムを整える上でも必要だと思いますが、過剰なストレスにならずに、心地よいと感じる程度が最適かもしれません。但し、サンバーンは後から来ますから、その時だけの判断ではなく、少し先を見据えた心地よさを考えることが大切でしょう。

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起床時の頭痛 睡眠時無呼吸症候群が原因の場合も

 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは、睡眠中に10秒以上の呼吸停止=無呼吸が、1時間に5回以上、7時間に30回以上繰り返される状態を言います。呼吸するときに空気が通る上気道が閉塞することによって起こります。その原因は肥満によることが多いのですが、痩せ型でも顎が小さい場合に気道が塞がれやすくなるようです。

 睡眠時無呼吸症候群が慢性的酸欠状態を引き起こすことによって、起床時に頭痛がすることがあります。無呼吸が続くことで、大気中の酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する、肺胞の換気機能が十分に行なわれなくなります。そうすると、動脈血中の炭酸ガス分圧が上昇、酸素分圧が低下して、身体中に酸素が行き渡らなくなり、慢性的な酸欠状態になります。起床時頭痛は、脳が酸欠状態を知らせるために発している警告と言われてます。

 少し前の文章ですが、『日経メディカルオンライン』のサイトに「重症睡眠時無呼吸症候群で3割強に頭痛の訴え」(2002.11.25)という記事がありました。起床時頭痛のタイプは、緊張型頭痛です。但し、その場合も倦怠感、寝不足感などを伴うことが多いようです。参考のために引用しておきます。

 23日午前中にB会場で行われたセッション「症候性頭痛」では、臨床上留意すべきと思われる症例報告が相次いだ。獨協医科大学の研究グループは、重症睡眠時無呼吸症候群にみられる頭痛について報告。重症睡眠時無呼吸症候群では3割強に頭痛の訴えがあること、起床後頭痛が大多数だったこと、性状は緊張型頭痛であること--などを指摘した。神経内科の宮本雅之氏が発表した。
 調査期間は、2001年1月1日から2002年6月30日。同病院に入院した重症睡眠時無呼吸症候群の患者27例。男性25例、女性2例。年齢は47.6±11.7。BMIは31.0±4.8kg/m2。眠気を評価するEpworth Sleepiness Scale(ESS)は、11.6±3.9だった。
 頭痛の有無や性状、睡眠の習慣については、問診票で行い、日中の眠気については、ESSで評価した。神経学的診察、耳鼻科的診察も実施。起床時の動脈血ガス分析、頭部規格撮影(側面)と頭部MRIも実施した。また全例にポリソムノグラフィも施行した。
 調査の結果、10例に頭痛の症状があり、特に起床後頭痛が目立った。性状は個人差があったが、1.両側性、特定の疼痛部位はない、2.頭重感(非拍動痛)、鈍痛、倦怠感、寝不足感、3.持続時間が約10分から約2時間、4.頭痛の原因となる頭蓋内の器質的疾患がない、5.ADLに障害はなく、鎮痛薬を常用する人もいない--などの特徴があった。
 頭痛の有無と患者背景には、特に違いは認めなかった。睡眠時無呼吸障害指標と頭痛の有無にも、両群で特に差がなかった。ただし、睡眠習慣と頭痛の有無には差がみられた。熟睡感がないとする患者は、頭痛があった10例の80.0%で、頭痛がなかった17例では29.4%でしかなかった(p<0.05)。また日中の眠気は、頭痛のあった10例ではESSが14.3±3.4で、一方の頭痛のなかった17例ではESSが10.1±3.3だった(p<0.05)。 
 宮本氏は、重症睡眠時無呼吸症候群と頭痛に関する文献も調査したところ、重症睡眠時無呼吸症候群で起床後頭痛があったのは18%から58%と幅があった。宮本氏らの今回の調査結果もこの範囲に入るものだ。重症睡眠時無呼吸症候群での頭痛発症要因については宮本氏らは、今回の調査では有志差がなかったが「夜間の高炭酸ガス血症や鼻呼吸障害も関与している可能性がある」とみている。http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/218721.html

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