膝蓋腱・膝蓋靭帯へのアプローチ
膝蓋腱・膝蓋靭帯に直接アプローチする手法として、「クリニカルマッサージ」のクロスファイバー・ストロークを見ていきます。
膝蓋腱と膝蓋靭帯
- 患者は背臥位をとる
- 術者は患者の横、脚の位置に立つ
- 母指を膝蓋腱(膝蓋骨の上)に置く
- しっかりと組織を押圧し、腱を越えて組織が柔らかくなリ緊張が緩和したと感じられるまで、母指を前後に動かす
- このプロセスを膝蓋靭帯(膝蓋骨の下)に繰り返す
膝蓋骨深部
- 一方の手で膝蓋骨を術者から遠ざける方向にずらす
- もう一方の手の四指を膝蓋骨の下に置く
- 膝蓋骨を上向きに押圧し、組織が柔らかくなり緊張が緩和したと感じられるまで、四指を前後に動かす
- このプロセスを内側に繰り返す
注意
上記の方法は、膝の手術後の患者や手術の予定がある患者には施術しないこと。患者が過去に膝を手術したことがある場合、または膝の痛みを訴える場合は、治療前に患者に詳細な問診を行なう。問題があると思われるときには、治療前にかかりつけの医師の許可を得るよう患者に求める。
母指および四指を前後に動かすとありますが、テキストにある写真では、母指は、患者からみて左右方向、四指は、患者からみて上下方向に動かしているようです。膝の痛みというと、たいてい膝関節の状態をみることになりますが、状態によっては、膝蓋腱および膝蓋靭帯へのアプローチを考えてみることも必要でしょう。
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