三角筋のクリニカルマッサージによる手技療法
三角筋の手技療法はストリッピングのみなのですが、『クリニカルマッサージ』の三角筋の「概要」にちょっと興味深い記述があったので取り上げることにしました。
三角筋の3部は、上腕骨頭部の上で肩を覆い、腕の屈曲、伸展および外転運動を開始する力の大部分を担っている。この3部配列により、三角筋の互いに拮抗する前部と後部が形成されている。三角筋中部は、外転に関して棘上筋と密接に協力する。三角筋は一般に障害を起こしやすい部位であるが、ストリッピング・マッサージによって簡単に治療できる。三角筋のトリガーポイントは、滑液包炎(筋肉の下でクッションの働きをする液体が詰まった滑液包の炎症)と解釈されることが多い。
肩の痛みに関しては、記述のように「滑液包炎」を疑うことが多いのですが、「三角筋のトリガーポイント」の場合もあるようです。回旋筋腱板にばかり目を向けていましたが、三角筋も障害を起こしやすい部位ですか。しかも、その場合は、「ストリッピング・マッサージによって簡単に治療できる」らしい。
ストリッピング
・患者は背臥位をとる。術者は患者の頭側に、治療する側の肩の方を向いて立つ
・指関節、四指、または母指を三角筋前部の最上面、その内側縁の上に置く
・深く押圧し、上腕筋の付着部に到るまで、筋肉上の手を下向きに滑らせていく
・手を外へ向けて同じプロセスを繰り返し、三角筋中部に移動し、必要に応じて手を回旋させる
・手を肩の下へ三角筋後部に向けて移動させ、すべての三角筋の治療が完了するまで宇佐向きに押圧する
・三角筋後部の治療は、患者を腹臥位にして行なうこともできる
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