足と脚の痛み

脚深部の不快な感覚異常 「むずむず脚症候群」

 時おり、脚がチリチリするなどの症状を訴えて来店される方があります。神経圧迫による坐骨神経痛の場合がほとんどですが、同じく脚の感覚異常を引き起こすことで、最近注目されている症状に、「むずむず脚症候群」があります。どんな疾患なのか、『むずむず脚症候群友の会』ホームページから、抜粋してみます。

 むずむず脚症候群(Restless Legs Syndrome:RLS)」とは、脚の表面ではなく、内部に不快な異常感覚が生じる疾患です。その異常感覚は「むずむず」「虫が這う」「ほてる」「炭酸が泡立つ」「ちりちりする」などさまざまな言葉によって表され、患者にとってきわめて不快なものです。症状が起きた場合、患者は脚を叩いたり、寝返りを繰り返すことなどで不快感を軽くしようとします。重症になるとじっとしていることができず、居ても立ってもいられなくなり歩き回らなければいけない状態になります。
 また、むずむず脚症候群の症状は、夕方から夜間に現れることが多いため、「入眠障害(眠りにつくことができない)」、「中途覚醒(夜中に目が覚めてしまう)」、「熟眠障害(ぐっすり眠れない)」などの睡眠障害の原因となり、その結果日中に耐えがたい眠気を引き起こし、患者のQOLが著しく低下するといった悪循環に陥ります。
 この症状は妊娠中の女性の2割くらいにも見られます。しかし、ほとんどの方は授乳期間が終わるまでには自然に解消するようです。
 患者の多くが適切な薬物療法で症状が大幅に改善されますが、一般・医師ともにいまだ認知率が低く、なかなか周囲に理解してもらえない場合も少なくありません。また、専門医を見つけられない方や、適切な診断・治療が受けられない方も多く存在します。
http://www.muzumuzu.org/2008/07/rls-1.html

 主に症状が現れる部分は、ふくらはぎや足の甲、足の裏ということです。鉄欠乏性貧血、葉酸欠乏、糖尿病、慢性腎不全、パーキンソン病、関節リュウマチ、下肢静脈瘤、ガン、高コレステロール血症などの疾患がある人に起こりやすいとも言われています。

 原因は、鉄分や葉酸の不足によって、パーキンソン病にも関係している脳内神経伝達物質であるドーパミンがうまく生成できなくなることにあると考えられています。治療には、まずカフェインやアルコールなどの嗜好品を避けるとともに、原因となる病気をコントロールした上で、症状をみて、ドーパミンの生成を促す薬が用いられるようです。

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梨状筋のクリニカルマッサージによる手技療法

 梨状筋は、その緊張によって「梨状筋症候群」という、坐骨神経の障害を引き起こすことがある筋肉です。『クリニカルマッサージ』「股関節の外旋筋」の項を見ていきます。

 梨状筋は、股関節の主要外旋筋であり、同時に股関節の主要固定筋である。その臨床的意義は大きい。
 坐骨神経は、個人差はあるが、梨状筋の上または下を走り、場合によっては貫通(または一部貫通)する。このため梨状筋の緊張は、その固有の関連痛パターンだけでなく坐骨神経の障害によっても痛みの原因になることがある。この障害を梨状筋症候群という。梨状筋の障害は、バレー・ダンサーには、恒常的にバレーの「ターンアウト」(股関節の外旋)が要求されるため、梨状筋の障害がよく見られる(ママ)。また梨状筋の股関節を固定する役割が原因となる障害もごく一般的である。

圧迫
・患者は腹臥位をとる
・術者は患者の横、腰の位置に立つ
・母指または両手の母指を重ねて大転子と仙骨間の中間点に置く
・しっかりと組織を押圧し、圧痛領域を探す。押さえてリリースする
・このようにして、仙骨縁から大転子への付着部まで筋肉全体を調べる

 これは、圧痛領域を探す検査を含んだ手技のようです。

圧迫とストレッチ
・患者は腹臥位をとる
・術者は患者の腰の位置に立つ
・片方の手の指関節を臀部上、大転子のすぐ内側に置き、前内側方向にしっかり押圧する
・反対の手で患者の足首をつかみ、膝を90°屈曲させる
・梨状筋に対して指関節をしっかり押し当てながら、患者の足を術者の方向に引っ張り、股関節を内旋させる

 このストレッチは、「梨状筋のパッシブ・ストレッチ」とも呼んでいるようです。股関節を内旋させて、梨状筋を伸展させることがポイントになっています。

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手・足や体幹のシビレ・麻痺、腰痛などの原因には、脊髄腫瘍の場合もある

 トレーニングジムでよく顔を合わす人が、頸椎にある脊髄腫瘍の切除手術を受けることになりました。良性腫瘍らしいのですが、手がシビレて、感覚がなくなり、ボタンをはめるのにも苦労することがあったそうです。

 腫瘍性の疾患は、カイロプラクティックの禁忌症になっていますので、これまであまり関心を持ってこなかったのですが、その症状を聞いてみると、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどによる神経障害とよく似ています。

 脊髄腫瘍は、脊髄、神経根、硬膜、脊椎などに発生する主に良性の腫瘍で、いわば「できもの」のようなものです。発生頻度は10万人当たり1~2人、脳腫瘍の1/5~1/10程度ということで、比較的少ない疾患のようです。

 良性の場合は、数ヶ月から数年の経過で症状が進行します。一般的に、手足・体幹の感覚障害から始まって、腫瘍の増大にしたがって、手足の麻痺へと、さらに進行すると排尿や排便障害も現れるようです。また、頸部、胸部、腰部のどこの脊髄に発生するかによって症状が異なります。

 但し、肺ガン、乳ガン、前立腺ガン、消化器ガンなど身体の他の場所にできたガンが脊椎などに転移している場合は、悪性といわれており、特に注意が必要です。良性の場合よりも、症状の進行が早くなるそうです。手・足のシビレや腰痛も、侮ることなかれです。

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間欠性跛行の原因には、神経性と血管性がある

 歩くと脚に痛みやシビレが生じて、少し休むと再び歩けるようになる症状を間欠性跛行といいます。何度も休まなくては歩けないようになって、長い距離を歩くことが苦痛になります。

 この間欠性跛行の原因には、神経性のものと血管性のものがあります。神経性の代表的な疾患として、これまでも何度か紹介した腰部脊柱管狭窄症があります。血管性の疾患には、閉塞性動脈硬化症があります。

 どちらも、歩き続けると脚の調子が悪くなって、少し休めば歩けるようになるというところまでは、同じなのですが、休むときの姿勢が異なってきます。神経性の場合、休むときにしゃがみ込んだり、ベンチに腰掛けたりしなければ、脚の痛みやシビレがとれません。それに対して、血管性の場合は、姿勢に関係なく歩くのを止めれば症状は回復します。

 注意しなければならないのは、『日経メディカルオンライン』に紹介されている今年2月におこなわれた腰部脊柱管狭窄講演会「見逃してはいけない抹消血管障害」で、神経性10人に1人は血管性との合併症があるとの指摘があったことです。

 また、血管性間欠性跛行の発症リスク群として、「①50歳以下で、糖尿病と動脈硬化の危険因子をひとつ有する。②50~69歳の年齢層で、喫煙歴や糖尿病の既往がある。③70歳以上の高齢者。④運動時に跛行を疑わせる下肢症状や安静時虚血性疼痛を有する。⑤下肢抹消動脈の異常を有する。⑥動脈硬化性冠疾患、頚動脈病変、腎動脈病変を有する」があげられています。

 これまで、間欠性跛行は、もっぱら脊柱管狭窄症の症状とみていましたが、血管性やその合併症の場合もあることを、頭にいれおきたいと思います。

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立ち仕事を続けることでも起こる足底腱膜炎

 足底腱膜は、足の裏で踵の骨と指のつけ根をつないでいるひも状の組織で、歩いたり走ったりするときにスプリングのような役割を果たしています。この足底腱膜に繰り返し過度の負荷がかかると小さな断裂ができて、炎症を起こります。主に足裏の踵に近い部分が痛みますが、腱膜にそった他の部分が痛むこともあります。

 もっぱら陸上競技やバスケットボール、剣道など足を激しく使うスポーツのオーバーユースで起こることが多いのですが、長時間立ちっぱなしの職業の人や足底腱膜の退行性変性が進む中高年の男性にも好発すると言われています。

 「一週間くらい前から、歩くときに左足の裏に違和感があって、おしたら痛みがある」と、Mさん(男性 50代)が来店されました。仕事柄立って作業することが多いそうです。痛みがあるのは、踵ではなく足の裏の指の付け根に使い部分ですが、特に糖尿病神経症などの持病もないということなので、足底腱膜炎の可能性が強いようです。

 そこで、まず右側の足指への屈法・伸法、足底腱膜へのディープストローク、プランターコンプレッションなど、腱膜の緊張をとり、リラックスさせる施術を行ない。さらに、腱や筋肉の痛みや炎症に適しているといわれるキネシオテープを、腱膜にそって貼付しておきました。

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注意が必要な足先のシビレ、こむら返り・・・糖尿病神経症の場合も

 糖尿病は、インスリンの分泌に異常あったり、作用が弱かったりして、血液中のブドウ糖が筋肉や脂肪組織に取り込まれにくくなり、血糖値が高い状態が慢性的に続く疾患ですが、日本人では分泌障害のタイプが多いようです。高血糖の状態が続くと、全身の血管が障害されて、合併症を引き起こします。

 太い血管では、動脈硬化が境界型の段階から進行し、脳では脳梗塞、心臓では狭心症、心筋梗塞、手足では閉塞性動脈硬化症につながることがあります。細い血管では、糖尿病を発症して5~10年ほどで、三大合併症と呼ばれる糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害が現れはじめます。

 その内、糖尿病神経症では、自律神経や痛みなどを感じる感覚神経や足を動かす運動神経が障害されます。特に感覚神経や運動神経の障害では、左右の足先のシビレからはじまり、感覚の低下やこむら返り、足の痛みが起こるようになり、さらに進むと壊疽を起こすこともあります。

 糖尿病に罹患している人は、要注意です。糖尿病神経症の検査には、アキレス腱反射検査や振動覚検査などがありますが、足先にシビレや痛みを感じたり、こむら返りを頻繁に起したりするようになった場合は、糖尿病神経症を疑ってみる必要があるようです。

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ハムストリングスに痛み・・・軽度の肉離れ

 「左側の太股の後が痛くて、歩きづらい」と、Yさん(男性 70代)が来店されました。触診してみると、どうもハムストリングスの肉離れのようです。肉離れは、スポーツ選手ばかりでなく、筋肉が弱ってくる中高年の人もなりやすい症状です。身体を使う仕事や休日に行なうスポーツ、階段を上がったり、坂道を登ったりなどの動作で起こることもあります。

 肉離れは、筋肉が激しく収縮したときに、筋線維や筋膜の一部が損傷してしまった状態です。主に、ハムストリングス、大腿四頭筋、腓腹筋などの二つ関節にまたがっている二関節筋でよく起こります。

 症状によって、三つの段階に分類されます。Ⅰ度は軽症で、患部に軽い圧痛があり、陥凹はありません。筋線維・筋膜には損傷がなく、筋肉間に損傷があります。歩行はできますが、ランニングやジャンプをすると痛みます。Ⅱ度は中程度、患部に圧痛があり、多くの場合陥凹があります。筋線維・筋膜の一部に損傷があります。歩行が困難になり、ランニングなどはとてもできません。Ⅲ度は重症、強い圧痛があります。陥凹の上に内出血も。受傷を繰り返すことで、筋肉は部分断裂しています。歩行はできません。

 Yさんの場合、少し痛みますが歩行はできます。陥凹や内出血はなく、大腿後面中央部にある経穴の殷門を押すと痛みが出るので、Ⅰ度のようです。念のため、仙腸関節の動きを検査してみると、左腸骨の後下方変位を発見。ハムストリングスの動きと相関関係があるので、矯正しておきました。さらに仙骨パートに点法を行なうとともにハムストリングスから下腿後面の筋群をほぐして、半腱・半膜様筋、大腿二頭筋にそってキネシオテープを貼付しました。

 問わず語りにYさんは、「来たときより、歩きやすぅなった。テープのおかげかのぅ」といって帰られました。筋肉の損傷に関しては、キネシオテーピング法の出番です。施術に関して言及がなかったのは少し残念ですが、ともかく改善することが第一です。

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力の入らなかった左脚が上がるように

 「3~4日前から左脚に力が入らない。自転車がこげないし、膝までいたくなった」とMさん(女性 80代)が来店。「脚に力が入らない状態」というのは、どうしたらいいものかと考えながら、よく話を聞いてみると、「力が入らなくて、上げることができない」。しかも、左鼠径部に痛みがあるとのことです。

 ここまで聞くと、腸骨の前上方変位の可能性があることが分かりました。そこで、うつ伏せ寝の状態で検査したところ、やはり左側の坐骨の前方向への動きに障害が見られ、予測どおりの変位でした。

 Mさんのお年のことを考えて、瞬間強圧矯正(アジャスト)はしないで、関節を滑らせる施術(モビリゼーション)で矯正。そして、大腿四頭筋のストレッチや五枢・居髎ツボなどへの按法、股関節・膝関節への抜法など中心に施術を行ないました。

 施術の後、改善の状態を確かめていただくと、Mさんは、左足を上げて脚を組んでみて「これができるようになった」、また、帰り際には「さっさと歩けるようになった」と嬉しそうに出て行かれました。

 仙腸関節の変位でも、腸骨の後下方変位からくる腰痛で来られる方が圧倒的に多いのですが、前上方変位による脚部の痛みの方はめずらしい。

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足の筋力低下でおこる開帳足

 足の変形のひとつに開帳足があります。足の裏が痛くなる足底筋膜炎や外反母趾の原因になったりします。開帳足は、中足部が柔らかくなり、握ると幅が狭くなるコンニャク足とも呼ばれています。

 開帳足になると、足が疲れやすくなり、踏ん張りがきかず、場合によっては日常生活にも支障が出ることもあります。足が平べったくなり、指の付け根にタコや魚の目ができることも。

 足にはタテのアーチと横のアーチがあり、タテのアーチは歩いたり走ったりするときに踵から指側に体重を移動させるバネの役割を果たします。ヨコのアーチは主に床からの衝撃を和らげる働きをします。アーチを正常に保っているのが、足底靭帯と下腿の筋肉群です。開帳足は、ヨコのアーチが伸びてしまった状態です。

 最大の原因は、運動不足による足の筋肉の低下です。また一日中立ち続けるような、足の疲れやすい仕事をしている人にも好発します。歩くことが少ないと、足底靭帯がゆるくなり伸びきったままになってしまいます。また、きつい靴やゆるすぎる靴などサイズの合わない靴を履くことも原因のひとつになります。 

 足のアーチを強化するためには、爪先立ちの状態で運動する「縄跳び」をするのが最も効果的ですが、継続するにはやや苦痛です。そこで、「爪先立ち」そのものをするカーフレイズというトレーニングをすると、縄跳びと同じ効果が期待できます。タオルの足指によるたぐり寄せや、裸足で床を足指でつかんで歩くようにするトレーニング法もあります。

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侮れない足首の捻挫

 足首の捻挫は、日常生活やスポーツでよくあることですが、足首の捻挫は、そのほとんどが足関節外側の靭帯損傷です。

 損傷の程度によって3段階に分類されています。

 1度は、靭帯に明らかな損傷を伴わないか、微細な断裂を伴うことがある場合です。腫れもほとんどなく、あっても軽度で、靭帯を押さえたり伸ばしたりすると痛みがあります。関節の不安定性を残すことはほとんどありません。

 2度は、靭帯の部分断裂です。腫れて皮下出血を伴うこともあります。靭帯を伸ばすと、強く痛みます。捻挫した直後、立てないことが多く、程度を判断する目安となります。全面的な断裂に比べると軽度ですが、関節に不安定性がでることもあります。

 3度は、靭帯の完全断裂です。強い腫れと皮下出血が生じ、関節が明らかに不安定になります。

 さらに、骨挫傷や骨折を伴う場合もありますので、要注意です。その時は、それなりの痛みがあるでしょうが・・・。

 捻挫をしたら、まず安静、冷却、圧迫、挙上の応急処置を行ない、早めに専門の医療機関を受診してください。1度の段階ですと、キネシオテーピング法などが有効な場合もありますが、素人判断で放置すると、関節の不安定性などの後遺症を残すことがあります。

 カイロプラクティックでは、足関節の距骨の亜脱臼を改善することは可能ですが、残念ながら靭帯の損傷を適切に修復することはできません。

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右脚付け根の痛み改善 経過観察が必要

 「まだ、右脚の付け根から膝にかけて痛みが取れず、歩きにくい」とAさん(70代 女性)が、来店されました。

 Aさんは、9月下旬に、同じ症状で来店されました。これまで股関節には、異常がなかったので、先に仙腸関節を検査したところ、右腸骨の前上方変位を発見、モビリゼーションを施術しました。その日は痛みが改善して帰られたのですが、どうもその後、変位が戻ったようです。

 今日、もう一度仙腸関節を検査したところ、やはり前回と同じように右腸骨が変位していました。そのため、特に念入りにモビリゼーションを行ない、大腿四頭筋にストレッチと滾法、股関節に抜法・旋法・屈法を施術して、仙腸関節の可動性を正常な状態に戻しておきました。

 施術の後、Aさんに様子を聞くと、「歩くのが楽になった」と気持ち良さそうに帰られましたが、あまり強くアジャストできないので、もうしばらく、経過観察が必要なようです。

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仙腸関節の変位が原因で、階段を登るのがつらい

 「一年ほど前から、右脚が上げにくくなって、階段を登るのがつらい」といってKさん(40代 女性)が9月に来られました。整形外科でX線撮影をしたところ、「右骨盤が上方へ傾いて、腰椎も2ヶ所右側に傾いている」との診断だそうです。

 当店で仙腸関節を検査したところ、整形外科での診断どおり、右腸骨が前上方に変位していましたので、矯正を行ない。大腿四頭筋の拘縮を和らげる施術をしました。変位取れましたが、どうもすっきり改善した様子ではありませんでしたので、少し気がかりでした。

 そのKさんが、今日「その後、しばらく調子良かったけど、走ったりすると大腿四頭筋が張ったような感じになる」と再来店されました。

 検査してみると、右腸骨の変位が戻っていて、仙腸関節の可動域に制限ができています。早速、関節を矯正して可動性を取り戻すとともに、大腿四頭筋に合法・揉法・伸法・按法などを施術して、筋肉の緊張をとっておきました。

 施術の後、Kさんに動いて様子を見てもらったとろ「脚が挙げやすくなった」とのことでした。しかし、一年間以上の慢性的症状ですから、フィクセーションを起こさないようにするためには、しばらく時間がかかりそうです。

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外反母趾は足全体の構造のくずれが原因

 外反母趾というと、親指の外側への変形だけに目が向きがちです。しかし真の原因は、足全体の構造のくずれにあります。

 正常な足には、タテとヨコのアーチがあり、着地面との空間を保って適切な重心の配分を行なっています。しかし、40歳をすぎると、足の靭帯や筋肉が衰えてくるようになり、構造の変化がすすむ方が多いといわれています。

 第1中足骨(拇指)・第2中足骨(示指)でつくられているタテのアーチが緩む偏平足、そのために踵が内側に傾く外反足、さら中足骨の間隔がひらく開張足という足全体の構造の崩れが前提にあって、拇指内転筋が作用して第一中足趾節関節が亜脱臼をおこします。

 タテのアーチが緩むと、内側の土踏まずにある足根中足関節あたりに痛みがでるといわれています。親指の爪の変形もあるので、Tさんの場合も疑ってみる必要がありそうです。

 外反母趾の改善の基本は、関節の癒着を緩和するとともに足の筋力を強化して、足のタテとヨコのアーチを取り戻すことです。

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左足土踏まずの痛み 改善

 先週、「仕事をすると左足に痛みが出る」と言って来店されたTさんですが、その日はちょうど仕事が休みだったせいか痛みがなく、検査しても足関節の変位がはっきりしませんでした。

 そこで、仙腸関節を検査したところ、足の動きに影響する左腸骨の前上方変位があったので、矯正しました。Tさんは、「違和感なく歩けるようになった」と喜んでおられました。

 ところが今日、「靴が合わないのか、やっぱり長い間歩くと、左足に痛みが出る」と来店されました。はじめに仙腸関節を再検査して、戻っていた変位を矯正し、臀部から脚を中心に中国整体を施術しました。

 その上で、今日は左足に重点をおいてチェックしてみました。Tさんの話を聞いて、触診してみると、土踏まずの内側にトリガーポイントがあるようです。そこで、踵骨・中足骨その他足関節の癒着を除去し、足底筋膜をストレッチする施術を行なったところ、足の痛みが和らいだようです。Tさんは「来たときのニガるような痛みがなくなった」と帰られました。

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足首の痛みは、腸骨の前上方変位が原因の場合も

 「2ヶ月ほど前から、仕事で歩き疲れると左足首に痛みがでる」と五月が丘のTさんが来店されました。「捻挫などの外傷を負った覚えはない」と言うことです。

 まず、足の関節を検査しましたが、特に変位はありませんでした。そこで体幹部の状況をみるべく、仙腸関節を検査してみると、左腸骨が前上方・内方変位、仙骨が右斜めに変位していることが分かりました。中でも、腸骨の前上方変位が足首に負担をかけている元凶だと考えられます。早速、関節の変位を矯正して、中国整体で脚後面と前面の筋肉を調整、さらに関節の可動性を促す施術を行ないました。

 施術の後、試しに歩いていただいたところ、Tさんは「歩くとき、今まで感じていた違和感がなくなった」と喜んでおられました。しかし、来店されたときには、足首に痛みがない状態だったので、改善の結果がすぐに分かりません。日常生活や仕事をしながら、しばらく様子をみていただくことにしました。

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