気になる肩の高さの左右差
「長時間自動車を運転したり、坐り続けたりすると、腰が痛くなるけど、左肩が下がっていて、姿勢がゆがんでいるのが原因かもしれない」と、Kさん(男性 30代)が来店されました。少年期に側弯症の診断を受けたこともないということです。また、来店時には、腰の痛みやその他の症状などは、ありませんでした。
早速姿勢の状態を調べてみると、右肩の肩鎖関節が盛り上がって、右側だけ、いわゆる「いかり肩」体型になっています。肩の傾斜角度の左右差が10度以上です。念のため前屈姿勢の側弯検査、および胸鎖関節・肩鎖関節の位置をチェックしましたが、はっきりとした左右差はありませんでした。ところが、仙腸関節の検査をすると、腸骨が後下方に変位して、仙骨が左側へ傾いていることが分かりました。
そこで、上部胸椎椎間関節と仙腸関節の矯正するとともに、脊柱の不整列を整える施術を行ない、脊柱起立筋、多裂筋・回旋筋などの脊柱深筋群の緊張をゆるめました。さらに肩甲胸郭関節をストレッチして、同時に胸鎖・肩鎖関節の可動性を高める施術を行ないました。
施術後、肩の傾きを測定してみると、左右差は5度程度に治まっていました。しかし、身体の傾きは微妙ですので、しばらく時間を置いて、何度か施術と計測を続けてみなければ、改善したかどうか、断言することはできません。しかも、Kさんの場合、来店時に痛みなどの症状がなかったので、ますます実感しにくいのではないかと思います。
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