肘の外側に強い痛み-離断性骨軟骨炎
少年期に起こる野球肘には、主に内側型、外側型がありますが、肘の外側(母指側)に強い痛みでるものに「離断性骨軟骨炎」があります。投球による微少外力の蓄積によって、上腕骨小頭軟骨が壊死し、剥がれてくる病気です。発症頻度は少ないものの、長期間の投球動作の中止が求められることになります。
進行によって、透亮期、分離期、遊離期に分けられます。透亮期は軟骨に壊死巣ができている状態で、投球時に痛みますが、止めると楽になります。分離期は、骨軟骨に分離線が現れる、あるいは分離しても正常な形を保っている状態、投球時に痛みが出るとともに、肘の曲げ伸ばしがしにくくなります。遊離期は、分離した骨軟骨片が変形した状態で、関節の間に挟まって、肘が動かなくなったり、強い痛みが出たりすることがあります。
病期の初期段階では、6~8ヶ月間投球動作を止めることで、自然治癒することもあるようです。休止期間を過ぎても改善しない場合、競技への復帰を急ぐ場合、分離期・遊離期にまで進んでいる段階では、手術が検討されるようです。
いずれにしても、スポーツ専門の医療機関への受診をお勧めします。残念ながら、民間療法では、炎症を静めて当面の痛みを改善する手助けはできるかもしれませんが、骨や関節の変形には対処することはできません。
付け加えると、野球肘の場合、投球フォームの問題を指摘されることがあるようです。体幹の捻りや体重移動を十分行なっていない、いわゆる「手投げ」動作になっていないか、痛みを感じたことがある人は、これまでのフォームをチェックしてみる必要があるかもしれません。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)


最近のコメント