スポーツ障害

突然の痛み 左脚ハムストリングスの肉離れ

 レジスタンストレーニングの終盤で、いつものようにハング・クリーンをしていると、最終セット、残すところ後2レップというところで、身体を伸展させたとき、左側の太股の裏側にポキッと音がしたような、不快な感覚がありました。さらに動作を反復しようと試みましたが、痛くてできません。

 これは、どうも肉離れを起こしたようです。ハムストリングスの内側、奥の方に音を感じたので、半膜様筋を損傷した可能性があります。但し、幸い(?)なことに、プログラムの最後のジャンプ・スクワットは、まったく痛みを感じずに、行なうことができましたし、今のところ、歩いたときに、ハムストリングスを収縮させると、少し痛みが出る程度ですから、Ⅰ度の軽症なのではと思っています。

 肉離れは、医学的には、筋断裂、筋膜断裂、筋損傷と呼ばれています。筋肉が傷ついて炎症を起こしているので、圧したり、揉んだりしないで、まず第一に、RICEの処置を行なうことが必要とされています。そのため、トレーニング後、ハムストリングスの痛みのある部分に、冷水シャワーを当てて冷やし、キネシオテーピングをして、さらに冷湿布を当てておきました。

 それにしても、いつもと同じようにプログラムをこなしていたのに、なぜ負傷することになったのでしょうか。スポーツ障害に詳しい『スポーツの鉄人に聞け!』のページ、「肉ばなれ Muscle strain (メディカル編)」によると、肉離れは、スポーツ活動中に発生しやすい症状で、筋肉の柔軟性やバランスに問題がある場合に起こりやすいと述べられていますが、しかし、「いつ起こるか分からない」と言っている肉離れ専門のサイトもあるくらいですから、事前に予測して、対策を講じることは難しいのでしょう。

 『鉄人に聞け」には、48時間程度のRICE処置の後、リハビリとして「受傷後1週間以内に局所の疼痛が軽減して歩行が可能になれば」にはじまり、「受傷後3週間くらいで圧痛がなくなれば」とか、さらには「完治までの期間は、スポーツをしても違和感がなくなるまでに最低でも6ヵ月くらい・・・」とありますが、これはかなり重症の場合を想定しているようです。

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ハムストリングスに痛み・・・軽度の肉離れ

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肘の外側に強い痛み-離断性骨軟骨炎

 少年期に起こる野球肘には、主に内側型、外側型がありますが、肘の外側(母指側)に強い痛みでるものに「離断性骨軟骨炎」があります。投球による微少外力の蓄積によって、上腕骨小頭軟骨が壊死し、剥がれてくる病気です。発症頻度は少ないものの、長期間の投球動作の中止が求められることになります。

 進行によって、透亮期、分離期、遊離期に分けられます。透亮期は軟骨に壊死巣ができている状態で、投球時に痛みますが、止めると楽になります。分離期は、骨軟骨に分離線が現れる、あるいは分離しても正常な形を保っている状態、投球時に痛みが出るとともに、肘の曲げ伸ばしがしにくくなります。遊離期は、分離した骨軟骨片が変形した状態で、関節の間に挟まって、肘が動かなくなったり、強い痛みが出たりすることがあります。

 病期の初期段階では、6~8ヶ月間投球動作を止めることで、自然治癒することもあるようです。休止期間を過ぎても改善しない場合、競技への復帰を急ぐ場合、分離期・遊離期にまで進んでいる段階では、手術が検討されるようです。

 いずれにしても、スポーツ専門の医療機関への受診をお勧めします。残念ながら、民間療法では、炎症を静めて当面の痛みを改善する手助けはできるかもしれませんが、骨や関節の変形には対処することはできません。

 付け加えると、野球肘の場合、投球フォームの問題を指摘されることがあるようです。体幹の捻りや体重移動を十分行なっていない、いわゆる「手投げ」動作になっていないか、痛みを感じたことがある人は、これまでのフォームをチェックしてみる必要があるかもしれません。

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右大腿四頭筋打撲で、膝がガクガクして歩きにくくなる

 バーベルを右大腿部に落としてしまいました。昨日、パワープレスをしていたときです。プログラムでは一番最初に予定していたのですが、フリーウェイトのスペースが空いてなかったので、メイン以外のトレーニングの後で、行なうことになってしまいました。

 ウォーミングアップのセットを行なって、最後に本番のプレスです。ちょっとしんどかったのですが、何とか挙げて、さらにいつもの自己流レストポーズ法を行なおうとしました。ところがバーベルが肩まで十分に挙がりません。ついに姿勢を制御できなくなって後退、バーベルを落としてしまいました。その時、ベーベルが右側の太股にあたったようです。

 打撲傷です。幸いにも、内出血するほどではありませんでしたが、安静にしていても少し痛みます。歩くと膝がガクガクしてしまいます。特に階段を降りるのが辛い。いかに大腿四頭筋が、膝関節をガッチリ支えているか、身をもって体験。打ち身でこんな状態になるとは、思いもしませんでした。

 キネシオテープを貼付したので、今日は、痛みはかなり軽くなりましたが、動かすとまだ違和感がありますし、太股を前から押すと痛みます。それに依然として歩きにくい。昨日は流れからとはいえ、どうも事前に筋肉を疲れさせすぎたようです。決断が難しいところですが、いつもより調子悪いと感じたときには、無理をしないのが一番です。

 そもそも、バーベルを肩まで挙上するのに全身の力とタイミングが求められる、パワープレスにレストポーズ法を取り入れることそのものが、無理があって危険なのかもしれません。今後どうするか、よく検討してみようと思います。

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スポーツ心臓は競技能力を高める健康的変化

 スポーツ心臓は、安静にしたときに心臓の肥大と脈拍が少なくなる徐脈がみられる状態をいいます。心臓に溜められる血液の量が多くなるため、運動時には脈拍が増加して、血液が全身に押し出され、酸素供給量を増やして、競技能力を高めることになります。

 1960年代までは、病的な変化ではないかとの見方もありましたが、70年代には、心エコーなど検査方法が進歩して、健康的な変化であることに見解が統一されたようです。脈拍数の低下が特徴で、一般の人は60~70回/分、スポーツ選手は60回/分以下、あるいは40~50回/分と言われています。

 スポーツ心臓には、高校生以上、耐久競技選手に多い、数年以上のトレーニング継続などが成立条件として挙げられています。さらに、トレーニングを止めて一年以内に、もとの状態の戻ることが特徴ということです。ですから、若いころスポーツをしていたから、心臓が大きいということにはならないそうで、その場合は、心臓に何らかの病気があることが疑われるようです。

 実は、私も健康診断で、徐脈を指摘されることがよくあります。改めて測ってみると52~55回/分でした。「スポーツをしています」と担当医に説明すると、納得してもらえます。やっているのは、耐久競技といわれるほどの運動ではなく、せいぜい10~30分程度の有酸素運動をしているだけなのですが、それでもある程度、心肺機能は鍛えられるようです。

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ちょっとした油断・・・鉄製留め具を思いっきり肘打ち

 昨日、トレーニングプログラムを終えて少し時間があったので、気分転換のためにパンチングと肘打ち、膝蹴りの練習をして遊んでしまいました。それが、本来そういうものに使うのではない、レッグレイジングマシーンのパットを標的にした、言わば邪道の使い方です。

 あまり本気でやると器械が傷まないだろうかと、ちょっと心配しながらも、それでも暇があるときには、これまでも、ときどき行なっていました。ところが、昨日は肘打ちを上から下へ、下から上へと繰り出していった時、左肘が少し外側に逸れてしまいました。

 打ったとたん、左肘に強い痛みとシビレが走るではありませんか。パットの端の部分に、留め具の鉄製ワッシャーがあったようです。そこを思いっきり打ってしましました。パットの中央部を打っていれば、こんなことになることはないのですが。器械よりも、先に自分を痛めてしまいました。

 当初のシビレを伴う強い痛みは、しばらくするとなくなりましたが、左肘を屈曲・伸展するときに感じる痛みが残りました。しかも、打撲した肘の外側部分に圧痛があって、角度によっては、腕に力が入りません。そこで、トリガーポイントを刺激して、キネシオテープを貼り、右手をフルに活用することで、お客様に迷惑がかからないよう、何とか仕事をこなしました。

 今朝まで、まだ襟元のボタンを留める動作ができませんでしたが、昼過ぎには首まで手を持っていくことができるようになりました。この調子なら、自然治癒に任せておけば、回復まで、そう特別な手立てや時間をかけなくても何とかなりそうです。でも、器具を使うときは、ちょっとした油断がケガにつながることもあるので、気をつけないといけませんね。

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膝を笑わせない山の下り方

 山歩きをしたとき、登りではそうでもないけど、下っていると途中から「膝が笑う」ことがあります。膝がガクガクして、力が入りにくくなる現象です。これもあまり無理を続けると、膝が炎症を起こして、熱が出たり、腫れたりすることもあるようです。

 原因として、膝蓋骨を保持している大腿四頭筋に疲労が蓄積してくると、バランスを維持できなくなって、膝がガクガクするようになるともいわれていますが、しかし、特に長い階段や山道などを下るときによく起こる現象ですので、膝関節への過大なストレスの方が大きな割合を占めるのではないかと思います。

 『信州山学クラブHomePage』に掲載されている「中高年者の安全登山の方法(技術)」に、膝が笑う状態にならないための「下り坂の歩き方」が紹介されています。

 急な下り道を歩くときには、姿勢は、腰を伸ばしてすっきりと立ち、登りより若干前傾を少なくして、重心を心もち後へ置く。足は腰を支点に、大股にならないようにして、足首を伸ばさずにつま先から着地する。足首と膝を活用して着地のショックを吸収することがポイント。また高低差をとりすぎて、膝を深く折り曲げたりすると、余分な負担をかけてしまうそうです。

 読んでイメージしてみると、スクワットの姿勢に似ています。腰を伸ばして、腰椎の前弯を保ちながら大腿部で前傾させる。膝は大腿が床と平行になる程度に曲げて、膝頭をつま先より前に出さない。スクワットは、大腿四頭筋や臀筋を鍛えるトレーニング種目ですが、正しいフォームで行なえば、膝や腰への無理な負担はほとんどありません。山歩きをする人は、姿勢の矯正と筋肉の強化のために、日常のトレーニングに取り入れたら良いかも。

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「サーブをするときに、右肩に痛み」・・・棘上筋腱板炎の疑い

 「サーブをしたりすると、右肩に痛みがある」と、バレーボールをしているSさん(女性 10代)が来店されました。話を聞くと、「強弱はあるけど、ほとんど毎日休みなく練習をしている」ということです。

 早速、肩の検査をしてみたところ、肩を外転させてもらい、それに逆らって内転方向へ圧すSuprasspainatus Tendnitis Testと、腕を90度が移転させてゆっくりとおろすDrop Arm Signは、陽性でした。烏口突起を圧すSubcrominal Push-Button Sign、そのまま肩を外転させて痛みの消失の有無をみるDawburn's Testでも陽性でした。

 検査をすすめて、前方・後方に肩関節を動かしてみるAnterior/Posterior Drawer's Testを行ってみると、肩左右とも可動制限はありませんでしたので、肩関節の変位はないようです。しかし、やはり烏口突起部分を圧したときには、痛みがありました。

 テストの結果からみると、肩回旋筋腱板炎および肩峰下滑液包炎の合併症が疑われます。しかも、肩回旋筋群の中でも、棘上筋に圧を加えるSuprasspinatus Push Testに、最も強い反応が出ました。

 そこで、肩の自律神経の緊張を和らげるための肩髄節パートと肩関節のポイントへの点法を、次に肩回旋筋群、特に棘上筋にポイントをおいたストリッピングを、さらに肩甲胸郭関節の可動域を拡げて肩関節の拘縮を緩める施術を行ないました。

 本来ならば、肩をしばらく休養させて自然治癒力を働かせることが一番なのですが、明日も練習試合があるということなので、肩回旋筋腱板炎と滑液包炎に対応するキネシオテーピングを添付しておきました。

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疲労骨折って何だろう

 北京オリンピックで活躍した阪神の新井貴浩選手が、腰椎を疲労骨折していたと、報道されていました。第5腰椎の疲労骨折との診断ということです。女子マラソン選手の疲労骨折もよく聞きますが、「疲労骨折」って何でしょう。分かっているようで分かっていなかったので、調べてみました。

 疲労骨折は、転倒、転落、接触などの強い衝撃を受けることでおきる外傷性骨折と違って、スポーツなどをすることによって、骨に対して繰り返し過度の負担が加わることで起こるそうです。下肢に起こることが多く、少しは痛みがあるのでしょうが、歩けないほどの激痛がないので、気づかずにそのまま運動を続けてしまうこと多いようです。

 スポーツを行なうと、骨に振動や力が加わることで小さなヒビ割れが生じます。通常ならば、自然に自己回復し、あるいは超回復することによって骨が丈夫になるのですが、その小さなヒビが回復しないうちに、骨への負荷がかかる運動を繰り返していると、ヒビの数が増えて、結果的に大きなヒビ(骨折)になってしまうといわれています。

 16歳をピークとして、小学校低学年から50代くらいまでの幅広い年代で発症します。陸上、サッカー、バスケットボール、バレーボール、野球などの競技で、脛骨、中足骨、腓骨など下肢に好発。特に陸上、ゴルフでは肋骨に。ウェィトリフティングでは、腰椎に起こりやすいそうです。

 疲労骨折の治療は、大きなヒビ状態の内はギプスなどによる固定ではなく、2~3ヵ月の運動の中止が第一。折れてしまうとギブス固定や手術が必要になるようです。予防は、休息期間を適切に設定することだそうですが、やっぱりやりすぎは良くないですね。何ごとも「過ぎたるは及ばざるが如し」ですが、その調節が難しい。

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ようやく95%改善した手首の痛み

 今年5月20日の『右手首の背屈痛の原因はウェートトレーニングの間違ったフォームに』という記事で、「右手首を背屈すると痛みがあり」、「特に、掌をついて体重をかけると痛」むと書きました。

 痛みそのものは、もっと前から、2月か3月ごろから出はじめたような気がします。右手の背屈動作のときに痛みがあるだけで、シビレはありませんでしたが、その後も一進一退で、一時期は、右掌に体重を乗せて行なう検査ができないなどの支障もありました。

 改善のため、手根骨の状態を検査して調整したり、正中神経などに痛圧刺激点法を行なったり、熱めのシャワーをかけて温熱療法を行なったり、キネシオテーピングをしたり、いろいろ試みてみました。

 日常生活でも、トレーニングの種目、特にアームカールを手首に負担の掛からないものに換え、ウェートも少し減らし、全体的にオフ期間も設定することにしました。仕事の上でも、他の利用価値もあったので、手首や指に負担の少ないツール(ピットイン)を使うようにしました。

 長くかかりましたが、その効果があったのかようやく8月になって、ほとんど痛みが取れてきたようです。今では、右手首の運動時に痛みはありませんし、体重をかけても大丈夫です。しかし、まだ少し違和感が残っていますから、まぁ、95%といったところでしょうか。完全回復まで、もう少し労わってやることにします。

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長引く腸脛靭帯炎の痛み

 「腸脛靭帯の痛みが4ヶ月ほど続いている」と、Mさん(男性 50代)が先日来店されました。話を聞いてみると、痛みが出るまで週3回くらい10~20kmをランニングしていたとのことです。整形外科を受診したところ、「腸脛靭帯炎」と診断されたそうです。

 腸脛靭帯炎は、基本的に使いすぎが原因で起こる、オーバーユース症候群です。走る時間を増やしたりスピードを速くしたりして下肢への負担が増えたとき、疲労の蓄積・休養不足のとき、O脚や関節に不整列があるとき、あるいはランニングフォームやシューズなどが原因で起こります。

 まず、大腿筋膜張筋に按法、腸脛靭帯に推法、ハムストリングスから下腿部にかけて按法を施術して筋肉・靭帯の緊張を取り、さらに腰パートと仙骨パートに痛圧点法を施術して自律神経の調節を行ないました。

 施術しながらMさんに話を聞くと、右股関節の動きがよくないということが分かりました。早速、腸骨を検査すると右側が内方変位していましたので、矯正して股関節に推法を施術しました。ひょっとしたら主原因はこの関節のアライメント(不整列)にあったのかもしれませんが、経過をみなければ判断できないところです。

 最後に、膝の外側側副靭帯と大腿筋膜張筋から腸脛靭帯へかけて、キネシオテープを貼付しました。Mさんに様子を聞いてみると、座った状態での痛みはなくなったとのことでした。しかし、筋肉と靭帯の組織損傷ですから、一回の施術でスカッと改善というわけにはいかないでしょう。ランニングができるようになるまでには、もう少し時間が必要かもしれません。

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