酒の種類で二日酔いの程度が異なる?
ビール、日本酒、焼酎、ウィスキー、ブランデーといった具合に、いろんな種類のお酒ををチャンポンして飲んだときに、悪酔いすることがあるのは、結局目先が変わることで、一種類の酒を飲み続けたときよりも、多くの量のアルコールを飲む結果だと言われます。
ところが、アメリカ・ブラウン大学の研究チームが、酒の種類によって二日酔いの程度が異なることを調査したようです。『WIRED VISION』2009年12月21日付に、「二日酔いの研究:「色が濃い酒は危険」」という記事がありました。
21~35歳の健康な95人を対象に、バーボン、ウォッカ、トニックウォーターを入れたカフェイン抜きのコーヒーを飲ませました。アルコール入りの場合は、呼気中アルコール濃度が平均0.11という酩酊基準を上回るところまで続けました。
二種類のアルコールいづれかを摂取した被験者は、どちらも気分の悪さを訴えたそうですが、頭痛、吐き気、食欲不振、喉の渇きといった二日酔いの程度を示すスコアは、バーボンを摂取した被験者の方が高く出ました。
調査にあたった研究者は、「理由の候補として、毒性化合物(アセトン、アセトアルデヒド、タンニン、フルフラールといった有機分子)が、バーボンにはウォッカの約37倍含まれている」ことを指摘。蒸留酒の場合、「液体が透明なほど、これらの毒性化合物の含有量が少なくなる」と話しているそうです。
「理由の候補」というくらいですから、「毒性化合物」原因説は、まだ推論の段階のようで、バーボンにウォッカの37倍含まれていても、それが健康に影響を及ぼす程度の量なのかということについては、明らかにされていません。
ですから、これはあくまでひとつの調査結果として捉えるべきでしょう。アルコール飲料も旨いものを飲むに越したことはありませんが、特に、アセトアルデヒド分解能力のあまり良くない日本人としては、やはりアルコールの量を気にした方が良いかもしれません。
『WIRED VISION』:「二日酔いの研究:「色が濃い酒は危険」」
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