日本酒は舐めるように飲んでも効果はないか
赤ワインに含まれるポリフェノールが、なぜ身体に良いのかということが明らかにされたようです。『ヘルスデージャパン』のサイトに、「赤ワインの健康効果の機序が明らかに」(2009年6月18日掲載)という、酒飲みの興味を惹く記事がありました。
適量の赤ワインが健康によいことはすでに知られているが、その理由がついに明らかにされた。ワインに含まれる成分の1つ、レスベラトロール(resveratrol)と呼ばれるポリフェノールに疾患予防効果があることは以前からわかっていたが、その体内での作用機序についてはこれまで明確にされていなかった。
「レスベラトロールの利益は極めて幅広く、癌(がん)予防、心臓や脳の損傷からの保護、炎症などの加齢による疾患の軽減、糖尿病および肥満の解消、他にも多数ある」と、研究著者の1人でオーストラリア、クイーンズランド大学生物医科学部准教授のLindsay Brown氏は述べている。今回の研究は、医学誌「Alcoholism: Clinical & Experimental Research(アルコール中毒症:臨床と実験研究)」オンライン版に6月10日掲載された(印刷版は9月号に掲載予定)。
Brown氏によると、レスベラトロールが効果を発揮する機序として以下のことが考えられるという:
・高用量のレスベラトロールは、アポトーシス(プログラムされた細胞死)を増進することにより癌を予防する。
・低用量では、細胞保護を増進し、損傷を減らすことによって心臓の健康状態を改善する。
・活性酸素を体内から除去するのを助け、細胞への血液供給を向上させる。
このほか、消化管および肝臓ではレスベラトロールのほとんどが不活性化されていることから、レスベラトロールが血流内に吸収される機序についても研究中である。同大学のStephen Taylor氏は「興味深いことに、(赤ワインを)すぐに飲み込まずにゆっくりと口腔内の粘膜を通して吸収されると、血中濃度が100倍になることがある」と述べている。
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=1917&Itemid=37
赤ワインのポリフェノールの中でも、レスベラトロールという物質。高用量でアポトーシスを促進し、低用量で心臓の細胞を保護する。血液供給を促進して、活性酸素を体内から除去する。但し、活性化した状態で血流内に取り込むためには、舐めるようにして、口腔粘膜を通す方が良いということですか。
但し、これは、あくまで赤ワインのレスベラトロールのことで、日本酒を飲むとき、「ゆっくりと舌で転がしながら飲んだ方が、アルコールが早めに脳に到達して、気分が良いかもしれない」と期待しても無駄なようです。アルコールの吸収は、小腸>胃>大腸>口腔の順になっていて、口腔や食道粘膜からの吸収はごくわずかしかないらしい。
それにしても、「高用量」、「低用量」とは何のことでしょうか。赤ワインをたくさん飲むことが高用量で、少し飲んだときが低用量と解釈したいところですが、はじめに「適量の赤ワインが健康に良い」と断ってありますから、どうも違うようです。残念、悔しいデス!
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