背中の痛み

同じ「背中の痛み」でも異なる症状

 きょうは、「背中(肩甲骨あたり)が痛い」と訴えて、Yさん(女性 20代)とKさん(男性 30代)の二人の方が、偶然の連鎖の「法則」で来店されました。どちらも、一般的な背中の痛みである肩甲胸郭関節の機能障害とは違う、少し難しい症状でした。

 Yさんは、肩甲骨より少し下になる第11胸椎の右側少し外側に、身体の動きとは無関係に、立っているときや坐っているときに常に鈍い痛みがあるということなので、内臓疾患の可能性も考えられますが、寝た状態で安静にしているときには痛みはないということでした。

 そこで、胸椎を検査してみたところ、側屈変位があったので矯正し、下部胸椎伸法、脊柱起立筋群と内臓への対応も含めた自律神経の緊張を緩和する施術を行ないました。特に、患部あたりの起立筋の緊張が強いようなので、念入りに施術したところ、施術直後には痛みはなくなっていたようです。

 Kさんの場合は、首を回したり曲げたりすると右肩甲骨の内側、第4胸椎の外側あたりが痛みます。胸椎を検査してみると、回旋変位があったので矯正しました。肋骨も後上方に変位していましたのでモビリゼーションを施術。さらに、首から肩にかけて僧帽筋や肩甲挙筋などの緊張を和らげ、自律神経のバランスを回復する施術を行ないました。

 施術の後、様子をたずねたところ、「まだ少し痛みが残っている」ということでした。上部胸椎伸法と肋骨まわしの施術を追加しましたが、残念ながら、もうひとつすっきりしません。どうも単純な肩甲胸郭関節の機能障害とは異なっているようです。しかし、1回の施術でなすべき手は尽くしましたので、自己治癒力を働かせる時間をおいて、様子を見ていただくことにしました。

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姿勢の歪みから起こる脊柱起立筋の膨隆と背中の痛み

 「右側肩甲骨の内側と外側下側の肋骨あたりの筋肉が、いつも張っていてだるく感じる」と、Nさん(男性 30代)がホームページを見て来店されました。問題の箇所を確認するために触診してみると、脊柱起立筋の右肩甲骨下あたりが盛り上がっています。立位で姿勢をチェックしてみると、右肩が左肩に比べて5度ほど傾きが大きいようですが、前傾姿勢では傾きがないので、側弯症ではないようです。

 胸椎の変位によって、椎骨の不整列が起こっている可能性が大きいので、検査をしてみました。すると、まず第12胸椎に側屈変位がみられたので、矯正しました。その直後に姿勢チェックをしてみましたが、まだ改善していませんでした。

 そこで、上部の検査すると、第2胸椎にも側屈変位があったので、矯正するとともに伸法を施術しました。次に脊柱起立筋に弾法・滾法で緊張をほぐし、脊柱に骨格推法・抖法を施術して関節のゆがみを調整しました。さらに胸郭合法を肩部と胸部に施術して、最後に姿勢チェックをすると、左右差がなくなっていました。

 施術の後、Nさんに状態を聞いてみると、「背中の張りは取れました」といいながらも、「これまでマッサージを受けた後、数日は持つのですが、また元に戻る」とのこと。関節矯正によって、元凶と思われる姿勢矯正は行ないましたが、まだ脊柱起立筋の偏りが解消されていませんし、肩甲胸郭関節の可動域も小さいので、その可能性はあります。少し継続した施術が必要なようです。

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肋骨の変位からくる背中の痛み改善

 今日も、偶然の「法則」である「同一症状の連鎖」が起きて、「背中の肩甲骨内側が痛い」とYさん(女性 30代)とKさん(男性 30代)の二人の方が次々来店されました。但し、Yさんは「長時間座っていると背中が痛くなる。首を後に傾けると痛い」、Kさんは「首を左右に傾けると、背中が痛む」と、痛みの出方が少し違いました。

 検査をしてみると、二人とも、胸椎椎間関節の後下方変位に連動した肋骨の後方変位による肩甲胸郭関節の痛みでした。まず、カイロプラクティックで胸椎と肋骨のズレを矯正、脊柱の多裂筋・回旋筋・棘筋などにポイントを絞って緊張をゆるめ、背部伸法で脊柱を伸展しました。

 どちらも首との関係を訴えられるので、首と肩をチェックしたところ、コリを確認。頸部周辺の筋肉を緩める施術をしながら検査すると、下部頸椎が側屈変位していました。そのままで矯正を行ない、さらに伸法・屈法・抜法・揉法・頓法などで筋肉の緊張をほぐしておきました。

 施術の後、痛みの様子を聞いたところ、Yさんも、Kさんもそれぞれ、はじめは「大分良くなったような感じ・・・」と言っておられましたが、肩や首を動かしてみて、「痛みがなくなっている」との返事。スカッと痛みが取れると施術する方も嬉しくなります。

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脊柱起立筋の疲労からくる背中の痛み

 「前かがみで仕事を続けていたら、腰と肩の右側が痛くなった」と、Yさん(70代 男性)が来店。痛むところと具合をよく聞いて、触診してみました。

 肩の痛みは、右側の肩井にかなり硬いシコリがあったので、肩こりが原因のようです。腰の痛む箇所はずっと上の方で、右肋骨の後下部あたりで、腰ではなくて背中です。「首の動きと関連して痛む」ということなので、どうも脊柱起立筋の使い痛み(筋肉疲労)のようです。

 そして関節の検査を行なったところ、下部頚椎に変位があったので矯正しました。念のため、仙腸関節も検査しましたが、やはりここには異常がありませんでした。

 あとは中国整体での筋肉調整と血行促進です。背中には脊柱起立筋群を中心に、按法、推法、滾法、拿法を、肩と首には、揉法、頓法、搬法、推法、合法、拿法などを施術。最後に背部へ、少し強い伸法と旋法を施術しました。

 Yさんは、「やっぱりここに来て、やってもらわにゃぁ、いかんのぉ」と、軽快に帰られました。お客さんの話だけでは、痛みの具合や場所がはっきりしないことがあります。多様な症状の方が来店されますので、主訴を聞くとともに、身体に触れてみてはじめて、正確な状況を把握することができます。

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左回旋したときの背中の痛み 軽くなる

 先週、Nさん(50代 男性)が「重いものを無理な姿勢で持ち上げたのが悪かったのか、背中が痛い」と訴えて来店。そのときは痛みの箇所がまだ漠然としていたので、仙腸関節を中心に検査・矯正を行ない、背柱起立筋の緊張を緩める推法・弾法・拿法などを施術しました。

 そのNさんが再来店され、「前回の施術で少し和らいだが、まだ背中を左側に回したときに、ここにピリッとした痛みが出る」と、左肩甲骨から少し下付近の起立筋を指しました。

 そこで胸椎の検査を慎重に行なってみると、第九番の椎骨が右回旋していることが分かりました。これが一番の原因と考えられたので早速変位を矯正、頓法で脊柱の椎間を拡げるとともに、念入りに棘間靭帯と背柱起立筋をほぐす施術、さらに座位で背部伸展旋法、脊柱伸法を行ないました。

 Nさんは背中を回す背部伸展旋法を施術したときにも、「あまり痛くない」とのことでしたが、施術後、自力で身体を回してもらって改善の具合を確認したところ、「背中がずいぶん軽くなった」とのことでした。

 しかし、完璧な改善とはいかなかったようなので、念のため左背柱起立筋のトリガーポイントを中心に、キネシオテープを貼付しておきました。

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