広背筋の作用とトリガーポイント
広背筋は、背最大の筋肉。第7(8)胸椎、腰椎の棘突起および正中仙骨稜と腸骨稜を起始にして、上腕骨前面の小結節稜を停止に、背中半分を覆い、腕を腰部・骨盤部に結び付けています。腰部では浅線維ですが、腋窩で大円筋とともに厚みのある束になります。
腕を内転・内旋させるとともに、伸展させる作用があります。大円筋がほぼ同じ作用を行い、広背筋のヘルパーとして機能します。この伸展が、肘を曲げた状態で行なわれると、懸垂やオールを漕ぐなど、ものを後下方に引っ張る作用になります。
但し、起始部が広いので、体幹や脊柱に影響を与えます。体幹を側屈させたり、バーぶら下がった状態で腕が固定されているときには、脊柱を伸展させたり、骨盤を前側、外側へ傾けたりする作用もします。
ダンベルロウという背部のトレーニングは、この広背筋と大円筋を主なターゲットにした種目です。ダンベルを垂直に引き上げるのではなく、脇を絞り、腰に向かって引き上げますが、そのときに、広背筋・大円筋による肩の伸展を意識することが大切です。
このようなレジスタンストレーニングの他、日常的な動作としては、雑草を引き抜くような動作、熊手を使うような動作など肩の伸展、身体の前方にハサミなどを固定して使う肩の内転などによって、肩甲骨の少し下方にある広背筋のトリガーポイントが活性化することがあるようです。
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